【中国】タグの記事一覧|開運に導くおすすめパワースポット最新情報 https://kaiun.website 生まれてから、行動することでおこりえる後天運をより良いものにするため開運(金運・愛情運・仕事運・健康運・人気運) に関する情報をお届けします。 Thu, 31 Aug 2023 21:16:31 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.5 https://kaiun.website/wp-content/uploads/2015/10/cropped-torii2-32x32.jpg 【中国】タグの記事一覧|開運に導くおすすめパワースポット最新情報 https://kaiun.website 32 32 秋の大山「紅葉めぐり」のドライブ!見て欲しい絶景スポット10選 https://kaiun.website/archives/3332 Wed, 14 Nov 2018 05:16:39 +0000 http://kaiun.website/?p=3332

大山は、西日本随一と言われれるブナの原生林があるため秋の紅葉も美しく、この時期になるとの祝日や週末以外でも毎年多くの人が遠くから足を運びます。

モミジやブナなどの木々で絨毯を引いたように赤や黄色に染まり、背景に映る大山や他の山々とのコントラストが素晴らしく絶景の一言です。

中でも、上の写真の「鍵掛峠」から見た大山南壁の風景が最高に美しく、多くの写真家たちが絶賛するスポットです。

他にも、定番スポットを含め、行ってみて素晴らしいと思う紅葉の名所10ヶ所をお伝えします。

大山は見る位置で同じ山とは思えぬほど姿を変える

昔より神おわす山として信仰を集める「大山」は、標高1729mの中国地方最高峰の山で、見る位置により秀麗であったり、また野性的で荒々しい姿など様ような顔が望める珍しい山です。

北側から望む大山は、北壁の高さ400mの岩場が2km程続き荒々しく、紅葉のシーズンにもなると雪も混じりだし黄褐色に染まる山々とのコントラストが美しい。

西側の伯耆町方面から望めば、富士山を彷彿する美しい円錐型を描くため別名を「伯耆富士」とも呼ばれています。

2018年(平成30年)は、開山1300年にあたり年間を通し色んなイベントが開催されています。

大山を北から望む(北壁)

<北壁>
男性的で、人を寄せ付けないそばだった地形から「北壁」の名前で呼ばれています。比高は約400mで、大山連峰の最高峰の剣ヶ峰(1729m)や天狗ケ岳をへて三鈷峰(1516m)までの2kmにまでわたります。

大山登山では、剣ヶ峰が最高峰ですが、縦走路の通行禁止や昔より第二峰である弥山(みせん 1,709m)で祭事が行われていたため、一般には弥山を頂上としています。

大山を南から望む(南壁)

<南壁>
大山を南側から見ると三つの沢が有るのがよくわかる。

解体期に入り崩壊し、多くの沢やガレ場が集まって、大の沢・一の沢二の沢三の沢となり、崩落した岩屑を下流に運んでいます。

土砂がたまりできた崖錐面は安定しており、ブナの大群落を形成しています。

大山を西から望む

西・西北西から見た大山は、火山の原面を残して富士山型の山に見えるため「伯耆富士」「出雲富士」などと呼ばれています。

大山を東から望む

大山を東側から望めば、左に「烏ヶ山(からすがせん)1448m」、右に「矢筈ヶ山(やはずがせん)1359m」の中央にどっしりと構えた形となる。

崩落により、キリン沢や壁沢・水沢などの沢を形成しています。

「烏ヶ山」は、宇多田ヒカルさんがサントリー天然水のCMで登った奥大山の山で、今や宇多田ヒカルを感じたいと多くの人が訪れる山となっています。

秋の大山!紅葉が美しい絶景ポイントはここ!!

実際に行ってみて、この10選のスポットは紅葉が美しく、また大山や烏ヶ山(からすがせん)などの山々とのコントラストが調和し、見た瞬間に絶景な風景と感じた場所です。

サイトなどでおすすめしている場所も有りますが、自分の目で見て良かった場所ですので若干個人的な所もありますが、紅葉の美しさは間違いないと思います。

①鍵掛峠

大山一番の紅葉の名所といえる「鍵掛峠」
大山南壁と黄褐色の絨毯を引いたような木々に、空の青のコントラストが抜群です!

 

紅葉シーズンになると15台程の鍵掛峠駐車場はいつも満杯ですので、大山寺方面に約200m位行くと左側に10台程度の駐車スペースがあるのでここに止めても、同じように絶景を眺めることができます。

名前 鍵掛峠
所在地 江府町大河原
駐車場 15台(無料)
トイレ 有り

②奥大山の水ヨーデル館前

紅葉に染まる木々の上に大山南壁全体が見え、右側には烏ヶ山や城山が連なり色合いも良く素晴らしい風景です。

この場所は、「奥大山の水ヨーデル館」の道路を挟んだ向かい側の駐車スペースになります。
春夏秋冬、色んな風景を楽しめる絶景スポットです。

名前 奥大山の水ヨーデル館付近
所在地 鳥取県日野郡江府町
駐車場 駐車スペース有り
トイレ なし

③東大山大橋の中央西向き

<東大山大橋から見た北側>

高さ45m・長さ170mの「東大山大橋」中央から眺める紅葉は絶景です。
深く、広く敷き詰められたような黄褐色の木々の群落は美しく、奥を見ると向こうには烏ヶ山の雄大な風景を見ることができます。

大山環状道路を関金町方面から鏡ヶ成へ行く手前にある大橋で、駐車場と展望台もあるので車から降りて橋の中央まで行くのがベストポイントです。

<上は東大山大橋から見た南側>

名前 東大山大橋
所在地 鳥取県倉吉市関金町野添
駐車場 20台以上(無料)展望台あり

④江府町御机

この場所は、鏡ヶ成から大山寺方面へ大山環状道路を少し行くと農道との分かれ道付近にあり、直感的に紅葉が素晴らしいと感じた所です。

奥には城山が見え、高さと広がりのある紅葉が美しいです。

木々の上には、「烏ヶ山(からすがせん)」山頂が見えます。
烏ヶ山は、黒い山肌で大山の隣にある1448mの山、大山の白い山肌とはことなり対照的なため山の美しさをより一層引き立てています。

烏ヶ山(からすがせん)

名前の由来は、この黒肌と烏が飛び立ちそうな姿に似ていることからついたと云われています。

名前 鏡ヶ成から大山環状道路と農道分岐点
所在地 鳥取県日野郡江府町御机
駐車場 なし(道路沿い)

⑤奥大山スキー場


「奥大山スキー場」からは、大山南壁の雄大な風景と日々色づいていく木立が絵画のように見え、黄色に染まるブナの木の中を歩けば秋の風情を堪能できます。

美しく不思議な空間「木谷沢渓流」

奥大山スキー場近くには、森の中を美しく流れる「木谷沢渓流」あります。

高原の駅「ブナの森から」の脇の散策道を歩いて行くとブナの森の中、澄んだ水が岩場に当たり跳ね返す水しぶきが白く美しく、幽玄な空間に迷い込んだ錯覚を覚えます。

ここは、宇多田ヒカルさんのサントリー天然水のCMでも有名になっています。

宇多田ヒカルさんのCMで有名!「水の山に行ってきた!奥大山」

名前 奥大山スキー場
所在地 鳥取県日野郡江府町御机大平原837-13
駐車場 400台(無料)
トイレ 有り

⑥三ノ沢

<三ノ沢>

<二ノ沢>

<一ノ沢>

三ノ沢・二ノ沢・一ノ沢と連なっていますがそれぞれに風景は変わり、沢を上がって見ればブナの集落が、より一層紅葉のシーズンを迎え風景に美しさが増します。

名前 大山 三ノ沢
所在地 鳥取県西伯郡大山町
駐車場 三ノ沢駐車場約10台(無料)

⑦桝水高原食事処まつおか前付近

「桝水高原」から望む大山は、北壁や南壁と比べ別物の山と言えます。
「伯耆富士」と言われる山そのものです。

なだらかで雄大な地には、ブナなカエデがあたり一面に色を成し、下方には秋を思わすすすきが風に揺られ、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

また、春から秋にかけて運行される「天空のリフト」で眼下に広がる絶景ビューを堪能し、季節ごとに展望台まで登って絶景を見るのも楽しみの一つです。

展望台には、「恋人の聖地」のモニュメントがあります

道路を挟み対側には、カフェや食事処・広い駐車場が完備されていますので大山観光の途中に一休みするのに最高の場所です。

名前 桝水高原
所在地 鳥取県西伯郡伯耆町桝水高原
駐車場 無料駐車場多数
トイレ 有り
食事処 有り
天空リフト 4月下旬~11月中旬まで運行 大人700円小人600円 片道約8分

⑧大山寺橋中央

「大山寺橋」は、春夏秋冬とはず、大山の北壁を望める景勝スポットとして有名な場所で、誰もが足を止めてその絶景を眺めてしまいます。

佐陀川(さだがわ)の白と紅葉する樹木や大山北壁・それに空の青が重なり、絶妙なコントラストをかもしだし見るものを圧倒します。

季節毎に見て見たくなる、また来て見たくなる最高の場所です。

名前 大山寺橋
所在地  鳥取県西伯郡大山町大山 大山環状道路
駐車場 南光河原駐車場58台(無料)12/1~3/31閉鎖

⑨豪円山のろし台

「豪円山のろし台」から見る風景は、大山北壁とスキー場のゲレンデに洋風な建物・木々の色合いがマッチし欧風的な雰囲気をかもし出す場所です。

大山レジャーの拠点ともなる博郎座から、少し離れたスキー場へ行く場所となるので、意外と知らない人が多い穴場スポットです。

紅葉が増すと木々が黄褐色に染まり、何とも言えぬ素晴らしい風景が広がります。

豪円山のろし台は、大山環状道路から豪円山リフト頂上を左に曲がり10分ほど登って行きます。

ここは、「僧兵のろしの場」ともいわれ、かつて大山寺の僧であった信濃坊源盛が700人の僧兵を引き連れ兄名和長年を助けた時、この地にのろしをあげて敵の襲来を知らせたと伝わっています。

名前 豪円山のろし台
所在地 鳥取県西伯郡大山町大山
駐車場 豪円山ロッジ・キャンプ場(無料)
トイレ 豪円山ロッジやキャンプ場

⑩県道34号線琴浦町

右から中央にかけて「勝田ケ山」、左に「矢筈ケ山」、そして矢筈ケ山の左にわずかですが大山の東の壁が見えています。

左右に、紅葉した山の樹木の間がうまい具合に谷間となり、後方の山々が素晴らしい景色で見ることのできるベストショットの場所です。

この場所は、大山環状道路となる手前の県道34号線の琴浦町の道路沿いです。
大山側へと進むと700m程先に、「大正神社」があり、裏手には「古布圧の大杉」を見ることができます。

名前 琴浦町県道34号線沿い
所在地 鳥取県東伯郡琴浦町

まとめ

秋の紅葉で包まれた絶景の大山を眺めるなら、大山の周りをぐるりと周回する大山環状道路を巡るのがお勧めです。

この道路を巡れば、大山連邦の山々とブナやカエデの黄褐色に染まる山肌との美しいコントラストや絶景が堪能できます。

今回、東伯町側から大山環状道路を周遊してみましたが、大山寺本堂や阿弥陀堂など一帯にも紅葉したモミジがお堂に映え華やかさを演出しています。

また、大神山神社奥宮周辺や参道・金門一帯の紅葉も美しい色合いをみせていますので、時間をかけてじっくり絶景スポットをドライブしてみてはいかがでしょうか。

紅葉のワンポイント

●紅葉の時期:10月中旬~11月上中旬
●主な木の種類:ブナ・カエデ・ナラ
●問い合わせ:大山町観光案内所
TEL:0859:52:2502

https://kaiun.website/archives/3194

https://kaiun.website/archives/3353

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湯梨浜町のパワースポット今滝・不動滝巡りと東郷湖湖畔の観光 https://kaiun.website/archives/4294 Tue, 23 Oct 2018 05:59:26 +0000 https://kaiun.website/?p=4294 鳥取県湯梨浜町に、高さ44mの上から豪快に落下し水しぶきをあげる「今滝」、ここから2km圏内にもう一つ不動尊を祀る祠のある「不動滝」があります。

どちらも、車ですぐ近くまで行けて、尚且つ自然豊かな森林に囲まれた中にある幽玄で見ごたえのある滝です。

水の勢いが強く、滝つぼに落下し周りに飛び跳ねる光景は美しく清涼感があります。
入口には鳥居があり、不動尊を祀るパワースポットでもあります。

来てみて良かったと思う、隠れパワースポットの「今滝」「不動滝」をご紹介します。

今滝

「今滝」はこの写真を直進して、狭い道路を上がっていきます。

今滝、不動滝は、東郷湖より車で数分の行きやすい場所にあり、直前に駐車場があるのでどなたでも見に行くことができます。

駐車場は、普通車なら12台程の広さがありアスファルト舗装で整備されています。

滝への入口には、鳥居が建っています。
ここから、滝つぼまでは200mです。

 

今滝は、湯梨浜町指定の保護文化財です。

 

木製の鳥居があるので、ここをくぐれば今滝への参道ということになります。

 

道の横には川が流れ、高い木々の緑と相まって森林浴効果の高いスポットです。

 

途中に橋があり、欄干からは滝から落ちて流れていく水の様子がわかります。

 

二つ目の橋から今滝が見えてきました。

 

水の流れは豊富で、44mの高さから落ちてくる水をザーという音と共に滝つぼであたりいっぱいに跳ねあげます。


下から上を望めば、太陽の光で水しぶきが光り輝いて見えます。

 

見る場所を変えれば、様ような滝の姿が伺えます。

 

森に囲まれ、落差のある豪快な今滝は神秘的で、見ているだけで心が洗われ時を忘れてずーと眺めていたくなる滝です。

 

滝つぼで、子供二人が裸で気持ちよく滝に打たれて遊んでいました。

 

あまり知られていない湯梨浜町の「今滝」は、隠れパワースポットともいえます。

入口の鳥居からして神秘的で、高さのある樹木が茂り周りには淀みない空気が流れ清々しく、真っすぐに落ちてくる滝水は心の浄化を持たらしてくれます。

名称 今滝
所在地 〒689-0701 鳥取県東伯郡湯梨浜町北福
お問い合わせ はわい温泉・東郷温泉観光案内所内(TEL0858-35-4052)
駐車場 乗用車11台・観光バス2台
今滝「滝床料理」

滝の迫力を間近で見ながら、渓流沿いにせり出「床」で季節の料理が堪能できます。

期間は、5月末から10月末までの間で、個人はプランは4名以上・団体プランは10名以上のとなっています。

詳しくはこちら⇒今滝「滝床料理」

不動滝

今滝から、2㎞以内にもう一つの滝があります。

滝は「不動滝」と呼ばれ、滝のそばには不動尊の祠が建っています。

 

今滝と同じように、入口は鳥居が建っています。

 

入口横の看板には、不動滝の由来と御祭神名が書かれています。

不動滝は古来より不動明王を祀って、恐れや不安を迎える「厄歳」となる数年が42歳の男性と33歳の女性に対し、不動尊が現れめでたく躍進できるように「躍歳」に切り替えてくれる聖滝であると伝わっています。

毎年の7月7日に滝祭りが行われ、厄年の男性が滝に打たれて厄払いの修行が行われます。
この修業は、30年程続いている不動滝の伝統的な行事です。

御祭神
豊滝大竜王命
豊姫大竜王命
金玉大竜王命
鶴姫大竜王命
茜大竜王命
不動明王

 

不動滝は、六神もの神が祀られているためか今滝より重々しさを感じられる滝です。

鳥居をくぐり二段目の石段を上がれば、もう不動滝は見えてきます。

 

駐車場から、ほとんど歩くことなく滝に着きますので、足腰に自信のない方にも行きやすいです。

 

約32mの高さから落ちる滝水は途中にある段差で水圧を上げ一気に下まで落ちてきます。
高さは今滝より劣るものの、二段滝となっているため、また違った形で見ごたえがあります。

 

水量も豊富で、滝つぼにあたるザーという水音が心地よいです。

 

滝の右側の少し上に祠があります。

 

手前に階段がありますので、すぐに登って行けます。

 

不動滝の横にひっそりとたたずむこの祠は、不動明王を祀っているものだと思われます。
厄年ではないのですが、お参りしておきました。

 

向こうに見えるのが駐車場なので、不動滝まで100mもないと思います。

 

不動滝入口となる駐車場は、10台以上は止められるスペースがありトイレも完備されています。

厄払い

男性の厄年は、数え年で25歳・42歳・61歳で、女性は19歳・33歳・37歳です。
中でも、大厄の男性が42歳で女性が33歳は、凶事や災難に遭う確率が非常に高くなるといわれていますので、滝に打たれる厄払いや不動明王の祠の参拝などに訪れて見てはいかがでしょうか。

名称 不動滝
所在地 〒689-0702 鳥取県東伯郡湯梨浜町漆原
お問い合わせ はわい温泉・東郷温泉観光案内所内(TEL0858-35-4052)
駐車場 乗用車10台

今滝・不動滝周辺の観光スポット

東郷池


「東郷湖」は、周囲12km・面積にして4.05k㎡の海水と淡水が入り交じる汽水湖(きすいこ)です。

「東郷湖」とも呼ばれます。
地元では、東郷池より東郷湖と呼ぶ方が多いようです。

鳥取県東伯郡湯梨浜町にあるこの東郷湖は、湖底の中央付近から温泉が湧きでる全国でも珍しい池の一つで、そのため周囲には東郷温泉やはわい温泉があり温泉旅館やホテルが立ち並んでいます。

寒い冬には、湖底から湧き出る温泉で湯けむりが立ち、神秘的で荘厳な風景が見られこともあります。

また、東郷湖周辺は東郷湖羽合臨海公園となっており、自然と温泉に総合的な運動のできる「海と緑と地」の広大な都市公園となっています。

名称 東郷池(東郷湖)
所在地 鳥取県東伯郡湯梨浜町
お問い合わせ 湯梨浜町観光協会(TEL 0858-35-4052)
アクセス 汽車:JR松崎駅下車後 徒歩で約2分
車:山陰自動車道「泊東郷IC」より約10分

中国庭園・「燕趙園」

東郷湖湖畔には、本格的中国庭園の「燕趙園(えんちょうえん)」が建っています。
総面積10,000m²の皇家園林方式の中国庭園で、道の駅・燕趙園も併設されています。

皇家園林方式の中国庭園がそのままに再現された、建物は色鮮やかで美しく、庭園も華やかで見る場所によって色々な演出がされており、「燕趙園の二十八景」と言われる28の庭園美を楽しむことができます。

季節ごとに、様ようなイベントが催されているので、何度行っても飽きのこない施設の一つです。

名称 中国庭園「燕趙園(えんちょうえん)」
所在地 〒689-0715 鳥取県東伯郡湯梨浜町引地565−1
お問い合わせ TEL0858-32-2180 FAX0858-32-2185
アクセス JR山陰本線倉吉駅下車後 車で約10分
車:山陰自動車道「泊東郷IC」「はわいIC」より約10分
駐車場270台(無料)
料金 燕趙園入園料大人500円 小中学生200円
入園時間 9時~17時 最終入園16:30
休園日 1・2月の第4火曜日
イベント 年間多数のイベントの催し有
公式ホームページ https://www.encho-en.com/

湯の華慈母観音

JR松崎駅前の大通りに面した場所に、優しいお顔をした慈母観音が建っています。

「湯の華慈母観音」と呼ばれ、家門繁盛・夫婦円満・子宝・安産など現生の願いを叶えてくれるパワースポットです。
また、右から祈ると男児、左から祈ると女児が授かると云われています。

子宝・安産を願うなら、近くに安産のご利益は県内一と評判の一ノ宮倭文神社もあるので合わせて参拝するのもおすすめです。

https://kaiun.website/archives/3980

名称 湯の華慈母観音
所在地 〒689-0713 鳥取県東伯郡湯梨浜町旭
お問い合わせ 湯梨浜町観光協会(TEL0858-35-4052)
アクセス JR山陰本線松崎駅下車 約2分
ご利益 家門繁盛・夫婦円満・子宝・安産

まとめ

今滝と不動滝は隣接しているので、二か所を同時に楽しめ滝の美しさや自然の空気に癒されたい方はおすすめのスポットです。

東郷湖より車で10分程の場所にあるので、東郷・羽合温泉や皇家園林方式の中国庭園・「燕趙園」や10種類の浴槽と3種類のサウナを完備する「ゆアシス東郷龍鳳閣」などの観光スポットも身近です。

また、東郷湖をとりまく東郷湖羽合臨海公園は、海と湖と緑で囲まれて様ようなアウトドアスポーツを楽しむことができ、親子でも一日のんびり過ごすことができます。

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トラ猫がお社を守ります!ビックリだけど可愛いし癒される画像 https://kaiun.website/archives/4350 Mon, 10 Sep 2018 06:30:52 +0000 https://kaiun.website/?p=4350

鳥取県東伯郡の赤崎沿岸には、「鳴り石の浜」「波しぐれ三度笠」など癒しのパワースポットが在り、日本海を望めば海は青く遥か遠くの水平線がどこまでも続き、雄大で美しい風景を見ることができます。

https://kaiun.website/archives/864

https://kaiun.website/archives/800

今回、赤崎海岸沿いを数キロ歩きながら海の景色を堪能することにしました。

その途中、「鳴り石の浜」と「波しぐれ三度笠」の中間あたりの港にて、猫ちゃんと意外な場所で遭遇することとなったのでご紹介します。

港の漁船係留場の前に小さな鳥居を発見!

細長い防波堤の先までは、かなりの距離があります。

港の漁船係留場のすぐ目の前に、小さな鳥居(上記写真の右側)が見えました。

港の目の前ということで興味がそそられ、いつものように参拝でもと思い行ってみることにしました。

鳥居から約5m先のお社の上にいたものは?

古びた建物の横に、ひっそりと参道と木の鳥居があり奥には祠(ほこら)が見えます。

漁の安全祈願に造られたお社だと思います。

祠とは

神を祀った小さなお社

鳥居をくぐろうと近づいてみると奥にある祠の上に何かがいます。

ん~何だ?

おっとビックリ!近づいてよく見れば、祠の上にいるのは猫です。
虎猫のようです!種類はキジの雌に色や柄が似ているので雉猫(キジネコ)です。

昼寝中なのかと思いきやこのトラ猫ちゃん、私が来るのをしっかり見ているではないですか。

祠まで近づいてもトラ猫ちゃん逃げる様子がありません。

取り合えず参拝をしてこの場を去りましたが、歩きながらあのトラ猫ちゃんこの祠の守り主じゃないのと勝手に思ってしまいました。

思いもよらぬ猫ちゃんの出現で、ちょっとビックリでしたが何か癒された感じです。

お社の裏手にはまれにみる大型のお地蔵様が鎮座

祠の裏手横側には、高さ4.3mとまれにみる大きさのお地蔵様が右手に錫杖(しゃくじょう)を持ち左手に宝珠(ほうじゅ)持って鎮座していました。

通常はお地蔵さまと言いますが、正式には「地蔵菩薩」で仏教での信仰の対象で人々の苦悩を救ってくれる有難い神様です。

お地蔵さまは「河原地蔵尊」といい、化粧川河口が現在より広く河原になっていたところに造られたのでこの名前になっと云われています。

河原地蔵尊は、廻国供養物として延享四年(1747年)に建立されています。

廻国供養物とは、諸国霊場詣(札所巡り・廻国納経)の巡礼中に、病などの為に不帰の人となった行者を供養する為に立てられたものです。


数日後にもう一度行ってみた!

祠のトラ猫ちゃんが気になっていたので、数日後もう一度行ってみました。

まさかいないでしょうと思っていましたが!

 

あれあれ、ちゃんと今日も同じ所にいました。

先日と違い背を向けていましたが、間違いなくあのトラ猫ちゃんです。

このトラ猫ちゃんは、やはりこの祠を守る守り主なんですね。

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「鳥取砂丘」感動の馬の背からの絶景とらくだ体験!見どころ総まとめ https://kaiun.website/archives/4054 Fri, 20 Jul 2018 08:21:18 +0000 http://kaiun.website/?p=4054 鳥取県の中心的存在で、全国的にも知られる「鳥取砂丘」は、鳥取市福部町に位置する日本最大級の砂丘で山陰海岸ジオパークのジオエリアのひとつです。

東西約16km・南北約2kmの広大な面積を有し、地形の起伏が大きく中東の砂漠にも似た風景は、まるで海外にでも来たような錯覚をおこします。

風によって創られる風紋は美しく、砂が雪崩のように流れ落ちる砂簾(されん)など砂丘独特の神秘的な風景を見ることができます。

約50mもある砂丘の最頂部「馬の背」から望む日本海は絶景で、海を見ているだけで心を癒してくれ、いるだけで雄大な自然と一体となれ清々しい空気の流れが感じられるパワースポットでもあります。

朝番で違った風景も楽しめ、また、冬の一面に積もる雪など季節によって様々な姿も堪能できる、雄大で美しい「鳥取砂丘」や砂の彫刻を展示する世界初の「砂の美術館」などをご紹介します。

木製階段を上がればもうそこは砂の世界!

▲砂丘入口

ここが、メインの砂丘への入口になります。
他にも入口がありますが、ここからだと階段を上がれば、よく写真で見る馬の背を正面に見ることができるのでおすすめです。

▲メイン入口の階段上

鳥取砂丘は、起伏の大きな三列の砂丘列からなり国の天然記念物です。
砂丘最高部は、「馬の背」で第二砂丘列になります。

また、山陰海岸ジオパーク内の鳥取砂丘エリアに属しています。

山陰海岸ジオパーク
京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)にまたがる広大なエリアで、日本列島が大陸の一部であった時代から日本海が成立し、現在に至るまでの自然の歴史が、山陰海岸ジオパークに分布する岩石や地層に残されています。

子供が喜ぶ鳥取砂丘だけの「らくだ」のライド体験!

鳥取砂丘には「らくだ」さんも待機しています。
やはり、砂漠のような砂丘には「らくだ」さんが付きものですね。

今日は4頭の「らくだ」さんを見ましたが、全部で6頭います。

日本で、「らくだ」さんに乗れる所は少ないので、是非、体験してみて下さい。
乗ると目線がかなり高くなりビックリします、そして何より本物の「らくだ」さんに乗れて感動しますよ。

6頭のらくだ名

  1. エイキチ(オス)・・エースのひとこぶらくだ。
  2. レオン(オス)・・リアンの子供で鳥取生まれ。
  3. モモ(メス)・・食いしん坊のふたこぶらくだ。
  4. リサ(メス)・・オランダから鳥取に。
  5. リアン(メス)・・オランダから鳥取に。
  6. アイ(メス)・・めったにお目にかかれないので、会えた人は運がいい1年になるとか。

らくだライド体験

  ライド・撮影種類 料金
らくだライド ライド体験(1人乗り)・・大人・子供共通料金 1,300円
  ライド体験(2人乗り)・・大人の2名騎乗はできません 2,500円
写真撮影 らくだのみの撮影・・ひとりのみ 100円
  らくだの横に並んで撮影・・ひとりのみ 100円
  らくだにまたがって撮影・・ひとりのみ 500円

らくだライド体験営業時間

通常期間(3月~11月)9:30~16:00 ※写真撮影は16:30までOKです。
冬季期間(12月~2月)10:00~16:00 ※写真撮影も16:00までです。
天候、らくだの疲労度等により、営業時間を変更あり。

しかし何故?鳥取砂丘にらくだがいるのか!

鳥取砂丘にらくださんがいるのは、今では当たり前のようになっていますが、最初にらくださんを連れてきたのは、創業者である駱駝屋(らくだや)の初代社長さんで昭和30年代後半です。

童謡の『月の砂漠』からのイメージで、最初のラクダの名前は「ニーナ」で白いふたこぶらくだだったそうです。

当時、らくだは写真撮影のみでしたが、調教を行い現在ようならくだライド体験ができるようになったそうです。

らくだやさんは、鳥取砂丘と道路を挟んだ目の前にあり、お土産屋さんとして一階のみの営業です。

遠くに見える「馬の背」約50m!登るのはキツイ!

▲入口付近から見た「馬の背」

遠くから見れば、低いように見える砂丘の頂上「馬の背」ですが、実際近づくとかなり高い。

裸足で歩くと気持ちよいのでおすすめですが、夏場は砂が熱いので要注意です。

点々が人ですので、その大きさ・高さがわかります。

入口付近から「馬の背」頂上までは、歩くスピードにもよりますが約30分程かかり、斜面は砂にはまるのでかなりキツイです。

砂粒0.2mの砂が形成する雄大な造形は、自然の作り出す芸術のようです。
また、起伏が激しくその起状量は最高92mと日本最大です。

オアシスに咲く緑のコウボウシバが砂丘に色を添え美しい!

馬の背下側の水分の多いオアシス周辺には、コウボウシバの群落で緑色に広がる。

 

砂丘のふきだまりには、茶色の穂をしたコウボウムギをいたるところで見かけます。

 

▲コウボウムギ

砂丘に水が溜まる時期がある!

美しい風紋ができやすいのは、馬の背のある第二砂丘列やその東側付近です。

 

▲馬の背への斜面から見たオアシス周辺

 


秋から春にかけて、急斜面のすりばち状のオアシスの窪みに水が溜まります。

沖合に浮かぶ小さな島「くじら島」姿はまさにくじら!

▲「馬の背」頂上から見た東側

 

頂上から、沖合を見ればくじらの姿に似た「くじら島(海士島)」が浮かんでいます。
まるで、くじらが沖合を泳いでいるような光景です。

 

▲「馬の背」から見た入口側

 

▲「馬の背」から見る日本海側の真下

スリル満点のパラグライダー!体験コースで大空から砂丘を見下ろす

▲鳥取砂丘パラグライダー

 

パラグライダー体験

体験コース

初心者でも、講習内容に沿って取り組むと簡単に一人で飛ぶことができるようです。

コース 料金
半日体験コース 7,000円(3時間程)
楽ちんコース 10,500円(お年寄りやお子様連れの家族・自身のない方向け)
1日体験コース 10,500円(1日クタクタになるまで飛びたい方向けで6時間程)
タンデム体験コース 10,500円(飛びたいが一人では無理な方向け)

もっと詳しく知りたい方はこちら>>詳細ページ

ツイッター上で有名になった鳥取砂丘のウユニ塩湖

鳥取砂丘の海岸で撮った写真がツイッター上で、「素晴らしい」「綺麗」「日本ではないみたい」と評判になった写真です。

                                                                                        TRAIL ON

ウユニ塩湖のように、青く澄み切った空の下、海面に空が反射して美しい風景です。

ウユニ塩湖
澄み切った空の下に湖面が透き通り、湖面に空が反射している風景が有名な南米ボリビアにある湖。

風紋が東西16kmまで続く砂丘は何処を見ても美しい!

▲「馬の背」より見る東側

「馬の背」からだと若干東寄りに「くじら島」が見えます。

▲「馬の背」より見る西側

広い海と広い砂丘のコントラストが美しい!

▲東側から見る「馬の背」

「馬の背」付近から東寄り付近の風紋が特に綺麗です。

▲「馬の背」全体

観光リフトに乗って上からの景色を堪能!

観光リフトは、ここから乗ります。

砂丘センターと往復運行されており、砂丘センターが起点で砂丘側は終点です。

営業時間 8:00~17:00
定休日 年中無休(悪天候の場合運休有り)
リフト所要時間 片道約4分30秒
料金 大人片道200円(往復300円)・小人片道150円(往復200円)
  4歳以下は無料です。

 

もちろん、砂丘センターには車でも歩いても行けます。

 

県道319号線を挟んでリフトが運行します。

 

リフト乗り場の起点となる砂丘センター。

 

▲バス乗り場(日本交通・日ノ丸バス)

 

▲砂丘センター「見晴らしの丘」

「見晴らしの丘」は、旧砂丘センターをリニューアルしたもので、まだ新しく内外装共にきれいです。

一階が山陰お土産が揃った売店で、2階がレストラン、屋上が展望台になっていて鳥取砂丘全体が見下ろせます。

見晴らしの丘の入口付近には、漫画『クジラの子らは砂上に歌う』の良くできた立派な砂像が飾れていました。

この漫画のストーリーが、砂との関係性から鳥取砂丘に置かれているのでしょう。

 

クジラの子らは砂上に歌う』(クジラのこらはさじょうにうたう)
「ミステリーボニータ」連載の人気少女漫画で、2017年にアニメ化され放送されました。

砂の海に浮かぶ巨大な漂泊船“泥クジラ”の民の運命を描く物語で、「このマンガがすごい!2015(オンナ編)」で10位にランクされています。

 

途中から雨が降って来たため、砂丘にいた4頭のラクダさんたちが退場しているのを見かけました。

おすすめの季節

寒くなく暑くない過ごしやすい春や秋がベストシーズンです。
裸足で歩くと気持ちが良いです。
夏も良いのですが、砂がかなり熱くなるので裸足やサンダルで歩くのは注意が必要です。

日本一のカレー好きの町が鳥取砂丘をカレーで作っちゃた!

鳥取市は、カレーのルー購入量が日本一で大変カレー好きの町です。
その鳥取砂丘地区でお土産やお食事を営んでいる「砂丘フレンド」さんが「鳥取砂丘カレー」を開発。

砂丘の「馬の背」を100分の1の4.7cmに縮小し、「日本海と砂浜」・卵焼きで「ラクダ」チーズで風紋をイメージしており、カレーが丸ごと「鳥取砂丘」になっています。

http://sakyu-friend.sakura.ne.jp/

「鳥取大砂丘カレー」1杯939円・大盛り「鳥取大大砂丘カレー」1139円
砂丘に来たら試してみてはいかがでしょうか!インスタ映え間違いなしです。

世界初の砂の美術館!繊細な彫刻の美しさに感動

「烏取砂丘」の向かい側に、砂の美術館あります。
砂の彫刻を展示する世界初の美術館です。

2006年11月18日に開館し、「砂で世界旅行」をテーマに一定期間ごとに彫刻作品を変えていますので、何回訪れても違った作品を見ることができます。

現在の展示作品は、11期目で「砂で世界旅行・北欧編(2018年4月14日~2019年1月6日)」です。

 

▲「砂で世界旅行・北欧編」

「鳥取砂丘」の砂を利用して作品は作られています。

▲「砂で世界旅行・北欧編」

砂で作ったとは思えないほど繊細で立体感があり、崩れ行く砂の儚さと美しさで感動間違いなしの芸術作品です。

第9期南米編(2016年4月16日~2017年1月3日)

まとめ

山陰海岸ジオパーク内の山陰海岸国立公園にある「鳥取砂丘」は、日本最大級の広さだけの砂丘ではなく、起伏にとんだ地形や風と砂で作り出す風紋の美しさ・砂丘に生える草花など見所が沢山あります。

約50mもある砂丘の最高峰の「馬の背」から見る日本海は絶景で、登りきった瞬間に感動すること間違いない絶景スポットで、また、心を癒してくれるパワースポットでもあります。

砂丘散策意外にも、らくださんライド体験やパラグライダー体験・砂丘ヨガ・サンドボードなど遊びも豊富です。
また、世界初の「砂の美術館」もあります。
「鳥取砂丘」は、一度は見ておきたい日本のお宝の一つだと思います。

鳥取砂丘の詳細情報

【鳥取砂丘】
所在地 〒689-0105
鳥取県鳥取市福部町湯山2164−661
TEL:0857-22-0581
FAX:0857-22-0584
公式ホームページ⇒http://www.pref.tottori.lg.jp/100760.htm
時間/食事 砂丘観光:いつでも

食事処:砂丘フレンド・砂丘会館・さんこうえん砂丘店・砂丘センター・鯛喜・海鮮問屋村上水産
<お土産>
鳥取砂丘名物砂たまご(鳥取砂丘の砂で蒸し焼きした玉子3個入350円)
砂丘ラッキョウ・梨商品各種
アクセス

飛行機:鳥取砂丘コナン空港~砂丘会館(周遊バス約20分500円)

3便/日<周遊バス>
砂丘方面時刻表⇒1便8:40分・2便11:45分・3便14:55分
鳥取空港方面⇒1便10:00分・2便13:20分・3便17:00分

電車「JR鳥取駅」から乗り換え路線バス「鳥取砂丘」行き~ 鳥取砂丘バス停下車。(土日祝はループ麒麟獅子バスの運行有)

マイカー中国自動車道「佐用JCT」~鳥取自動車道「鳥取IC」を降りて約20分。
駐車場県道319号線を挟んだお土産屋さんや砂丘センターなど豊富にあるので問題なく駐車できます。

お宿情報 >>鳥取砂丘の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地 浦富海岸・摩尼寺・鳥取城跡・雨滝・鳥取県立博物館・白兎神社
霊石山・鳥取砂丘こどもの国・砂の美術館・不動院岩屋堂・河原城

鳥取砂丘コナン空港ではコナン君がお出迎え!


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【一ノ宮倭文神社】安産のご利益は県内一!経塚は密なパワースポット https://kaiun.website/archives/3980 Sun, 08 Jul 2018 01:27:04 +0000 http://kaiun.website/?p=3980 「倭文神社(しとりじんじゃ)」は、鳥取県の中央部の東伯郡湯梨浜町に鎮座する神社で、正式名は伯耆一ノ宮倭文神社(ほうきいちのみやしとりじんじゃ)」です。

湯梨浜町には、周囲12kmある淡水湖「東郷湖」があり、湖底から温泉が噴き出ているため「東郷温泉」「はわい温泉」の2つの温泉を有しています。

その、「東郷湖」のわずか1kmの範囲に「倭文神社」があります。

「倭文」と名の付く神社は、全国には16社(延喜式神名帳)程あり、鳥取県内でも3社ありますが、格式が高く安産祈願のご利益は県内一といわれています。

出産を控えたママさんたちの強い味方、「倭文神社」をご紹介致します。

倭文神社は元来織物の神を祀る神社

元々、この地に氏族である倭文氏が住み着き織物を生業としていたため、機織の神である「建葉槌命(たけはづちのみこと)」を祀ったのが始めとされています。

しかし、出雲より渡ってきた下照姫命(したてるひめ)を加え祭神としましたが、倭文の織物業が次第にすたれてきたため、安産信仰だけが残り安産守護として崇拝されるようになりました。

駐車場手前の参道横には、「安産岩」が鎮座しています。

昔、常に難産に苦しむ婦人が願をかけ、満願の日に下照姫命が姿を現され、参詣の帰途この安山岩で簡単に出産し、以来、安山岩と称するようになった云われています。

倭文神社由緒説明板:写真をクリックすると拡大しますので読めます。

駐車場から境内まで近い!駐車スペースは約20台

「倭文神社」までは、東郷湖湖畔道路(県道234号線)から神社案内板が出ていますので、そこからやく曲がって1kmです。

宮内集落方面へと進み、迷うことなく真っすぐ進んで下さい。

駐車場手前の右側に「安産岩」、少し進んで左側に「夫婦岩」見えると駐車場は直ぐです。

駐車スペースは、約20台です。

 

この駐車場から、境内まで約50mほどです。

 

境内手前にも2~3台程の駐車スペースがあります。

 

ここから、「倭文神社」境内です。

一ノ宮倭文神社参拝!風格ある隋神門は150年の歴史

石段の参道を上がれば鳥居が見えてきます。

 

笠木に反り増しがあり、柱上部に台輪がないので鳥居は「明神(みょうじん)鳥居」のようです。

 

神額には、「伯耆一ノ宮倭文神社」と書かれています。
「一ノ宮」とは地域の中で最も由緒があり社格の高い神社のことで、「倭文神社」の旧格式は国弊小社です。

鳥居を越え、神の領域に入ると空気感が違い凛としパワーが感じられます。

 

一対の狛犬が隋神門の前で番をしています。
右の狛犬は、左手で毬(まり)を持ち口を開け、左側は右手で毬を持ち口を閉じています。

一方が口を開け、他方が口を閉じている狛犬の形式を「阿吽(あうん)」といいます。

「隋神門(ずいしんもん)」

明治5年(1872年)に建てられました。

基本的には、神社の門を隋神門や桜門といいます。
ちなみに、お寺の門は山門や仁王門です。

 

この門より神域になります。

 

隋神門は、邪悪な者が入らないように門番の神(隋神)を祀る門です。

 

こちらの随神様は、可愛らしいお人形さんのようです!
格子戸から少し見えます。

 

隋神門から本殿へと向かう。

ここから、本殿までは約150m程で、参道両脇には樹木が生い茂り新緑効果もあってか、清々しい空気に気持ち良さを感じます。

 

「手水舎(ちょうずや)」
ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃなどとも読まれ、手水(ちょうず)で手や口を漱ぎ清める場所です。

https://kaiun.website/archives/1827

社殿を取り囲むように石柵が施され、参道横に燈籠と狛犬が並んでいます。
格式の高さが伺えます。

 

狛犬の奥、赤い屋根の建物が社務所です。

御朱印やお守りは4時迄です。
お守りには、倭文神社だけの麻で作ったお守り袋に、かおりの元と願い事を書いた紙を入れてご利益を授かる「かおり袋」があります。

 

社殿前の狛犬は、隋神門前の狛犬と違ってお尻を上げ威嚇のポーズをしています。
邪悪な者は、ここから先は絶対通させないといった感じです。

こちらの狛犬も左右の片方が口を開け・もう一方が口を閉じた「阿吽(あうん)」形式です。

社殿は風格のある権現造り!本殿裏に乳神さま

倭文神社の創建は明らかではありませんが、寛永2年(1625年)に社殿を再建し改築をしました。

今現在の本殿は、文化15年(1818年)に建てられたものです。

 

大社や一ノ宮など社格の高い神社は、独自の社殿形式となっていることが多く、その中でも「倭文神社」は、社殿形式でいえば本殿の前に拝殿を置き、間に屋根を掛けた権現造り形式の部類です。

祭神は主祭神1名と配神6名

  祭神名 御神徳
主祭神 建葉槌命(たけはづちのみこと) 織物の神
配神 下照姫命(したてるひめのみこと) 安産の神
  建御名方命(たけみなかたのみこと) 軍神・農耕神・狩猟神・風の神
  事代主命(ことしろぬしのみこと) 海の神・五穀豊穣商売繁盛の神
  天稚彦命 (あめのわかひこのみこと) 穀物の神
  少彦名命(すくなびこなのみこと) 国造りの協力神・酒造の神
  味耜高彦根命(あぢすきたかひこねのみこと) 農業の神・雷の神・不動産業の神

 

▲拝殿

主祭神を始め、各配神には色んなご神徳がありますので、安産のご利益のみならず商売繁盛・職業守護・夫婦円満などなど開運のご利益がいただけます。

 

▲拝殿右横

 

▲拝殿右裏側

 

▲本殿

 

▲本殿裏側

 

▲拝殿左横

 

▲拝殿左側

 

拝殿内と中央奥の本殿

乳神さんと呼ばれていた御神木

神殿の裏には、「乳神(ちちがみ)」さんといわれ崇められている御神木あります、というより有りました。
周囲6.7m・推定樹齢600年であったが、折れたのか枯れたのか?今は無残にもこのようなお姿になっています。

この木には、乳房状の突起物が数個みられており、モチノキやナナカマドなど多くの草木が実生していた貴重な古木であったようです。

老いても乳神さま、まだまだパワーが感じられます!
お参りの時は、裏参道より乳神さまも参拝されると良いと思います。

伯耆一宮経塚を拝見!雨・雪の日は要注意!!

隋神門から本殿への途中に、「伯耆一宮経塚(きょうずか)」があります。

経塚とは
経典を主に経筒・経石・経瓦などを土中に埋納した塚

説明板より

国指定史跡・伯耆一ノ宮経塚
埋納年月日 平安時代後期
康和五年十月三日(西暦1103年)
発掘年月日 大正4年12月11日
史跡指定年月日 昭和10年12月24日
構造(石棺)長方形で長さ1.2m 幅0.9m 四方は約5cm程で輝石安山岩で構築

出土品
昭和28年に国宝指定(東京国立博物館に保存)
●銅経筒(平安時代)1口
●金観音菩薩立像(白鳳時代)1躯
●銅造千手観音菩薩立像(平安時代)1躯
●銅板線刻弥勒菩薩立像(平安時代)1面

その他
●銅鏡 2面
●桧扇残片 一括
●短刀刀子残闕 一括
●瑠璃玉 一括
●銅銭 2枚
●漆器残片 一括

かなり斜面が急ですが、上って見ました!

 

けもの道のようで、整備はされていません。

 

説明板には、この地は倭文神社の御祭神の下照姫命の墓だと云われていた場所が経塚であることが判明したと書かれています。

「元旦の朝に金の鶏が鳴く」金鶏伝説の場所でもあったようです。

経塚から出土された物は、当時の層や京尊が埋納したものです。

 

穴が囲われた場所が経塚。

金観音菩薩立像や銅造千手観音菩薩立像など国宝が発掘さてたことで、今やこの経塚はパワースポットとしても有名で、観光ガイドツアーの一つにもなっています。

 

経塚を裏から。

 

少し離れた場所に石造、長命・・・三十一番と彫られています?

 

経塚へは、行きもかなりの急坂なので息切れがするほどなんですが、雨などで地盤が緩んでいると帰りはもっと大変!滑ります。

参道横に謎の巨大な石!

隋神門から社殿に行く途中、伯耆一宮経塚(きょうずか)より少し手前の参道脇に長さ約2.5m位の巨大な石があります。

説明看板などもないので謎の石なんですが、何故かピーンときたので、何か云われがあるものなのかもしれません。

大小の石が重なる夫婦岩!夫婦円満のパワースポット

「安産岩」のすぐ近く、斜め向かい側にあるのが「夫婦岩(めおといわ)」といわれるパワースポットです。

説明板が無いので詳しい言い伝えはわかりませんが、下の石に上の大きな石が夫婦のように寄り添い離れないためそう呼ばれているのではないかと思います。

昔から、この石の前で夫婦円満・夫婦和合のお祈りをしていた場所ではないでしょうか。
社殿参拝前に、こちらも参拝を。

 

帰りには、カエルさんのお見送りがありました。

まとめ

「伯耆一ノ宮倭文神」は、一ノ宮として格式ある神社であることが境内に入ればわかります。
隋神門があり、広さや立派な社殿建造物など小さな神社では見られないものです。

また、安産祈願では県内一で遠方からも訪れる人が多く、経塚や安産岩・夫婦岩などパワースポットも多く点在しています。

東郷湖もすぐ目の前で、周りにはレジャー施設や温泉もあり、参拝後は湖畔周辺でのんびり一日過ごせます。

出産を控えている方なら、是非「伯耆一ノ宮倭文神」に訪れてみてはいかがでしょうか。
素晴らしい神社です。

伯耆一ノ宮倭文神社
所在地  〒689-0707
鳥取県東伯郡湯梨浜町大字宮内754
TEL 0858-32-1985
FAX 0858-32-1985)
公式ホームページ⇒こちら
参拝時間 ●境内は24時間いつでも。
●境内を見るだけなら無料。
●ご祈祷受付:09:30~15:30( 5000円~/一件)郵送可
●安産祈願:ご本人がご参拝になるか、お腹帯を持参

●お守り・ご朱印他:09:30~16:00
●毎年5月1日(例祭)10:00本祭典 14:00神輿渡御
アクセス 電車JR山陰本線・松崎駅下車~車で約10分
バス:松崎駅前から藤津入口停留所~徒歩20分
マイカー倉吉市内から約20分
駐車場伯耆一ノ宮倭文神社の駐車料金は無料(約20台)    
お宿情報 >>伯耆一ノ宮倭文神社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地 鳥取砂丘・白兎神社・鳥取城跡・魔尼寺・さじアストロパーク・わかさ氷ノ山
雨滝・砂の美術館・とっとり賀露かにっこ館・浦富海岸(山陰海岸ジオパーク) 東郷湖・若桜神社・竹田城跡

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【不動院岩屋堂】心惹かれる投入堂!本尊の不動明王のご利益は強力 https://kaiun.website/archives/3908 Fri, 29 Jun 2018 23:55:29 +0000 http://kaiun.website/?p=3908 不動院岩屋堂(ふどういんいわやどう)は、鳥取県八頭郡若桜町の岩屋堂地内にある舞台造りの建造物で、遠くからでも杉の大木の間から見ることができます。

崖に掘られた大きな穴にスッポリとお堂が入り、奇妙な光景でもあるが霊験あらたかな感じが伺える。

「不動院岩屋堂」は、同じ鳥取県の東伯郡三朝町にある「三徳山三仏寺の投入堂」や大分県宇佐市の「龍岩寺奥院礼堂」と共に「日本三大投入堂」の一つで、強力なご利益のあるパワースポットでもあります。

鳥取県には、「日本三大投入堂」の二つを有し、実際に見れば幽玄で重々しさがあり立派な建物であることがわかります。
この二つの投入堂、これだけでも鳥取を訪れる価値があるのではないかと思います。

不思議!不動院岩屋堂には寺院が無かったのか?

天地逆転の「三徳山の投入堂」には、三徳山を境内とする「三仏寺」がありますが、不動院岩屋堂には本寺がありません?

https://kaiun.website/archives/183

それは、何故なんでしょうか?

実は、中世以前、岩屋堂にも本寺が有りました。

「妙見山神光寺(みょうけんさんしんこうじ)」と言い、150石の寺領を有する大伽藍(がらん)でしたが、天正年間(1573年~)1592年)に豊臣秀吉の時代に火にかかって焼失したため、このお堂だけが残ったと云われています。

尚、「不動院岩屋堂」は、1953年(昭和28年)11月14日に国の重要文化財の指定されている貴重なものです。

不動院岩屋堂の建築構造と大きさはどれくらい!

下から見てる限りでは分かりずらいのですが、巌窟(がんくつ)内は高さ約13メート・間口約7メート・奥行約10メートルもあります。

建物の高さは約10メートル・桁行3間(5.0メートル)・梁間3間(5.0メートル)の一重の寺院建築で、一本のクサマキの木で天然の巌窟(がんくつ)内におさまるように建立されています。

 

前面側は入母屋造(いりもやづくり)、背面側は切妻造で、屋根を木材の板で葺く栩葺(とちぶき)が用いられています。

中国および日本建築における代表的な屋根形式。

崖の斜面にへばりつくように建てる懸造(かけづくり)で、建物を長い柱と貫で固定しており、舞台造(ぶたいづくり)の建物には、花燈窓や正面および東側の廻縁に擬宝珠高欄(欄干)を備えられています。

床下を支える建築方式で、「崖造(がけづくり)」ともいい、傾斜地や段状・山や崖にもたせかけ建てることで、代表的なものに清水寺の舞台があります。

神社橋と参道は一直線!近い岩屋堂はすぐ目の前

「岩屋堂神社橋」から続く参道は、「不動院岩屋堂」まで一直線で橋の先端からでも拝見することができます。

 

この赤い橋が、岩屋堂神社橋です。

 

岩屋堂側から見ても、参道から橋まで真っすぐに伸びていることがわかります。

 

岩屋堂へ上る階段も真っすぐに続く。

本尊の不動明王は日本三大不動明王の一つ!

本尊は、大同元年(806年)に飛騨の匠により建立され、源頼朝により再興したしたのが今の本尊です。

本寺である「妙見山神光寺」は、天正年間(1573年~1592年)に、豊臣秀吉が来攻の時に火にかかって焼失したが、本尊が災いを避ける神様であったために、お堂は焼け残ったと言われています。

本尊に祀られる不動明王は、弘法大師「空海」が三十三歳のときに彫られた黒皮不動明王座像で、東京にある目黒不動目赤不動とともに「日本三大不動明王」と言われています。

※上記画像は、不動明王像ですが「不動院岩屋堂」の不動明王ではありません。

不動明王は、他の仏さまと違っていかつい顔をしています!何故?

優しい顔では、いうことをきかない者を怖い顔で威圧し、悪を絶ち仏道に導いて救済する役目をもっています。

しかし、実は慈悲深く、煩悩を断ち切って苦悩や迷いの世界から導いてくれる優しい仏様です。

年に二回だけの護摩法要!不動明王像公開

五穀豊穣や無病息災などを願い、毎年3月28日・7月28日の年2回「護摩法要」が行われます。

この時だけ、普段閉鎖されている本堂が開かれ不動明王像が公開されます。

不動明のご利益をあやかりた人は、年二回がチャンスです!

【不動明王のご利益】

不動明王は「厄難除災の仏様」で強力なご利益をもたらします。
魔を取り除き災難から身を守ってくれ、迷いを断ち切る力や勇気を与えてくれるます。

立身出世や商売繁盛・勝負必勝・厄払い・成就などのご利益があります。

人は、生きていればいろんな悩みや迷いに遭遇しますが、そんな時、不動明王に参れば乗り越える勇気と力を与えてくださる仏様です。

不動明王は「酉年生まれを守ってくれる守り本尊」でもあるので、酉年に生まれた人は特に心願成就・開運・厄除けなどのご利益をいただきやすくっています。

注目度が薄い?岩屋神社!

岩屋堂の階段下右側に、実は神社があります。

「岩屋神社」で、注目度が薄いので比較的スルーされがちです。
門である鳥居は、石製の明神鳥居のようです。

 

由緒や誰が祀られているのか不明なため、注目度がないのだと思いますが、しかし狛犬が両サイドから拝殿を守り様式は神社の体をなしています。

本殿の様式は、切妻造りに勾配をつけた春日造りの形式ようです。

 

この神社の見どころは、何といっても岩屋堂と同じように、背後が迫る岩窟内に納まっている珍しい神社であるということです。

神社を作るために岩を掘ったのか、掘られたいた所に建てたのか興味深いが謎です。

山の自然神が祀られている?のではと思うのですが、詳しい説明看板などがあれば、もっと注目されてもおかしくない神社だと思います。

不動院岩屋堂のアクセスと駐車場

不動院岩屋堂は、鳥取市内から国道29号線(若桜街道)経由で、車だと約50分程です。

若桜鉄道から、バスの乗り継ぎで行くこともできますが、汽車の本数が2時間に一本程度ですので、マイカーか鳥取市内でレンタカーを借りて行くのが無難です。

鳥取方面からは、国道29号線から池田郵便局手前を右に曲がり、約150m程進めば岩屋堂神社橋が見えてきます。

しかし、ここには駐車場がありませんの注意です。

 

岩屋堂神社橋手前に、駐車場の案内板があります。
ここから、約100m先右手側が不動院岩屋堂の駐車場となります。

 

不動院岩屋堂の駐車場。

不動院岩屋堂まとめ

参拝には、非常にデンジャラスな三徳山の投入堂に比べ、簡単に拝める投入堂としては誰でもが行けるパワースポットで、比較的人も少ないので穴場スポットでもあります。

都会近くであれば、休日は、人で溢れるほど多くの人が訪れる場所ではないかと思います。

「不動院岩屋堂」は、壮巌でかつ魅力的な一面のあるお堂で、その姿に心惹かれます。
一度拝見してみてはいかがでしょうか!

不動院岩屋堂の詳細情報

【不動院岩屋堂】
所在地  〒680-0731
鳥取県八頭郡若桜町岩屋堂
TEL 0858-82-2213(若桜町教育委員会)
TEL 0858-82-2237(若桜町観光協会)
公式ホームページ⇒こちら
参拝時間 ●境内は24時間いつでも。
●境内を見るだけなら無料。
●地元のガイド案内:1週間前までに電話予約(お堂見学)
1名~5名は1700円・6名以上は人数×350円
●不動明王は3/28・7/28の大祭の時にのみ公開
アクセス 電車鳥取駅JR因美線~若桜鉄道・群家(乗り換え)~若桜駅終点
  (約50分)~バス15分
   鳥取駅若桜線~若桜駅(約60分)~バス15分
マイカー鳥取市内から約50分
駐車場不動院岩屋堂の駐車料金は無料(約10台)    
お宿情報 >>不動院岩屋堂の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地 鳥取砂丘・白兎神社・鳥取城跡・魔尼寺・さじアストロパーク・わかさ氷ノ山
雨滝・砂の美術館・とっとり賀露かにっこ館・浦富海岸(山陰海岸ジオパーク)若桜神社・竹田城跡

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【大神山神社奥宮】登山道からの参拝は絶景とパワースポットの連続 https://kaiun.website/archives/3353 Mon, 11 Dec 2017 09:42:32 +0000 http://kaiun.website/?p=3353

大神山神社は、鳥取県には二つあり一つは大山山麓の米子市にある本社と標高約900mの大山山腹の深いブナや杉の大木が生茂る原生林の中に鎮座する荘厳な奥宮があります。

奥宮を正式には「大神山神社奥宮(おおかみやまじんじゃおくみや)」といいます。

神仏おわします霊峰大山を御神体とする「大神山神社奥宮」は、山からの巨大なパワーと信仰者の念力が集結した神社であるため強力な浄化力と重みのある空気感、そして参道を歩くだけでもパワーが感じられます。

運気を上げ大きな願い事が叶うパワースポットして、中・四国から多くの人が訪れる人気の神社です。

その、伯耆大山「大神山神社奥宮」の参拝を紅葉の時期に下の参道からでなく、大山登山道から登って下るルートで行って見ましたのでご紹介します。

大山寺の支院の一つ圓流院からスタート!

▲圓流院へ向かう入口

大山環状道路沿いのこの道が圓流院への入口につながりますが、少し大山寺側へ行った夏山大山登山口からでも行けます。

もう少し行った階段脇には、「弁慶地蔵」が立っています。武蔵坊弁慶が、愛馬を繋いだ場所が今の弁慶地蔵付近であったためこの名がついたといわれてます。

 

▲圓流院と霊木・昇龍杉

霊峰大山の気を感じることができる霊木

圓流院の入口には、妖怪天井画と並び圓流院のパワースポットとして有名なのが、「霊木の昇龍杉」です。

樹齢約400年で直径が2m程あろうかと思われる杉の大木で、この木が有名になったのは樹皮の剥がれた跡が天に昇る龍に似ていることが評判になって、大山寺の住職が「霊木の昇龍杉」と名づけられたそうです。

「この木の幹に触れれば大山の気が感じられる」霊木ですので、手で触れて霊峰大山の壮大な気をいただきましょう。

 

▲圓流院の入口付近

 

▲圓流院入口

生まれ変わった200年以上の歴史を持つ圓流院

江戸後期の圓流院(円流院)は、大山寺西明院谷派に属し知行高三十石で嗒然(とうねん)が住職でした。
嗒然は、十一歳の時に大山寺西明院谷の観解院に入り、翌年二月には仏門に入り台貫(だいかん)と称した。

仏学や詩文書画に優れていた嗒然は、その一端として五十一歳の時に大山の由来・伝承・行事など十四話を収めた「大山雑記」を記しています。

天台宗に属し、ご本尊は地蔵菩薩

200年以上の歴史を持つ円流院は、大山寺支院の10ヶ院の一つとして明治の廃仏毀釈を乗り越えて残されましたが、建物の老朽化により2009年8月4日の「落慶法要」後、新しい圓流院として生まれ変わりました。

 

▲妖怪天井画

妖怪との融合「妖怪天井画」

その代表的なものが、妖怪との融合です。
ゲゲゲの鬼太郎の作者で、鳥取県境港出身の漫画家水木しげるさん作の108枚の妖怪が天井に画かれた「妖怪天井画」です。

何故、お寺に妖怪?と疑問視される方もいるかも知れませんが、実は圓流院(円流院)の住職であった嗒然は絵師としても優れた才能を持っていたこと、また、大山が神仏のいる山であり偉大な気の力が宿っている山であるため、この三つを融合させることで大山観光の目玉の一つとしています。

上写真の上から二段目中央には、水木しげるさんが圓流院のためだけに画いた「カラス天狗」が飾られています。

ただ、2018年から7年間続いた一般拝観は中止となるようです。
大山の観光スポットと定着していただけに拝観出来なくなるのは残念です!

 

▲宿坊・洞明院

洞明院入口の門に時代が伺える彫刻が施されている

現在、宿坊となっている「洞明院(どうみょういん)」は、江戸時代中期「禅澄」により開かれた大山寺の支院の一つで西明院谷寺院群に属します。

大山寺は、南光院・中門院・西明院の3つの院から構成されており、3院谷と42の諸院あったようです。

時代が伺える入り口の門は、猿や花の彫刻が画かれた江戸期の1600年ごろのものであると伝えられています。

 

▲登山・下山届ポスト

大山の所々にある登山・下山ポスト

大山登山道の最初にあるのが、赤い登山・下山届ポスト。

登山中、万が一遭難された場合に救助活動をスムーズにするためのものです。
登山の初めと下山に提出しておけば安全ですね。

 

大山登山道から行者谷コースを経て大神山神社奥宮参拝(マップ)

▲大山登山口~大神山神社奥宮の行程マップ

1から16の赤丸は名所や絶景・パワースポットとなっています。
記事の見出しに記載していますので、チェックしてみて下さい!

 

大山登山道に入り大神山神社奥宮へ約3時間

▲大山登山道最初の階段

この石階段から大山登山道の頂上へと続きます。

 

阿弥陀堂や利生水・風穴などの歴史探訪ルートの分かれ道!

▲利生水・風穴・阿弥陀堂案内板

最初の階段を100m程の登ると利生水・風穴・阿弥陀堂案内板があります。
この看板を左に行けば、歴史探訪ルートで利寿現跡や利生水・風穴などの史跡が見られます。

また、右側に行けば阿弥陀堂を拝むことができます。

 

▲立正地蔵

登山の行き帰りに拝んでおきたい「立正地蔵」

上記案内板の向かいには、「立正地蔵(りっしょうじぞう)」が立っています。
この、「立正地蔵」は遭遇者の慰霊のために建てられたお地蔵様です。

 

▲三宝荒神神社跡と鳥居

かまど神「三宝荒神」

仏教では、「仏」「法」「僧」を三宝と言い、その三宝を守る神が「三宝荒神」様です。
不浄や災難を除去してくれる仏様で、日本仏教で独自に発展した尊像です。

 

▲三宝荒神神社跡の礎石

「荒神」は、怒りの表情をしており、火を好むといわれ「かまどの神」としても祀られています。

 

▲阿弥陀堂説明板

「三宝荒神跡」の右横。

 

▲殿様殿

殿様の供養等「殿様殿」

阿弥陀堂の北側にあるのが「殿様殿」です。

高さ1.5m程の石垣に囲まれた、台地に立つ三基の石塔を「殿様殿」と呼ばれます。

右側の石塔は、鳥取藩主池田光仲の叔父で播磨宍栗郡山崎六万石の藩主・松平石見守(池田輝澄)のもので、中央はその奥方のもので二基とも供養塔です。

左側は、万霊塔。

 

大山に存在する最も古い建物「阿弥陀堂」金色が美しい阿弥陀如来像

▲大山寺阿弥陀堂

あいにく今回は、改修工事のため見ることが出来ませんでした。

92年ぶりの大規模修理を終えた大山寺・阿弥陀堂

H30年11月に、大山の紅葉巡りで立ち寄った時には、92年ぶりの屋根の全面ふき替えや建物の縁回りなど大規模修理はほぼ終えていました。

大山寺に現存する最古の建物だけに、歴史と風格がただよう素晴らしい建築物です。

阿弥陀堂紹介記事⇒「大山寺・鳥取」霊峰大山の気が満ちる開山1300年の開運スポット

2ページ目⇒
大山登山道を登り五合目過ぎの行者谷コースへ

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「大山寺・鳥取」霊峰大山の気が満ちる開山1300年の開運スポット https://kaiun.website/archives/3194 Tue, 14 Nov 2017 06:27:15 +0000 http://kaiun.website/?p=3194 大山寺(だいせんじ)は、大山(だいせん:標高1729m)の鳥取県西伯郡大山町にあるお寺で、古くから山岳信仰の修験道場として知られており、正式名称は天台宗別格本山 角磐山 大山寺(かくばんざん だいせんじ)」です。

家内安全・厄払い・水子供養・所願成就御などのご利益と共に先祖の霊は大山に集まると信じられてきたため、御先祖様に会える寺として中国地方一帯から多くの人々が訪れています。

また、大山寺のある大山は、2018年、開山1300年となる中国地方最高峰の山で、別名:「伯耆富士」と言われ西側の伯耆町からみる姿はまさに富士山そのものです。

また、南北東西から見る大山は、形が大きく異なるのも特徴の一つです。

昭和11年に、日本で3番目の国立公園に指定され、後に蒜山・隠岐の島・島根半島・三瓶山が加わり「大山隠岐国立公園」となり、NHKの日本名峰ランキングでは、富士山・槍ヶ岳に継ぐ第3位に選ばれています。

ブナ森や大地や水など広大な自然に囲まれた大山は、古来から神の山、神仏の住む霊山として祀られており今もなお篤い信仰が続いています。

その大山信仰の中心がで大山寺あり大神山神社奥宮で、大山から流れ出る巨大な気が集まり、静けさの中に浄化された空気が漂い心身共に清うパワースポットです。

大山寺橋!白い河原・森の緑・空の青の対比が美しい絶景スポット

▲大山寺橋からの風景

南光河原駐車場の横にある大山寺橋(下ワタリ)は、大山北壁を遠くに望み佐陀川の白い河原と森の緑・空の青が絶妙なコントラストを描く絶景スポットです。

 

実際に見る風景は、写真で見るより遥かに雄大で美しく自然を満喫できます。

大山寺や大神山神社奥宮の参拝や大山登山。ハイキングなどで訪れた人の心を鷲掴(わしずか)みにすること間違いなしです。

 

「サンセットカフェ」オープンテラスから見る夕景の美しさは特別!

▲大山寺参道・御幸参道本通り入口

 

KOMORENITO

ここは大山寺参道の入口にあるこ「KOMOREBITO(こもれびと)」で、一階は大山町観光案内所となっており大山寺への出発地点となっています。

2階には、2017年にオープンのオープンテラスのある「サンセットカフェ」があり、食事やお茶を飲みながら大山の景色が一望できます。

 

何より、西向きのオープンテラスなので、日の落ちる夕方の夕景は特別で「サンセットカフェ」名もここから用いたようです。

 

大山寺参道脇には見所や体験場所が満載!

▲御幸参道本通り

ここから御幸参道本通りとなり、大山寺まで石畳と石段の少々急な坂を5~600m程登ります。

大山そばが人気の「そば処・土佐屋」

途中には、数多くの旅館や食事処・カフェなどが立ち並んでいます。

上の写真の「そば処・土佐屋」さんは、参道のすぐ入口を入った左手にあり、大山産の蕎麦粉を使った「大山そば(600円)」が人気のメニューで、寒い時には身体を温かくしてくれる格別の一杯です。

【そば処・土佐屋】
●営業時間:10:00〜18:00(年中無休)
●住所:鳥取県西伯郡大山町大山43
●電話:0859-52-2126

 

手軽に温泉が味わえる「豪円湯院」

「そば処・土佐屋」さんから、参道を少し上がると左手に見えてくるのが大山初の日帰り温泉施設の「豪円湯院」です。

入浴料は、大人380円(中学生以上)・小人(小学生)300円・幼児は無料とお値段は安く、バスタオルなどもレンタルになっていますので、何も持っていなくても入浴できます。

また、食事処やお土産屋さんも併設されていて、ひと休憩にはもってこいの場所です。

 

ここ「豪円湯院」の建物の横に「餓讖地蔵(がしんじぞう)」が建っています。

天保8年前後に、大飢餓で多くの人々が亡くなったため、将来二度とこのような災難が起きないように、祈りと弔いを込めて天保12年に建立されたものです。

【豪円湯院】<年中無休>
●営業時間:月~木11:00~20:00(最終受付19:30)
金~日・祝日11:00~21:00(最終受付20:30)
●住所:鳥取県大仙町大山25番地
●電話:0859-48-6801

 

利用料無料の疲れた足が癒せる「大山火の神岳温泉足湯」

「豪円湯院」の向かい側には、平成23年9月28日に開設された天然温泉の足湯「大山火の神岳温泉足湯」があります。

利用料は無料で、歩き疲れた足を癒せる人気のスポットとなっています。

利用期間 4月~11月(冬季閉鎖
利用時間 9時~18時
利用料 無料

 

どんな願いでも叶えてくれる「弘化の大地蔵」

▲弘化の大地蔵

大山は地蔵信仰の地でもあるため、大山寺参道にはいたるところにお地蔵様を目にします。
こちらのお地蔵様は、「弘化の大地蔵」と呼ばれていて高さ2.4mの南無地蔵大菩薩が彫られ、大山寺内に存在する三体の「立像石仏地蔵」の1つで、どんな願いでも叶えてくれるそうです。

大山には、この他にも多くのお地蔵様があり、お地蔵様を巡る7.2kmの「大山寺三十三カ所地蔵めぐり」コースも設定されています。

三十三のお地蔵様を巡ってお願いすれば、色んなご利益がいただけそうです。

足腰に自身がない方は参拝者駐車場が便利!

▲大山寺近くの参道にある参拝者駐車場

10台から15台程の駐車スペースですが、大山寺や大神山神社奥宮の参拝のみであれば一番近い駐車場で山門・鳥居までは100~150m程、トイレも完備され、何より足腰の弱い方には便利です(無料)。

大山の魅力を込めた詩が刻まれている「織田収詩碑」

▲織田収詩碑

織田収氏は、日本の政治家・実業家で山陰のジャーナリストです。
明治30年(1897年)に鳥取県米子市に生まれ、昭和63年(1988年)に91歳で死去されるまで、新聞記者や鳥取県県会議員・ラジオ山陰社長などを歴任し、ジャーナリストとして政治・経済・文化・スポーツなど幅広く活動をしました。

大山をこよなく愛した、織田収氏の詩が刻まれた「織田収詩碑」がここにあります。
「山のエスプリは山頂にあつまる 神はここにくだり 人はここにのぼる」と詠われています。

訳せばこんな感じでしょうか!
「大山の魂は山の頂上に集まって、天の神様はここに降り、人々は下界からそれを目指して登って行く」

大山の山登りの魅力をこの詩で表現したのだと思います。

「牛霊碑」大山は日本三大牛馬市の一つとして栄えた場所!

▲牛霊碑

基好上人(きこうしょうにん)が、大山寺の本尊である地蔵菩薩が牛馬の守護仏であると言われ、牛馬守護の守礼を施与されたことにはじまり、例年例祭に合わせて標高800mの高所の場所であるにもかかわわらず大山牛馬が開かれるようになりました。

その後、組織的な牛馬市となってから益々盛んとなり、年に5回も博労座(ばくろうざ)で開催され取り引数は1万頭に及び、広島の「久井牛市」や福島の「白河馬市」と並び日本三大牛馬市として、中・四国はもとより京阪神や中部地方からも多くの人が集まりました。

売買された牛の供養のために建てられたのが「牛霊碑」です。

「とう然の碑」多彩な才能を見せた円流院の住職・嗒然(とうねん)

▲とう然(ねん)の碑

嗒然(とうねん)は、円流院の住職で寛政8年(1796年)に皆生村(今の米子市)の漁師の家に生まれ、幼き頃より絵心があった。
文化3年(1806年)11歳の時に大山寺西明院谷の観解院入り、翌年には仏門に入り大貫と号す。

その後、師の円流院主大賢より教えをこい、仏学に優れ詩文書画とも才能を伸ばしていきます。

その一端を示すものとして、弘化3年(1846年)51歳の時に誌した「大山雑記」があります。
「大山雑記」は、大山寺の由来や行事・伝承など14話を収めたものです。

書画など多才であった嗒然は、文久元年(1861年)に享年66歳で死去、円流院には三代(大存・大賢・大貫)の院主の位牌があり、大山寺石段参道横には「とう然の碑」があります。

 

「信濃坊源盛の碑」後醍醐天皇が京へ帰る足がかり船上山の戦いで貢献!

大山寺山門の石段下右側に、「信濃坊源盛の碑」があります。

信濃坊源盛の功績を称(たた)え宮家御下賜金(ごかしきん)によって、明治24年に建てられたもので台石の上に1.6mの碑が立っています。
碑文は、文学博士の末松謙澄の筆による。

信濃坊源盛は、名和長年の弟で大山寺の僧となり金剛院の住職で「信濃法眼」と名乗っていました。

元弘3年(1333年)源盛31歳の時に、兄の長年から隠岐の島を脱出した後醍醐天皇を船上山にお迎えしたとの急な知らせを受け、同宿十余人を連れって船上山にはせ参じ、攻防のすえ幕府方を破り裏側の西坂を守った。

合戦は、3日間続き大山衆徒700人も大急ぎで駆けつけたと言われています。
この合戦の勝利は、後々の情勢が大きく変えることとなり、鎌倉幕府の崩壊、後醍醐天皇の「帰洛(きらく:京に帰る)
の足がかりとりました。

その後、源盛は九州の肥後八代で57歳の生涯を閉じる。

2ページ目⇒見落としがちな山門の金剛力士像や石段参道沿いのパワースポット!>

]]> 「米子城跡・鳥取」絶景スポット!山頂の眺望は360度の大パノラマ https://kaiun.website/archives/2416 Sun, 02 Apr 2017 02:03:58 +0000 http://kaiun.website/?p=2416

鳥取県の米子市に、天守閣跡の山頂から望めば市街を360度の大パノラマビジョンで堪能できる絶景ポイント「米子城跡」があり、城跡は国史跡に指定されています。

建物は残っていませんが、本丸石垣など城郭の形をとどめた城跡で、お城があった頂上には天守の礎石が残されています。

本丸エリアまで登って来た時、最初に見える立派な石垣は美しく、大きさに圧倒されます。
城跡の中でも、ここまで原型をとどめている石垣は少なく貴重で、かつてのお城の姿を創造させる。

「米子城跡」は、JR山陰線米子駅から比較的近い場所にあり、タクシーで5分弱、歩いても約20分程で行け、そこから山頂までは約15分ですので1.5~2時間位あれば、城跡と素晴らしい景色の両方を満足することができる観光ポイントで、春には桜の美しい名所として隠れスポットにもなっています。

標高90mの湊山(みなとやま)山頂に、山陰で最初に築城された米子城は、天守のある本丸を中心にした典型的な平山城で、高さ20mの五重の天守閣と高さ15mの四重の副天守閣を持った山陰随一の名城であったいわれています。

米子城は別名「久米城」と呼ばれ大小二つの天守閣を持つ壮麗な名城

上記の米子城絵図で、当時は山頂に四層五重の天守閣と四重櫓(しじゅうやぐら)の副天守閣の二つの天守を持っていた壮麗なお城であることがわかります。

二つの天守を持つものは、全国でもまれで希少なお城であったといえます。


米子城の配置

標高90mの湊山山頂には、総石垣の本丸と北尾根に内膳丸(ないぜんまる)、東尾根の飯山(いいのやま)に采女丸(うねめまる)、山麓には二の丸・三の丸・船手郭(ふなてくるわ)が配置されていました。

北側には丸山があり、東側には飯山、そして南西側には中海を配する天然の要衝で囲まれた立地で、内堀・外堀を巡らせ外郭に武家屋敷のある、典型的な平山城としての形態をなすお城です。

米子城絵図と城跡現在のマップを比較して見ると全体的に森で囲まれてはいますが、標高90メートルの湊山の頂上にある、本丸の石垣や輪郭はしっかりと当時を面影をとどめています。

米子城の築城と廃城の悲しい歴史

米子城のはじまりは、応仁から文明年間に山名宗之(やまなむねゆき)が飯山(いいやま)に砦として築いたとされ、その後、本格的な城として築城が開始したのは天正19年(1591年)西伯耆の領主であった吉川広家(きっかわひろいえ)で、関が原の合戦で敗れ完成をみずに国替えとなった、この時7割程の完成だったといわれます。

慶長6年(1601年)に、伯耆国の領主となった中村一忠(なかむらかずただ)が、築城を再会し慶長7年(1602年)に、米子城の完成となる。

明治2年(1869年)に藩庁へ引き渡されるまで、城主は3人変り、最後の城主は鳥取藩の家老であった荒尾成利(あらおなりとし)でした。

その後廃城、士族に払い下げられた米子城は、明治6年(1873年)にわずかな値段で建物の大部分が売られ、数年後には解体となり風呂屋の薪になってしまったという、悲しくもはかない米子城だったのです。

天守台のある湊山頂上へ!絶景を360度大パノラマで眺める

西登山口側からの登山入口。

西登山入口側(下記写真赤字)の直ぐ前に湊山公園の駐車場がありますので、マイカーで来られる方はこの駐車場を利用して登るのが良いです。

西登山口側付近にある案内板。
山頂まで約15分ですが、比較的斜面が急なのできついです。

西登山口から登る

 西登山口側から本丸へ出発です。

幾重にも曲がった石段を登っていきます。

こんな階段や斜面が続きますので、ヒールや革靴は足が痛くなります。
運動靴や登山靴がお勧めです。

本丸の守りを強化した内膳丸

本丸への途中に、「内膳丸跡(ないぜんまる)」があります。

内膳丸は、本丸の守りをより強くするため丸山に作られた郭で、伯耆城主の中村一忠の家老であった横田内膳が築いたので内膳丸と呼ばれます。

「内膳丸」入口階段の左右に石垣が設置されている。
一の段郭と二の段郭の二段に構成された「内膳丸」は、二の段郭に角櫓と蔵がありました。

階段上は「内膳丸虎口」の左右の石垣。

 

「内膳丸虎口」を入ると内膳丸下段は広い平地で、奥にもう一つ石段と左右に石垣が見える。

内膳丸上段も広く、当時は二重櫓がいくつか建てられいたといいます。

西の防衛のため、「内膳丸」から本丸にかけて石垣が設けられていました。
現在は、一部を残し崩落しています。

中海の美しい景色を眺めることができます。

市営湊山庭球場。

 東側にも入口!東登山口から登る

二の丸は、現在、市営湊山庭球場になっており、テニスコート裏側にもう一つ、「東登山口」があります。
米子駅から徒歩で来た場合は、東登山口側から登る方が近いです。

こちらも、急斜面が続く道となっています。

途中、本丸跡の案内板が見えてきました。
山頂まで、約8分です。

下から見えてくる本丸跡は大きくて感動の素晴らしさ!

本丸が見えてきました。
ここまで来ると本丸山頂までもう少しですが、普段、運動していないせいか息が切れ足がパンパンでした。

本丸は、天守郭・水手郭・遠見郭・番所郭を高石垣で囲った構成で築城されていす。

本丸には崩れることなく、しっかり石垣が残されていて見て感動で、また当時のお城も創造させられる。
右上側が天守台の石垣、左側の石垣が副天守台です。

番所や蔵が配置されていた番所郭

番人が詰めている施設があった「番所跡」

天守郭の東下段にあたる番所郭には、当時、番所や蔵が配置されていました。
番所は、本丸を警備する他、領内の産物が他領へ流出するのを監視したり,出入りする物資に一定の割合で徴税をしていたといわれています。

本丸南虎口のようす。

天守の入口をかためる鉄御門

「鉄御門跡(くろがねごもん)」
天守の入口を厳重にかためる鉄張りの堅固な門で、間口約12m・奥行4.5mの2階建。

右手を見れば、副天守台の石垣がそびえる。

「鉄御門跡」左に曲がれば本丸が見えてきます。

広い本丸には天守台と副天守台が当時の形を残す!

本丸のようす。

本丸と礎石。

左の石垣が天守台で、右側が副天守台となります。

本丸の天守台は広く、石垣が当時の形態を保っている。

天守台から眺める絶景ポイント!

天守台の先端近くにベンチが一つ設置されています。
この位置が、景色を最も楽しめる絶景ポイントとなります。

天守台から見る米子市街。
まさに、360度大パノラマの眺望には感動します。

米子市街には大きな建物が無いので、天守台先端から見る景色は絶景!
北に日本海、西に中海や弓ヶ浜半島、東に大山、出雲の平野部や島根半島も一望でき、見下ろせば城下町の米子と圧巻の眺望です。

春はこのポイントの桜が美しい遠見櫓跡

天守郭の北下段(写真奥の下段)に遠見櫓跡が見えます。

桜の名所でもありますので、春には美しい桜が咲き誇り多くの人々で賑わいます。

「遠見櫓跡(とおみやぐら)」
遠見郭には、遠見櫓と二重櫓を配していて「着見櫓跡」とも呼ばれます。

船小屋へ通ずる水手御門

本丸から、こちら石垣を抜ければ水手御門跡へ。

中海側に配置される「水手御門跡」
ここから船小屋へと続く道があります。

昔内堀だった場所に今は医大病院が建っている!

内膳丸方面の内堀には、現在、鳥取大学医学部付属病院が建っています。

米子駅前

米子駅前の米子市文化ホールと前方にハーベストINホテル。
米子駅から徒歩であれば、米子市文化ホール前の道を真直ぐ北へ進めば、約20分程で「米子城跡」に到着します。

まとめ

「米子城跡」は、米子市街地にあるため米子駅から近く、立地の良い場所にあります。

のんびりと季節の木々や花を楽しみながら湊山を登れば、目の前に名城といわれた城跡が現れます。
大きさや保存状態が良く、下から見る石垣や天守台の素晴らしさに感動です。

そして何と言っても、天守台からの眺望は絶景で360度見渡せる大パノラマです。
また、昼のみならず初日の出のスポットでもあり、夜には市街地のネオンが美しく、ロマンティックな場所としておすすめです。

湊山公園や日本庭園、36基の彫刻作品のある米子彫刻ロード、中海などの見所も隣接していますので、カップルや子供連れでも楽しい場所となっています。

米子城跡の詳細情報

【米子城跡】

所在地 〒683-0824
鳥取県米子市久米町
TEL:0859-23-5436(米子市・文化課)
料金・時間 無料・時間自由
アクセス

JR:山陰本線・米子駅より徒歩約20分 タクシーで約5分
マイカー:山陰道・米子中ICより県道300号線経由で約10分
駐車場:湊山公園駐車場(100台無料)

お宿情報 米子城跡の周辺宿詳細【楽天旅ノート】
周辺観光地 米子水鳥公園・水木しげるロード・大山と大山寺
トムソーヤ牧場・鳥取花回廊足立美術館


<米子城跡周辺マップ>

 

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【太鼓谷稲成神社】千本鳥居のトンネルは絶景!津和野のパワースポット https://kaiun.website/archives/2342 Wed, 22 Mar 2017 07:42:28 +0000 http://kaiun.website/?p=2342

島根県鹿足郡津和野町に鎮座する「太鼓谷稲成神社」は、日本五大稲荷の一つで、アメリカのCNN発表の「日本の最も美しい場所31選 」に選ばれ、天・地・海・木の四つの美しい自然のコントラストが評判になっている山口県の「元乃隅稲成神社」に分霊した神社です。

五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除・福徳円満など多くのご利益をいただけるパワースポットですが、願望成就(良縁・受験他)は特に強いとされる神様が祀られています。

 

また、千本鳥居と呼ばれる朱色の千本の鳥居が、トンネルのように参道に連なっている光景は圧巻で、「太鼓谷稲成神社」のシンボルになっています。

島根県では、縁結びとして全国でも有名な「出雲大社(いずもたいしゃ):初詣数約59万人」がありますが、それに次ぐ、約25万人で年間100万人越えの参拝者数を誇る人気の神社です。

津和野は、山陰の小京都と呼ばれる山あいの城下町、津和野川に沿って開けた盆地を「太鼓谷稲成神社」の高台から見下ろせば、赤い屋根の町並みがどこか懐かしさを感じる風情のある場所です。

太鼓谷稲成神社は京都の伏見稲荷大社の分霊を迎えた神社

「太皷谷稲成神社」の創建は、安永2年(1773年)に津和野藩主7代亀井矩貞(かめいのりさだ)公が、津和野藩の領民の安寧のために京都の「伏見稲荷大社」から分霊を迎え、三本松城(津和野城)の鬼門となる東北端の太皷谷の峰に社(現在の元宮)を建て祀ったのが始まりです。

慶應3年7月、津和野乙女山の熊野権現社を稲成神社に移して相殿とし、熊野神社と称するようになりました。

大正12年に現社殿を建立、昭和2年に熊野神社から稲成神社と改称

旧社格は郷社で、歴代の藩主から崇敬され藩主以外は参拝不可でしたが、廃藩後には一般庶民にも参拝されるようになり、昭和30年代には参拝者の増加も有って、昭和44年12月に境内地西側の山を切り開き新社殿が建立されました

<元宮>

遷宮斎行後の旧社殿は、「元宮(もとみや:旧熊野神社)」として残し、御分霊をつつしみきよめて祀っています。

稲成と書く稲荷神社は日本に二社だけ

稲荷(いなり)でなく稲成(いなり)の神社は、分霊した山口県長門市の「元乃隅稲成神社」と「太皷谷稲成神社」の二社しか日本にはありません。

稲成の「成」は願望成就の意味が込められている

元来、稲荷神社の稲荷は稲が生えるの稲生(いねなり)が変化し、イナリから稲荷(いなり)と書くようになったと言われています・

「太皷谷稲成神社」の稲成の「成」には、津和野藩主亀井矩貞公がお願い事がよく叶うように「成るように」との意味が込められており「願望成就」「大願成就」の願いが叶いやすい神社となっています。

太皷谷名の由来は太鼓が鳴り響く谷間だった

太皷谷の社名は、津和野城があった一角に位置するこの地は、江戸時代に、時刻を知らせる太鼓が鳴り響く谷間にあったことからこの名前が付けられたといいます。

また、この地は鬼門にあたり古くから神聖な地であったようです。

御祭神は二神の女神

御祭神は、 宇迦之御魂神(稲成大神)と伊弉冉尊(熊野大神)で、この二人の神様は女神とされています。

「太皷谷稲成神社」は、二神の女神から多くのご利益をいただくことができます。

御祭神名 神の種類  御利益
宇迦之御魂命(うがのみたまのかみ) 稲成大神 五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除
福徳円満・願望成就・失せ物(紛失物)発見
伊弉冉尊(いざなみのみこと) 熊野大神 創造開拓・夫婦円満・良縁成就・開運
病魔退散 延命長寿・鬼門除け・方災除け

 

宇迦之御魂命は、日本書紀では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)とされ、うかは食物を意味し穀物・食物の神様で通称はお稲荷さんと呼ばれ、稲荷神社の総本社である京都の伏見稲荷大社の主祭神でもあります。
古くから女神とされている。

伊弉冉尊は、日本神話の女神で伊弉諾神(いざなぎ)の妻で、日本の国造り、母なる大地の神として万物を生む力のある神様です。
古事記では、伊邪那美神命(イザナミノミコト)と書かれます。

太皷谷稲成神社は日本五大稲荷神社の一つ!

「太皷谷稲成神社」は、日本五大稲荷神社の一つに挙げられています。

日本五大稲荷神社、日本全土で稲荷神を祀る寺社の内、主要な五社のことをいいます。
日本五大稲荷神社は、以下の神社です。

 日本五大稲荷神社イメージ  神社名 所在地  ご利益 

伏見稲荷大社 京都府京都市
伏見区 
五穀豊穣・商売繁昌・産業興隆
家内安全・交通安全・芸能上達 
  笠間稲荷神社 茨城県笠間市
笠間

五穀豊穣・商売繁盛・家内安全
厄除け・交通安全 

  竹駒神社 宮城県岩沼市
稲荷町
五穀豊穣・商売繁盛・航海安全
家内安全・
交通安全・厄除
安産祈願

祐徳稲荷神社 佐賀県鹿島市
古枝
五穀豊穣・商売繁盛・家内安全
交通安全・
縁結び・必勝祈願
金運上昇

太皷谷稲成神社 島根県鹿足郡
津和野町

五穀豊穰・産業発展・商売繁昌
開運厄除・
福徳円満・願望成就
創造開拓・夫婦円満・
良縁成就
開運・病魔退散・鬼門除け 

方災除け

 

シンボルの千本鳥居!息を切らせ263段の石段を登る

「太皷谷稲成神社」は、JR山陰線津和野駅から下車後、車で約5分、歩いて約30分程の場所に位置します。

京都の伏見稲荷大社で有名な千本鳥居ですが、「太皷谷稲成神社」にも同様のシンボルとも言える「千本鳥居」があります。

鮮やかな朱色の千本鳥居の参道は、本殿のある高台まで約300mもあり、263段の石段を登ることになります。
比較的斜面が急であるため、息を切らし登っていくことになると思います。

昇って行く途中、鳥居の隙間から見える、津和野の美しい景色が四季折々で赤や緑と変化して、疲れた足を和らげてくれます。

表参道を登り切ると鮮やかな朱色の扉「神門」が本殿へと向かい入れる

千本鳥居の参道を登りきった所に、でんと構えた朱色の美しい「神門(しんもん)」が目の前に現れます。

ここまで来るとかなり高く、眼下を見下ろせば、津和野の特徴である赤茶の石州(せきしゅうがわら)の家が連なり、山の緑・空の青と相まって素晴らしい景観を見ることができます。

石州(せきしゅうがわら)は、三州、淡路と並ぶ日本三大の一つで、島根県の石見地方で生産される粘土瓦。

中央の門は、新年や祭事の時以外は閉じていますので、左右の開いている門から入ります。

境内下まで車で来ることもできる!

本来、表参道の千本鳥居を歩いて登るのがベストな方法だと思いますが、車で境内下まで行くこともできます。

裏参道は舗装されていて、駐車場(約100台:無料)は広く、車を降りれば本殿までは階段一つなので、あまり歩かずに参拝出来るのもこの神社の特徴かも知れません。


<境内案内図>

駐車場側の龍の手水舎

駐車場から境内に上がる階段そばに、「龍の手水舎(てみずしゃ)」があり龍の口からでる聖水で、身も心も清めて参拝に向かいます。

駐車場から、朱色の鳥居をくぐり階段を登れば境内となります。

納車された新車・中古車の車のお祓いができる!

納車間もない新車や中古車をお持ちなら、交通安全のお祓いがこの駐車場のすぐ側の「車祓所(くるまはらえしょ):初穂料5000円~」で行えます。

ご祈願受けの人には、社紋を金であしらった専用ステッカーが授与され、夜でも輝くこのステーカーを後方に貼っていれば追突防止の役目を果たすそうです。

太皷谷稲成神社の参拝は境内の四ケ所参りが習わし

「太皷谷稲成神社」には、独特の参拝形式があり、参拝に訪れたら境内の四ケ所を順にお参りする「四ケ所参り」が習わしです。

参る順番もありますので、順番通り参拝してみてはいかがでしょうか。

四ケ所参りの順序

一、「本宮(もとみや)」
    ⇓
二、「命婦社(みょうぶしゃ)」
    ⇓
三、「新殿(本殿)」
    ⇓
四、「神殿裏奉拝所」となります。

 

順路一番目「本宮(もとみや)」

「元宮(もとみや)」は、表参道を登りきり神門を通った直ぐ右横に鎮座します。

「元宮」の拝殿は、古さのある素朴な木の感じと大きな注連縄(しめなわ)が印象的です。
注連縄の上には、龍の彫刻が施されています。

順路二番目「命婦社(みょうぶしゃ)」

元宮の裏には、ある狐様を祀ったお社の「命婦社(みょうぶしゃ)」があります。

御祭神は、白狐神の命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)で、稲荷大明神の神令使。

命婦というのは、西暦660年頃から始まった立令制により官僚制が実施され、従五以上の位階を有する女官を内命婦(うちのみょうぶ)もしくは、五位以上の官人の妻を外命婦(げのみょうぶ)の事です。

平安時代以降は、宮人と命婦は区別され命婦の奉仕する対象は内侍司(ないしのつかさ)の努めで、やがて稲荷社の巫女と呼ばれるようになり、中世では、稲荷明神の使いとされる狐様を意味するようになりました。

順路三番目「新殿(本殿)」

昭和44年(1969年)に建て直された「朱色の拝・本殿」は美しく眩しく輝き、「元宮」よりさらに大きな注連縄が存在感を増している。

年間行事の中で、2月初めの午の日に催される初午大祭や5月の春季大祭・11月の例祭・秋季大祭には、境内は参拝・祈願に訪れる多くの人で溢れ変える。

本殿では毎日、五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除・福徳円満・願望成就・病気平癒・縁結びなどのご祈願を受け付け、ご祈祷が行われています。

順路四番目「新殿裏奉拝所」

「新殿裏奉拝所」は、大神様に最も近い場所で御本殿を背後から拝する神聖なる神域。

本殿の裏なので目立ちませんが、古くより稲荷信仰では、ご祭神は本殿の背後から出入りすると言われており、信仰に篤い方々の心静かなお参りの場所となっています。

稲成大神様のお供え物は狐の好物の油揚げ!

「太皷谷稲成神社」では、稲成大神様のお供え物として「油揚げとローソク」をお供えすることが習わしです。

狐は、油揚げが好物であることから、神の使いの狐様にも油揚げをお供えするようです。

四ケ所参りの参拝所には、それぞれお供え用の献供台と燭台(ローソク台)が設置されていますので、境内駐車場の手水舎前と売店にて150円で購入し、参拝時にお供えします。

油揚げとローソクのお供え方法

本殿参拝を例にしますと、まずローソクに火をつけ、本殿正面両脇の神狐像の前方にあるローソク台に供えます。

次に、賽銭箱の両脇にある御供物台の上に油揚げをお供えします。

お供え後、神社で普通に行う二礼二拍手一礼の作法で、お願いごとを聞いてもらいましょう。

火焚(ひたき)祭は火の霊力により心身を清浄にする!

毎年、12月8日の午後一時から行われる「火焚(ひたき)祭」は、穀神の荒神を春の祈年祭で招き、秋の火焚祭によって山に還られる祭で、火の持つ霊力が罪や穢れを祓い心身を清め、生業に活力を甦らせるものでもあります。

参拝者より奉納された、お願い事が書かれた一年分の火焚串(初穂料1本200円)を大祓を奉唱しながら神職が焚きあげ願望成就・罪障消滅・万福招来を祈る神聖な儀式です。

津和野周辺の見所スポット

津和野は狭いところに見所が多く密集しており、歴史とアートが共存する観光スポットです。

鎌倉時代に吉見頼行が30年かけて築城した津和野城の跡の津和野城跡や掘割に錦鯉が優雅に泳ぐ殿町通り、幕末の浮世絵師の葛飾北斎と門下生の版画など1000点を収蔵する葛飾北斎美術館など、城下町らしい情緒の漂う津和野の町並みながらも、山陰の美術都市としての顔をみせるアートスポットでもあります。

幼少時代に森鴎外が過ごした森鴎外旧宅や悲劇のキリシタンを慰霊する津和野キリシタン教会も見逃せません!

まとめ

「太皷谷稲成神社」は、島根県ではあの「出雲大社」に次ぐ有名な神社で、境内に鎮座する新旧の社殿や朱色の千本鳥居など美しさと共に多くのご利益をいただけ、「願望成就」の開運にはとても強いパワースポットです。

境内には、この他に御紹介していない宝物殿があり、貴重な津和野藩の天文・算術の大家であった堀田仁助作成の天球儀・地球儀や神狐彫刻・神狐子連彫刻など一見の価値のある多くの社宝や美実工芸品はものが収蔵されています。

「太皷谷稲成神社」の参拝を兼ねて、津和野の見所も訪ねて見てはいかがでしょうか。

太鼓谷稲成神社の詳細

【太皷谷稲成神社】

所在地

〒699-5605
島根県鹿足郡津和野町後田409
TEL: 0856-72-0219 FAX:0856-72-3105
公式ホームページ⇒【太鼓谷稲成神社】

参拝時間 無料・時間自由
ご祈願・車祓所:受付時間(午前9時から午後4時迄)受付:社務所にて
アクセス JR:JR山口線津和野駅~徒歩約30分 またはタクシーで約5分

マイカー:
<九州方面から>
中国高速 小郡IC~国道9号線を益田・津和野方面へ(約70分)
<大阪方面から>
中国高速 六日市IC~国道187号線を益田・津和野方面へ(約60分)
<駐車場>:100台(無料)

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周辺観光地 津和野城跡・葛飾北斎美術館・森鴎外記念館・津和野町郷土館
津和野町立安野光雅美術館・津和野カトリック教会

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