「宝くじ」で普通に想像するのは、やっぱり金額の高い「ジャンボ宝くじ」じゃないでしょうか。
今は買っていないという人でも、昔1枚ぐらい購入した経験があるのではないですか?ジャンボ以外にも、宝くじにはまだたくさんの種類があるります。
宝くじは大きく分けるとくじ購入式・数字選択式・スクラッチ式の3つ
どんな種類の宝くじが他にあるかと言いますと、宝くじには、ジャンボ宝くじなどの「くじ購入式宝くじ」、ロトなどの「数字選択式宝くじ」、「スクラッチ宝くじ」と言った3つの種類の物があります。
くじ購入式宝くじ
「くじ購入式」は、全国自治宝くじ・全国通常宝くじ・ブロック宝くじの3つがあります。
【全国自治宝くじ】:ジャンボ宝くじ
全国自治宝くじは、中でもは大型の宝くじで、「ドリームジャンボ宝くじ」「サマージャンボ宝くじ」「年末ジャンボ宝くじ」があり当せん金額も高額です。
【全国通常宝くじ】
全国通常宝くじは、全国自治宝くじの一種で、「オータムジャンボ宝くじ」「グリーンジャンボ宝くじ」「宝くじの日記念宝くじ」などがあります。
オータムジャンボとグリーンジャンボが、どうしてジャンボ宝くじの中に入っていないかと言うと、他の3種類のジャンボ宝くじと異なり、発売枚数が決まっており追加発行が出来ず、売り切れてしまえば発売終了日前でも購入が出来ないためです。
【ブロック宝くじ】
ブロック宝くじは、宝くじの発売ブロックが「東京都」「関東・中部・東北自治」「近畿」「西日本」分けられている宝くじで、4つのブロック毎に発行され、発売時期や賞金体系はそれぞれのブロックや回号によって異なっています。
「春のビッグボーナスくじ」「幸運の女神くじ」「初夢宝くじ」「お年玉スクラッチ」などと言った方が知っている方が多いのかも知れませね。
数字選択式宝くじ
数字選択式宝くじは、自分で数字を選ぶ宝くじでロトには「ロト7」「ロト6」「ミニロト」の3種類があり、ナンバーズは、3ケタを選ぶ「ナンバーズ3」と4ケタを選ぶ「ナンバーズ4」の2種類があります。
【ロト7】
1~37の37個の数字の中から、異なる7個の数字を選ぶ。(1口300円)
毎日購入可能で、抽せんは毎週金曜日に行われ、1等の当せん金は最高4億円。(理論値)
【ロト6】
1~43の43個の数字の中から、異なる6個の数字を選ぶ。(1口200円)
毎日購入可能で、抽せんは毎週月・木曜日に行われ、1等の当せん金は最高2億円。(理論値は、約1億円)
【ミニロト】
1〜31の31個の数字の中から、異なる5個の数字を選ぶ。(1口200円)
毎日購入可能で、抽せんは毎週火曜日に行われ、1等の当せん金は約1,000万円。(理論値)
【ナンバーズ3】
000から999までの中から好きな3ケタの数字と申込タイプを選ぶ。(1口200円)
毎日購入可能で、抽せんは毎週 月・火・水・木・金曜日の週5日。
ストレートの当せん金は約10万円(理論値約9万円)。
【ナンバーズ4】
0000から9999までの中から好きな4ケタの数字と申込タイプを選ぶ。(1口200円)
毎日購入可能で、抽せんは毎週 月・火・水・木・金曜日の週5日。
ストレートの当せん金は約100万円(理論値約90万円)。
スクラッチ式宝くじ
スクラッチ式宝くじは、その場で削って当たり!はずれ!がわかる宝くじです。
元々は、1984年にインスタントくじという名称の宝くじとして発売されており、2001年6月から現在の名称スクラッチくじに改められました。
ラッキー3(さん)・トリプルマッチ・ストリームマッチ・ラッキー迷路・トライアングルチャンス・ペアマッチ、タテ・ヨコ・ナナメなど数多くのスクラッチゲームがあります。
その他、デザインに季節的なイベントを取り入れた種類も販売されています。
スクラッチ式宝くじの良さは、宝くじ販売店で気軽に購入できて、その場で当選がすぐ確認できるところです。
原則毎日発売で、1等当せん金額は回号毎に異なり5~5,000万円です。
宝くじで1番人気の年末ジャンボ宝くじ!
1年間で発売されるジャンボ宝くじの中で、最も販売枚数を誇るのは「年末ジャンボ宝くじ」です。
その年、最後の運試しということでやはり夢にかけてみたいのが現実です。
さて、このジャンボ宝くじは「全国自治宝くじ」なので、名前の通り日本全国で発売されるものです。
現在のジャンボ宝くじの当選金は、一等が5億円で前後賞1億円を合わせると、最高当選金額は何と7億円になるということで、当選金額の高さからも人気のある宝くじです。
ちなみに平成22年度のジャンボ宝くじの販売実績額は4.440億円で、1枚が300円で販売されているので、枚数に換算すると約14億6.600万枚となり、ジャンボ宝くじの人気の高さを実感させます。
ジャンボ宝くじは、時期ごとに法律改正などに伴って当選金額が高くなっており、この当選金額の増加が益々ジャンボ宝くじの人気を高くしているわけです。
近年、このジャンボ宝くじ人気にあやかり金融機関が「ジャンボ宝くじ付き定期預金」などを販売したりして話題を集めています。
入金が多いほど、宝くじの枚数も多くなり多くの高額当選者も出ているようです。
宝くじ当せんは夢、外れても定期預金の利息は少からず付きますので、夢を見て預金をするかは自分次第といったところです。
ロト7・ロト6のキャリアオーバーとは?
宝くじの中で、数字選択方式の宝くじの「ロト7」と「ロト6」にはキャリーオーバーという制度があります。
キャリーオーバーとは、数ある数字選択方式宝くじの中で「ロト7」と「ロト6」だけに適用されるもので、当選者がいない等級の当せん金が次回に持ち越される制度です。
つまり、1等の当選者がいなかった場合、その金額が次回に持ち越されることになり、ロト7は最高10億円、ロト6は最高6億円もの当選が可能性な宝くじです。
そのため、高額のキャリーオーバーが発生している時などには、ニュースで取り上げられることもあるのでかなりの購入者が殺到する回もあります。
ロト7は一口300円,ロト6は一口200円で購入でき,好きな数字を組み合わせるだけなので難しくなくなく、何口でも購入できるのが魅力で初めての人でも買いやすいというメリットがあります。
また、通常の宝くじと違って、宝くじの販売窓口以外でもインターネットや指定の金融機関のATMでも購入することができます。
ロトは、くじ購入式と違い良く当っている売場などに行って購入する必要がないので、全国どこでも誰にでも同じようにチャンスが与えられています。
好きな数字を7個選ぶ「ロト7」6個選ぶ「ロト6」選ぶだけで億万長者も夢ではない、チャンスを秘めたロト。
一度、あなたの第六感を働かせて挑戦してみてはいかがですか!
そうだったのか!宝くじの仕組み
普段、何気なく購入する宝くじの当選はとても気になるものの、その宝くじがどのような仕組みであなたの手元に届くか考えた事はないと思います。
その仕組みがどうなっているのか、ちょっと気になりませんか。
宝くじの正式名称は「当せん金付証票」で、法令では「当選」ではなく「当せん」となります。
宝くじは、江戸時代に神社やお寺の修復費用に集めた富籤(とみくじ)が始まりとされていますが、今のような公営のギャンブルとして国から認定を受けたのは、「当せん金付証票法」が制定された昭和28年(1948年)です。
宝くじの発売元は「地方自治体」となり、この地方自治体が宝くじの発売などの事務を銀行に委託する方式となりました。
銀行側は、事務を委託され地方自治体の決められた発売計画に従い、宝くじ券の図柄選定や印刷・宣伝・宝くじの販売・抽選・当選番号の発表・当選金の支払いなどの業務を行っています。
宝くじの販売元は地方自治体であって、一般の個人や会社などが発売する事は当然の事ながら禁止されています。
宝くじ売上金の使い道は?
宝くじの巨額な売上金はどのように使用されているのかちょっと気になりませんか?
売上金の使い道は、大きく4つに振り分けられます。
平成27年度の例
①販売実績額は9,154億円で、その内の約40%(3,639億円)が、全国都道府県及び20指定都市に収められ、高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修など使用されています。
②1.2%(114億円)が宝くじの社会貢献性をアピールする社会貢献広報費。
③最も高い47(4,303億円)が当選金として当選者に支払われます。
④残りの12%(1,098億円)印刷や売りさばき手数料です。
宝くじは、地方自治体の財政資金の調達に資する目的で実施されているので、掛かった経費や財源を差し引いて残った金額を当選した人達に分配しています。
このように、社会貢献費として売上金は使用されていますので、例え当選しなくても社会貢献に役立つお金であったと思えば、気持ちも晴れやかで納得できるのではないでしょうか。
意外と知らない宝くじの換金方法!
いつも宝くじは買っているという人でも、当らないことには当せん金の受け取りはしないので、換金方法は比較的知らない人の方が多いと思います。
しかし、誰が当るかわからないのが宝くじです。
よく買われている人なら知っおいたほうが良い知識で、もしも当選した時に困ることなく、当せん金を受け取ることができますので覚えておきましょう!
宝くじの当選番号案内はこちら⇒みずほ銀行
換金には有効期限がある!
宝くじは、当選したら何時でも換金できるわけではありません。支払い期限が決まっていますので、忘れずに行わないとせっかくの大金がパーになってしまうことになります。
宝くじの支払い期限は、当せん金額に関係なく支払い開始日から1年以内です。
スクラッチは、券面に記載された期間が支払期限ですので注意が必要です。
また、ATMやインターネットで購入した数字選択式宝くじは、当選した場合、当せん金は宝くじを購入された口座に振り込まれるので現金では受け取れません。
しかし、換金開始後に口座に振り込まれるため、換金忘れがなく面倒な手続がいらないといったメリットがあります。
当せん金の受け取り方法
宝くじは、当せん金額によって受け取り方法が違うので覚えておきましょう。
1万円以下の当せん金の場合
1万円以下の場合は、特別な書類も必要なく当せん金が受け取れます。
【受け取り場所】
★全国の宝くじ売り場
★全国の受託銀行等の窓口
ビンゴ5、ロト7、ロト6、ミニロト、ナンバーズなどの数字選択式宝くじは、専用の端末機がある数字選択式宝くじ取り扱い売り場でしか受け取ることができません。
1万円を越える当せん金の場合
1当せん金が1万円を超える場合は、全国の受託銀行等の窓口での受け取りとなります。
ただし、5万円マークの売り場であれば、5万円以下なら当せん金を受け取れます。
50万円を以上の当せん金の場合
【当せん金50万円以上】
1当せん金あたりの金額が50万円以上の場合は、受け取りは全国の受託銀行等の窓口で、この際、本人確認ができる書類が必要です。
本人確認ができる書類とは、運転免許証、健康保険証などですが、顔写真のない本人確認書類の場合、種類の異なる他の本人確認書類や、公共料金の領収書等を追加で提示する必要があります。
【当せん金100万円越え】
1当せん金あたりの金額が100万円以上の場合は、受け取りは全国の受託銀行等の窓口で、この際、本人確認ができる書類が必要です。
本人確認ができる書類とは、運転免許証、健康保険証などですが、顔写真のない本人確認書類の場合、種類の異なる他の本人確認書類や、公共料金の領収書等を追加で提示する必要があります。
また、100万円を越えると印鑑が必要になります。
尚、受け取りも手続きの都合上、その場ではなく1週間程度かかりますので、当せん金の使用予定を考えている人はこの期間を把握しておく必要があります。
やっと当った高額当せん金に税金はかかるのか?
結論から言いますと宝くじの当せん金には、税金(所得税)はかかりません。
宝くじは、日本の法律である当せん金付証票法の第13条に「当せん金品には、所得税を課さない」と記されていますので、非課税扱いとなり確定申告は必要ありません。
所得税は課せられなくても、宝くじの高額当選で注意したい税金が「贈与税」です。
「贈与税」は、たとえ親子間であっても親の扶養義務を越えるような金額であった場合は、贈与税が課せられます。
子から親・兄弟でも同様です。
贈与税がかからないのは、1年間にもらった財産の合計額が110万円以下の場合です。
グループでお金を出し合い大量の宝くじを購入して、当せん金を分配する方法などもありますが、この場合は当せん金を受け取ることが出来るのは代表者となるため分配されるグループメンバーには贈与税が課せられます。
しかし、対策もあります。
それが委任状で、書面に「グループメンバー全員で購入」し「受け取りが代表者」とする趣旨を明記して全員の署名と捺印することで贈与税がかからなくなります。
もう一つ、税務署対策として「当選証明書」を銀行よりもらっておくことです。
高額な車やマイホーム・土地などを購入した際に、税務署からそのお金の出所について問い合わせがある場合もありますので必ず発行して貰っておきましょう。