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「貴船神社」本宮から奥宮までパワースポット12選と見所まとめ

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貴船神社は京都の名所のひとつですが、その魅力を知っていますか?

貴船神社は水の神様を祀っている神社で、水占いや水分けの儀式など、水に関する神秘的な体験ができます。
また、貴船神社の周辺には美しい自然やおいしい料理を楽しめるスポットもたくさんあります。

このブログでは、貴船神社の歴史や見どころ、パワースポット、アクセス方法などを紹介します。貴船神社に行ってみたいと思ったら、ぜひこのブログを読んでくださいね。

目次
  1. 貴船神社の総本社で三大縁結びの一つでもある
  2. 社殿は三社に分かれ参拝の順番でご利益も高くなる
  3. 貴船口駅から歩いて貴船神社以外の見所も満喫!
  4. 「本宮」へと続く階段は燈籠との調和で昼でも夜でも美しい!
  5. 奥宮は貴船神社最大のパワースポット
  6. 「結社」日本でも屈指の縁結びのパワースポット
  7. 夏は貴船川のせせらぎを聴きながら川床での食事を体験
  8. 【七夕笹飾りライトアップ】光で笹と短冊が煌き揺れる風情に心落着く
  9. 【貴船神社】冬の風景!静寂した積雪の神社がライトアップされ美しい
  10. 【貴船神社】秋の風景!ライトアップされた紅葉が美しい燈籠の階段
  11. 貴船神社の詳細情報

貴船神社の総本社で三大縁結びの一つでもある

全国でもパワースポットとして人気の高い貴布禰総本宮「貴船神社(きふねじんじゃ)」は、京都の北側の鞍馬山と貴船山のほぼ中間に位置する左京区鞍馬貴船町に鎮座する旧社格は官幣中社の神社で、鞍馬寺と共に北方を守護しています。

全国にある貴船神社(約450社)の総本社で、御祭神が澄んだ水の神様の「高龗神 (たかおかみのかみ)」であることから地名の貴船(きぶね)ではなく、濁らず(きふね)と呼びます。

キフネは元々は氣生根(きふね)であり、気が生じる根源で万物のエネルギーの源を意味し水神のパワーと共に聖なる気が溢れている水源地なので、「貴船神社」のパワーだけでなく貴船の山や川からも良い気が充満しており、この地に訪れるだけでも心地よさを感じるはずです。

また、「貴船神社」は、島根県の出雲大社や石川県の氣多大社と並ぶ日本三大縁結びの一つとされるため、毎年多くの御縁を求める人々が参拝に訪れる縁結びでも強力なパワースポットです。

社殿は三社に分かれ参拝の順番でご利益も高くなる

社殿は、鴨川につながる貴船川の上流に下から本宮・中宮(結社)・奥宮の三つに分かれ建ち、この三社の参拝を三社詣(さんしゃまいり)と言い、昔からの習わし通り本宮⇒奥宮⇒結社の順番に参拝すれば、よりご利益も高くなり願い事も叶えやすいようです。

本宮から奥社へ向かう川沿いを歩けば、神聖なる気を発する清流と澄んだ空気が清々しく心を癒してくれ、又、道沿いには多くの茶屋や旅館・食事処もあり、休憩を交えてゆっくりと参拝することができます。

そして、ここは結城光流さんの小説を原作としたアニメ「少年陰陽師」の聖地で、聖地巡礼としても沢山のファンが訪れる場所となっています。

主人公の安倍昌浩は、安倍晴明の末の孫にあたり、じい様の晴明に教えをこいながら修行に励む中、毎晩丑の刻に釘を打つ鬼女がでるとの噂を聞いて、向かったのが「貴船神社」で、御祭神の高龗神 (たかおかみのかみ)もよく登場する。

このように、アニメの聖地であったり水の神、氣の発生する根源、縁結びなど多くのパワーをいただける「貴船神社」は、本宮から奥宮までの全てがパワースポットの宝庫になっています。

貴船口駅から歩いて貴船神社以外の見所も満喫!

「貴船神社」へは、叡山電鉄鞍馬線「貴船口駅」で下車後、徒歩約30分程(約2km)です。

「貴船口駅」よりバス(約5分・160円)も出ていますが、天気が良ければ貴船の地の氣と自然を感じながら歩いて行くのがベストです。

「貴船神社」へと続く貴船川沿いを歩けば、川のせせらぎも聞け梶取社や蛍岩・烏帽子岩などの名所も観賞できます。

 

マイカーの場合、本宮10台・奥宮15台と駐車場(2時間500円)が少なく、土日・祝日などは特に空きがないので地下鉄・JR・市バスを使うほうが良いと思います。

宿泊も兼ねてであれば、近隣の貴船ふじや・ひろや・ひろ文さんなどの旅館に駐車して参拝もできます。

第一ノ鳥居のそばの「梶取社」には人生の梶を取る神が祀られている

おすすめ開運スポット!

貴船口駅の手前の川には梶取橋が架かっていて、橋の入口側には貴船の入口を示す第一ノ鳥居が立ち、「梶取社(かじとりしゃ)」が鎮座します。

梶取社は、貴船神社の末社で玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗った黄色の船を上手に操ったとされる、梶取大神である宇賀魂命(うがのみたまのみこと)が祀られています。

航海安全の神、人生の梶を取る神、人生進路を守る神として崇められ、今では車のハンドルを操作する神として交通安全や旅の安全の神としても信仰されています。

和泉式部がこの光景を見て名歌を残したとされる「蛍岩」

見所スポット!

貴船口駅から貴船神社方向の上流へ向かって、100m程歩いた右側に「蛍岩(ほたるいわ)」が見えます。

ここ蛍岩周辺は、蛍の観賞ができる名所で、毎年、6月下旬から「貴船の水まつり」がある7月7日頃までが見所となっています。

また、女流歌人・和泉式部が不仲となった夫のことを悩み「貴船神社」に夜参の際、蛍岩に飛んでいる蛍をみて詠んだされる和歌が残されています。

「もの思へば 沢の蛍もわが身より あくがれ出づる 魂(たま)かとぞみる」(和泉式部

この歌を訳せば、こんな感じなんでしょう。

「不仲となった夫のことを悩みながら、沢の蛍を見ていると、ふと一匹の蛍が自分の中からさまよい出て行ったような気がする、今出て行ったのは、はかない蛍の光ではなく自分の魂ではなかったのかと思う。」

夫との事で悩み苦しみ、魂の抜け殻となった我が身を詠んだ切ない歌です。

<結社に建つ和泉式部の歌碑(この歌が刻まれている)>

そして、和泉式部の歌に対し貴船の神の高龗神が本殿より歌を返したと伝えられています。
そのがこの歌です。

「おく山に たぎりて落つる滝つ瀬の 玉ちるばかり ものな思ひそ」
                          (貴船
明神)

「奥山のしぶきをあげ飛び散る滝の水玉ように、そんなに深く思いつめることはなさらぬな」と言われたという。
その後、夫婦のよりが戻り復縁された。

このように、人と神との交流が伝説となるほど貴船神社は、身近に神を感じる神社なのです。

「本宮」へと続く階段は燈籠との調和で昼でも夜でも美しい!

本宮は諸願成就の開運スポット!

「貴船神社」は、昔は貴布禰や木船・黄船と書かれていましたが、明治4年に改称され貴船となりました。

初めの貴船神社は、今の奥宮を指しており現在の場所が本社になったのは、第七十代後冷泉天皇が天喜三年(1055年)に奥宮から遷座したものだといわれています。

御創建は不詳ながら、社伝によれば第十八代反正(はんぜい)天皇(406~410年)の時代に創建され、天武天皇白鳳6年(677年)に社殿を作り変えた記録があり、1300年以上前と御創建はかなり古い。

起源においては、第十八代反正天皇の時代に神武天皇の母の玉依姫命(たまよりひめのみこと)が、黄船(黄色の船)に乗ってたどり着いた地に水の神をお祀りした伝説にまでさかのぼる。

社殿はあるものの貴船山全体が御神体あり、貴船川の川上の神と言われるように主祭神の「高龗神 (たかおかみのかみ)」は水の神様で、雨乞いと雨止みが特に霊験あらたかとされています。

貴船山の雨乞の滝で行われていた「雨乞の儀」

見所スポット!

祈願では、祈雨の際には雨雲を表す黒い馬を、祈晴の際には晴天を表す白い馬を、神馬として奉納されたと伝えられています。

本宮には、その由緒と神馬の像が建っている。

祈雨の修法は貴船山の「雨乞の滝」で行われ、本社の北300mのところにあり、その北側200mのところに奥宮がある。

一の滝・二の滝・三の滝と三段に分かれている「雨乞の滝」に、酒を滝に一升ずつ(計3升)流し、鈴や鉦(かね)や太鼓を鳴らして祈願する雨乞の儀が行われていました。

現在の「雨乞の滝」は、草木が生茂り道も閉ざされた禁足地となっています。

明治までは、「雨乞の滝」で祈願が行われていましたが、現在では毎年3月9日に「雨乞祭(あまごいまつり)」として本殿で行われ、適度な雨と農作物が豊かに実る1年の順調な天候を祈願します。

神社で目にする絵馬は貴船神社が発祥の杜

雨乞い雨止み祈願で、生きた馬の奉納が習わしであったが、時には生馬に換えて馬形の板に色を塗った「板立馬(いたたてうま)」を奉納したと平安時代の文献に書かれており、この「板立馬」が現在の絵馬の原型といわれています。

<【貴船神社】絵馬の種類は三種類>
左上:和泉式部の絵馬
右上:水神・竜神様の絵馬
下:雨乞いの黒馬・雨止みの白馬を描いた絵馬

「雨乞祭」に続き、一年間の間に奉納された絵馬のお焚き上げの儀式「古絵馬焼納式」が執り行われます。
雨乞と絵馬との深い関係から、引き続き行われる行事です。

御神木の桂!龍が天に昇る姿に似ている

おすすめ開運スポット!

本宮にある「御神木の桂」は、高さ30m樹齢約400年の歴史ある巨木で、根元からいくつもの枝となって天へと伸びて上方では大きく広がり、御神氣がまるで龍が天に昇っていく姿に似ているといわれ、古くから貴船は「氣生嶺」「氣生根」と書かれており御神木が御神徳を表す由縁です。

御神木には、大地のエネルギーが充満した氣を持っているので、手で御神木に触れることで衰えた氣力が回復し、開運へと導いてくれるパワースポットです。

「貴船神社」には、三社の全ての境内に「御神木の桂」がそびえていることから、重要な守護木であることがわかる。

神聖な祭場「天津磐境(あまついわさか)」をイメージした石庭

見所スポット!

昭和の作庭家の第一人者といわれる、故・重森三玲氏が古代人の斎場を感じるままに原始の庭をイメージした石庭で、庭全体が舟形をしており、中央には椿の樹で帆柱を施し、神が降臨する場所となっています。

石組みには、貴船川から産出された美しい名石とされる貴船石が使用され、船は神の神聖な乗り物として、中宮の「天の磐船」や奥宮の「船形石」と並び、貴船には大事な船を表す象徴となっています。

貴船の御神水には不思議なパワーエネルギーが満ちている

おすすめ開運スポット!

全国でも有数の名水で、夏は冷たく冬は暖かさを感じさせる弱アルカリ性の水は、これまで一度も枯れたことがないといわれています。

そして不思議にも、3年以上前の組み置きの水を検査したところ、腐っておらず雑菌や変色もなく良質の水であったとの結果がでており、氣生根の大地の満ちた氣が水に入り御神水となっていることがわかります。

御神水には、特殊なメンタル波動があるようで、眼病や婦人病などにも力があるいわれる評判の名水のため、全国からも御神水を目当てに訪れる人も多い。

御神水の横には、水五訓(みずごくん)が書かれた看板があり、水になぞって自らへの教訓が書かれています。
黒田官兵衛(黒田如水)が、残したものであるという説もあります。

水五訓

①自ら活動して他を動かしむるは水なり
②障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
③常に己の進路を求めて止まざるは水なり
④自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり

⑤洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)たる鏡となりたえるも其(その)性を失はざるは水なり

貴船のパワーエネルギーの入った御神水は無料なので、是非持ち帰ってご自身やご家族の健康水にしてみてはいかがでしょうか。

持ち帰りの場合、オリジナルの御神水容器300円(1本/600ml)を神社で購入することができます。

当ると人気の水占みくじ

おすすめ開運スポット!

「貴船神社」に来たら、よく当ると言われる女性に大人気の運試し「水占みくじ」をやって見ましょう。

ここは水の神様なので、運勢も水で表します。

社務所で、文字のない水占みくじを200円で授与してもらい、水占斎場(みずうらゆにわ:上の写真)の霊泉に浮かべます。

すると真っ白だった紙に文字が浮かび上がってきます。

水の神からあなたへ、願望や恋愛・病気など10項目の占いと真中の丸の中に吉や凶など運勢が告げられます。

神聖な水の神のお言葉ですので、よく読んで悩み事の参考にされると良いのではないでしょうか。

奥宮は貴船神社最大のパワースポット

当初の貴布禰神社は、現在の「貴船神社」の奥宮のことを称し、今の本宮になったのは七十代の後冷泉天皇の天喜三年(1055年)に、奥宮より遍座したものだといわれています。

奥宮へ向かう大杉並木の手前には、朱色の鳥居と思ひ川に架かる思ひ川橋があります。

和泉式部が身を清めた思ひ川

見所スポット!

「思ひ川」は、元は「おものいみがわ」と言われ禊(みそぎ)の川でしたが、平安時代の宮廷の女流歌人であった和泉式部が不仲であった夫(橘道貞)との愛を取り戻すために、奥宮の参拝にあたりこの谷川で手を洗い、口をすすぎ身を清めて恋の成就を祈ったとされたことから「思ひ川」と呼ばれるようになりました。

【和泉 式部(いずみ しきぶ)】
天元元年(978年)頃 – 没年不詳)
幼名:御許丸(おもとまる)
平安時代中期の歌人で中古三十六歌仙・女房三十六歌仙の一人
宮中に仕えた王歌歌人で、親王らの求愛を受けた女性、恋歌の評判が高い
夫:橘道貞(後に破綻) 娘:小式部内侍
父:越前守・大江雅致 母:越中守・平保衡の娘

和泉式部は、恋愛遍歴が多かったようで、恋歌には情熱的な和歌が多くみられる。

溶岩が固まってできた「つつみヶ岩」

見所スポット!

思ひ川を渡ってすぐ左側に見えるのが、貴船名石の「つつみヶ岩」です。

比較的見落としがちになりますが、この「つつみヶ岩」は海底火山が噴火して流れ出した溶岩が枕状の形となり固まったもので、昔は貴船が海底火山だったことを証明するなごりの岩。

ぼこぼこした表面で、高さ4.5m重さが43tと巨大な水成岩は年月と共に紫色に輝き見せる名石となっています。

二つの杉が一つになる「相生の杉」は夫婦円満の御神木

おすすめ開運スポット!

結社から奥社の間にあるのが「相性の杉」(結社から歩いて5分程)。

樹齢千年の御神木は、根っこから二つの杉が一つになる二体一心で根ずいている珍しいものです。
二つの木が仲良く寄り添う姿は、「相生」が「相老」に通じ仲の良い老夫婦に例えられ夫婦円満を表し、また男女の縁のみならず因縁のある二人が固く誓うことで、生涯を通じ仲の良い縁が続くといわれています。

奥宮の本殿周辺は氣のパワー集まる御利益の高い場所

思ひ川橋を渡り大杉の並木道を歩いていくと、鮮やかな朱色の神門「桜門」が見え奥宮はもう間近。

奥宮は、「貴船神社」最大のパワースポットと言われるだけに、並木道周辺にも凛とし空気感が伝わる。

貴船最大の開運スポット!

奥宮の境内は広く、本宮や結社とは緊張感が違い、静寂な雰囲気の中にひんやりとした空気が漂い強いパワーを感じさせる。

主祭神には闇龗神(くらおかみのかみ)を祀っています。

闇龗神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が火の神であった火之迦具土神(ほのかぐづちのかみ)の首をはねたとき、剣の柄に残った血が指の間から流れ落ちて生まれた神様で、古事記では闇淤加美加美(くらおかみのかみ)となっています。

また、日本書紀には高龗神(たかおかみのかみ)名であり、闇は谷、高は山峰で龗は龍神の雨を司る神をさしており、対比する神であるが、実は本社と奥宮の二神は同一の神であるという説もあります。


誰も見ることが許されない本殿の真下の「龍穴」

伝説のスポット!

本殿の真下の地下には、「龍穴」の洞窟があり誰も見ることは許されてはいません。

伝説によれば、文久年間に本殿修理中に大工があやまってノミを落としたところ、突然風が吹きだしノミを空中へと巻き上げたといわれており、その後、この大工は亡くなったといわれる。

本宮の修復時には、隣の権地に宮を移し龍穴には板をはめて、誰も見ることができないようにするそうです。

風水で龍穴は、大地の気が集まっている場所をさし、一番高い山の太祖山(たいそざん)から龍脈(りゅうみゃく)へ流れた大地の気が龍穴で噴出します。

龍脈とは山脈であり、なだらかな一直線上のものよりも、でこぼこのうねりのある所の方がパワーがあり、川のように大きな山から小さな山々へ自然に流れて地にたどり着くようなもので、気でも同じように地に落ちた場所が龍穴で大きな力を持つパワースポットです。

古来は、この場が祭祀場として神事が行われていたと思われる。
そのため、奥宮の本殿周辺はパワーのある気が集まっているので、御利益の高い場所となっています。

貴船の龍穴は、大和の室生龍穴と岡山備前の龍穴と共に日本三大龍穴の一つでもあります。

貴船神社は丑の刻参り発祥の地

伝説のスポット!

「丑(うし)の刻(こく)参り」とは、丑の刻(午前2時前後)に神社にて、∗特別な衣装を身に付け藁人形を怨みの相手とし7日間、鉄槌で五寸釘を心臓に打ち続ける呪いの儀式。

∗丑の刻参りの特別な衣装
白衣を着る・五徳を逆さにしロウソクに火を灯し3本を頭につける・櫛をくわえる(女のみ)・胸に鏡をかける・一本足の高い歯の足駄を履く・五寸釘と鉄槌

http://indoor-mama.cocolog-nifty.com

昔、夫を取られた「宇治の橋姫(はしひめ)」が、妬ましい女を呪い殺すために、生きながら鬼神になることを祈り行った儀式であったとされる。

そして、この橋姫が丑の刻参りに訪れた神社が貴船神社であったことから、丑の刻参りの発祥の地だともいわれています。

しかし、本来の貴船神社の丑の刻参りは、闇龗神(高龗神)が貴船山に降り立った「丑の年、丑の月、丑の日、丑の刻」に心願成就を願う儀式であり、呪いの儀式ではありません。

種類の違う杉と楓がくっついた御神木「連理の杉」

おすすめ開運スポット!

奥宮境内にそびえ立つ、御神木の「連理の杉」

連理と言われる所以は、種類の違う杉と楓がくっついて上えと伸びてまるで夫婦のようである、別々の木が一つになっていることから名付けづけられています。

紅葉シーズンも終わる頃、他のもみじが落葉している中この「連理の杉」の楓だけは美しいもみじを残しており、参詣に訪れた貞明皇后様がそれを見て大変感動したといわれています。

違うものどうし二つが一つなることから、夫婦和合や男女良縁などの御利益のある御神木ですので、じかに手で触れパワーをいただいておきましましょう。

玉依姫命が乗った黄色の船が隠されている「船形石」

おすすめ開運スポット!

「船形石(ふながたいわ)」は、拝殿・本殿正面から見ると左側にあり、船を模した石組みです。

約1、600年前に、初代神武天皇の皇母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が水源を求め、黄色い船に乗って大阪湾から今の奥宮の地にたどり着き「黄船の宮」として水神様を祀るため社殿を建立しました。

黄船が、貴船神社名の由来でもあり起源だとも伝えられる。

そして、乗ってきた黄色の船は人目に触れぬように石で囲んで隠しました。
それが、この「船形石」です。

謎も多く、宇宙から来たUFOが隠されているのではないかという噂もあるようです。

長さ約10m・約幅4m・高さ約2m・外周約24mの「船形石」は、昔より船乗り達から航海安全を守護する神の「船玉神」として厚く信仰されているため、交通安全や航海安全・旅行のお守りとして小石を持ち帰る人が多いようです。

奥宮内末社(三社)

おすすめ開運スポット!

【日吉社(ひよししゃ)】 御祭神:大山咋神(おおやまくいのかみ)
・山の地主神であり農耕を司る神様

【吸葛社(すいかずらしゃ)】 御祭神:味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)
・農耕と雷の霊力を合わせた神様

【鈴市社(すずいちしゃ)】 御祭神:姫踏鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)
・神武天皇の皇后

こちらの三社も、しっかり参拝しておきましょう。

「結社」日本でも屈指の縁結びのパワースポット

縁結び開運スポット!

貴船神社の中でも、縁結びで知られる女性に人気の高い「結社(ゆいのやしろ)」は、本社と奥宮の中間に位置しすることから中宮(なかみや)とも言われます。

結社には、御祭神の磐長姫命(いわながひめのみこと)が縁結びの神として祀られています。

そびえ立つ林の中の石段を上がって行けば、鮮やかな朱色の鳥居や燈籠が目を引き付ける。

神話によれば、磐長姫命が縁結びの神として信仰されるようになったのは、磐長姫命と妹の木花開耶姫(このはなさくやひめ)の二人の姉妹を父親の大山祇命(おおやまつみのみこと)が天孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に薦めたが、瓊瓊杵尊は磐長姫命をこばみ器量好しの妹の木花開耶姫だけを娶(めと)ったため、磐長姫命は「我長くここにありて縁結びの神として世のため人のために良縁を得させん」とこの地に身を隠し縁結びの神になったとされています。

磐長姫命は、器量の悪さで嫁に行けなかった何とも不運な女性で、こんな辛いことは私だけで十分だと思い、人々が幸せな縁を結ぶ神として身を捧げたけなげな神様です。

心は、綺麗な方だったんですね。

結社の名の由縁は縁結びから来ており、平安時代には貴族から庶民まで大勢の人々が、縁結びの御利益を頂戴するため参詣されていたいわれています。

今では、日本でも屈指の縁結びのパワースポットなっており、人と人、男と女のみならず入学や就職などあらゆる御縁に御利益があるため全国からも参拝者が多い。

結び文と結び守り

おすすめ開運スポット!

昔は、境内の草の葉(ススキなど)を結んで恋愛成就を祈願していましたが、今は「結び文」(写真左上200円)を本宮社務所にて授与していただき、裏に願いと名前を書き結社(写真右)にて結び処に奉納します。

願いは、男女の縁・関係する縁のみならず、現在の悩み事を書いても問題ありません。

「結ぶ文」と形が似た「結び守」(写真左下1000円)が人気のお守りとなっています。
色は、ピンクとブルーの2種類がありますので、男女がお互いに持っていると縁も深くなり恋愛成就できるといいます。

「天乃磐船」貴船の象徴である結社の船

見所スポット!

貴船神社には、船との関わりが強く、本宮には「石庭」、奥宮には「船形石」そして中宮には「天乃磐船」と全てに配されています。

船が、神様の乗り物として神聖な物であり、貴船の象徴的な物だからです。

「天乃磐船(あめのいわふね)」は、貴船山から発見された珍しい舟形の石を、結社の御祭神である磐長姫命の御料船として平成8年に結社の境内に奉納されました。

船と人は古くから交通機関の要として利用され、人と人、文化と文化を結ぶ尊いもの、縁を結んでいくもので、全てのえんむすびとの関係性も高い。

夏は貴船川のせせらぎを聴きながら川床での食事を体験

四季折々で違う顔を見せる貴船ですが、特に夏の川床(写真左右下)は、貴船川のせせらぎと清涼感を満喫しながらお料理が楽しめます。

川床料理には、鮎・ごり・鯉を使った活造りや牛しゃぶや地鶏すきやきなど魚・肉とバラエティーにとんだ内容で、川床での食事は夏でしか味わえない最高のもてなしです。

また、6月から9月までは、名物の流しそうめん(写真右上)が堪能できます。

自然の素晴らしい景色の中で食べる料理は、今までの何倍も美味しく感じられと思います。

上記写真は、中宮(結社)に近い「料理旅館 ひろ文」さんです。

【七夕笹飾りライトアップ】光で笹と短冊が煌き揺れる風情に心落着く

七夕笹飾りライトアップは、多くの人が参拝に訪れる貴船神社恒例の夏のイベントです。

夕暮れから夜8時までライトアップされ境内全体が照らし出され、周りの緑、厳かな本殿、風に揺れる笹や短冊に光があたり煌く風情は何とも美しく心を和ませます。

短冊は一枚100円、思い思いの願いを書いて笹に吊るしましょう!

七夕笹飾りライトアップ
開催場所貴船神社 本宮のみ
開催期間7月1日~8月15日
開催時間夕暮れ~20:00(土・日・祝日は21:00迄)

 

【貴船神社】冬の風景!静寂した積雪の神社がライトアップされ美しい

【雪の氣生根 積雪日限定ライトアップ】

開催期間1月1日~2月28日夕暮れから午後8時まで
開催場所貴船神社本宮のみ
★開催は積雪日のみで不特定
★開催は当日の午後3時決定
★開催日のみfacebook・twitterで告知

 

【貴船神社】秋の風景!ライトアップされた紅葉が美しい燈籠の階段

貴船神社の詳細情報

【貴布禰総本宮「貴船神社」】
所在地:〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180
TEL:075-741-2016 FAX:075-741-3596
公式H.P⇒貴船神社

【参拝】
参拝時間:無休6:00~20:00
(御朱印・御守りなどの受付時間は9:00~16:30)
参拝料金:無料

年間主要行事
1月7日若菜神事11:00
2月3日節分祭11:00
3月9日雨乞祭10:00
4月1日春季御更衣祭10:00
6月1日貴船祭〔例祭〕11:00
7月7日貴船の水まつり10:00
7月7日七夕神事13:00
11月1日秋季御更衣祭10:00
12月31日師走の大祓式・除夜祭16:00

 

【アクセス】
JR京都駅→地下鉄烏丸線京都駅→国際会館駅(約20分)→京都バス3番乗り場(52系蔵馬温泉又は貴船口行)→貴船口(約20分)→京都バス乗り換え(33系)→貴船バス停下車(約5分)

マイカー:名神高速道京都南インターより約50分(21.9km)名神高速道京都東インターより約60分(20.4km)
駐車場は本宮10台・奥宮15台(2時間500円)

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<貴船神社の周辺マップ>