仕事運|開運に導くおすすめパワースポット最新情報 https://kaiun.website 生まれてから、行動することでおこりえる後天運をより良いものにするため開運(金運・愛情運・仕事運・健康運・人気運) に関する情報をお届けします。 Sun, 03 Mar 2024 02:40:27 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.5 https://kaiun.website/wp-content/uploads/2015/10/cropped-torii2-32x32.jpg 仕事運|開運に導くおすすめパワースポット最新情報 https://kaiun.website 32 32 電磁波からの解放!分杭峠のゼロ磁場で心と身体を浄化 https://kaiun.website/archives/4851 Fri, 19 May 2023 13:34:52 +0000 https://kaiun.website/?p=4851

分杭峠について聞いたことがありますか?

日本三大パワースポットの一つで、長野県伊那市と下伊那郡大鹿村との境界に位置する標高1,424 mの峠で、ゼロ磁場と認定されている場所です。

ゼロ磁場にいると心身を浄化し、ネガティブ気持ちがポジティブな思考に変わり、前向きで明るい気持ちになるようです。

しかし、ゼロ磁場とは一体何を意味するのでしょうか? ゼロ磁場とその利点、そして心身の浄化ために分杭峠巡りがどのように役立つのかをご紹介します。

ゼロ磁場で心身を浄化できる分杭峠の世界

分杭峠巡りは、外の世界から切り離され、自分の内なる自分と再びつながることを可能にするユニークな体験です。

では、分杭峠とは何でしょうか?

心身のバランスを崩す電磁波のないゼロ磁場を体験できる場所です。
この峠は都会の喧騒から離れた山中にあります。

分杭峠巡りは単なる逃避ではなく、さまざまな面で有益な浄化体験です。

ゼロ磁場はストレスや不安を軽減し、心と体を浄化するのに役立ちます。
また、睡眠の質を改善し、免疫システムを高め、全体的な健康状態を向上させることもできます。

ゼロ磁場のメリットは健康だけではありません。
また、集中力、創造性、生産性も向上します。

特典がたくさんある分杭峠は、ぜひ試してみる価値があります。

ただし、分杭峠は気の弱い人向けではないことに注意してください。

メリットを最大限に享受するには、精神的および肉体的な準備が必要です。

自分自身に挑戦し、快適ゾーンから抜け出す準備はできていますか?
それなら、分杭峠巡りがまさにあなたに必要なものかもしれません。

ゼロ磁場を理解する

磁場とは何ですか? 磁場は、磁石と電流の周囲に存在する目に見えない力です。
電力線から家庭用電化製品に至るまで、あらゆるものに使用されています。

有害ではないと思われるかもしれませんが、強力な磁場に長期間さらされると、私たちの健康な体に危険を及ぼす可能性があります。

磁場にさらされる危険には、睡眠パターンの乱れ、頭痛、さらには癌が含まれます。
磁場からさらされる量を制限すると、私たちの健康と幸福にプラスの効果が得られます。

ここでゼロ磁場が活躍します。 ゼロ磁場とは、磁力が全くない場所を指します。
ゼロ磁場にさらされると私たちの心と体が浄化され、健康と幸福の向上につながると考えられています。

分杭峠に関する事実

分杭峠巡りは、磁力がまったく存在しない特別に設計された空間です。
分桂峠を訪れる人は、外部からの干渉を受けることなく、ゼロ磁場の恩恵を享受できます。

しかし、それだけではありません。分桂峠は風水の原則も念頭に置いて設計されています。
これにより、ポジティブなエネルギーを促進し、体の自然なエネルギーの流れのバランスを整える調和のとれた環境が生まれます。

次のセクションでは、分杭峠巡りの体験中に何を期待するか、そして最大限のメリットを享受する方法について説明します。

浄化体験

分杭峠巡り体験の準備

分杭峠巡りの旅に出発する前に、いくつかの準備を行うことが不可欠です。

清潔な植物ベースの食事をとり、アルコールや薬物を避けて、体を解毒する必要があります。

体験中に有意義につながることができるよう、スピリチュアルな焦点を確立することも検討していただければ幸いです。
また、精神的および感情的に準備するのに役立つため、何が起こるかをよりよく理解するためにいくつかの調査を行う必要があります。

分杭峠巡り体験中に期待できること

分杭峠巡りの体験は、ゼロ磁場への曝露を伴うため、他の浄化や癒しの体験とは異なり、ユニークです。

氣場と呼ばれる谷間には木製ベンチが有り、ここでゆっくりくつろいで心の癒しとなる人気のパワースポットです。

快適になったら、自己発見の瞑想的な旅を始めることができます。
そこでは、深いリラクゼーションと内省を達成して心と体を浄化します。

気を散らすものは何もありません。 耳をつんざくような静寂があり、外部からの妨害はありません。

あなたは自由に瞑想したり、外部の会話を遮断したりすることができます。

このプロセスは激しいもので、疲労と消耗を感じる可能性がありますが、十分な休息をとれば、若返り、精神的により明晰になり、感情的にバランスが取れた状態になるでしょう。

最大限のメリットを得る方法

分杭峠巡り体験は旅であり、最大限のメリットを得るには全力で取り組む必要があります。

通気性があり、十分に軽く、動きやすい服を着て、できるだけ快適に過ごせるようにしてください。
より没入型で魅力的な体験を刺激するために、好みの瞑想音楽を持ち歩くこともできます。

経験を尊重し、分杭峠への旅を開始する前に意図を設定することが重要です。
瞑想中に、あなたをこの時点に導いた経験について考えさせてみると助けになるでしょう。

プロセスを通じて対処したい領域、問題点、問題を特定できます。

全体として、分杭峠巡りの体験は、浄化されてリフレッシュされた気分になり、
ネガティブなエネルギーが頭から取り除かれることを約束します。

入念な準備、霊的につながる意欲、そして経験に対するオープンさを通して、あなたは最大限の恩恵を受け、若返って現れるでしょう。

分杭峠巡りのメリット

最近ストレスや不安を感じていませんか?

日常生活の喧騒から離れて休憩が必要ですか?

分杭峠に来れば、もう心配する必要はありません。

ここにあるゼロ磁場は、あなたの心、体、魂に驚異的な効果をもたらします。

身体的な利点

分杭峠巡りの物理的な利点は無視できません。

ゼロ磁場は血液循環を促進し、血圧を下げ、呼吸機能を改善することがわかっています。

磁気干渉がないことは、体が毒素を排出し、体全体の健康を促進するのにも役立ちます。
さらに、分桂山脈の亜熱帯気候が爽快な身体体験をさらに高めます。

ここで過ごす時間は、体を若返らせ、活力を向上させます。

精神的および感情的な利点

分杭峠巡りは身体的な健康のためだけではなく、精神的、感情的な利点も同様に注目に値します。
磁場の干渉がゼロになると、脳は完全に減圧されます。
このリラックスは緊張や不安を軽減し、睡眠の質を改善し、全体的な幸福感を高めるのに役立ちます。
分杭峠の心地よい環境は、訪問者にストレスを解放し、日常生活の要求から離れて休憩することを可能にします。

霊的な恩恵

精神的な啓発を求める人にとって、分杭峠は最適な目的地です。
ゼロ磁場は、穏やかで瞑想的な状態を達成するのに役立ち、自己発見とスピリチュアルな意識の向上につながります。

伊那山脈の静かな環境は、人生について熟考し、自分の優先事項を再評価するのに最適な休息を提供します。

分杭峠巡りのスピリチュアルな恩恵は貴重であり、自分自身の中でより深いつながりを求める人は誰でも経験する必要があります。

結論として、分杭峠は、日常から離れて自然の中で心と体を浄化したいと考えているすべての人に何かを提供するものです。

活力の増加、血圧の低下、呼吸機能の改善、毒素の排出といった身体的な利点と、緊張や不安の軽減、睡眠の改善といった精神的および感情的な利点を組み合わせたすべてが、訪問を検討する理由です。

より穏やかで瞑想的な状態と心の平安による精神的な恩恵が、この目的地をさらに魅力的なものにしています。

今すぐ旅行を計画して、分杭峠巡りの若返り効果を体験してください。

分杭峠に関する科学的研究

科学者や研究者は、分杭峠とそれが人体と精神に及ぼす影響について数多くの研究を行ってきました。

日本の放射線医学総合研究所が実施したある研究では、分杭峠への曝露ががん治療中の患者のストレスレベルの軽減に役立つことが判明した。

Journal of Alternative and Complementary Medicineに掲載された別の研究では、分杭峠巡りが不眠症に悩む被験者の睡眠の質を改善するのに役立つことがわかりました。

Journal of Sports Science and Medicineに掲載された研究では、分杭峠巡りを利用したアスリートは、激しい運動後の筋肉痛や炎症が大幅に軽減されたことがわかりました。
この研究では、分杭峠が身体パフォーマンスを向上させ、回復時間を短縮するのに役立つこともわかりました。

分杭峠の実体験

世界中の多くの人々が分杭峠巡りの恩恵を直接体験しています。
彼らの物語と経験は、このユニークな浄化方法の力の証です。

長年慢性的な痛みに苦しんでいたある女性は、分杭峠をたった 1 回訪れただけで症状が楽になった。
彼女はその経験を「人生が変わった」と表現し、痛みを管理するために分杭峠巡りを続けています。

別の人は、分桂峠が精神的な明晰さと集中力を高め、仕事や日常業務に集中しやすくなったと発見しました。

人々はまた、分杭峠を使用した後、穏やかで平和な感覚を感じたと報告しています。
セッション後はリラックスしてストレスが軽減され、より安心して日常生活に取り組めるようになるのが一般的です。

分杭峠は心と体を浄化するための型破りなアプローチのように思えるかもしれませんが、科学的研究と実生活の経験がそれを物語っています。

世界中でより多くの人々が分杭峠巡りの利点を発見するにつれて、このユニークな浄化方法が多くの効果をもたらすことは明らかです。

まとめ

分杭峠巡りはあなたにぴったりですか? まあ、それは状況によります。

人生のプレッシャーに行き詰まり、内と外の両方で平安を見つけることができずにいますか?

慢性的な身体の痛みや精神的な疲労に苦しんでいますか?

あなたは道に迷い、周囲の世界から切り離されていると感じていますか?

これらの質問のいずれかに「はい」と答えた場合は、分杭峠巡りがまさに必要なものである可能性があります。

分杭峠巡りは単なる健康の流行ではなく、心、体、魂を浄化するのに役立つ総合的な体験です。
ここは、ゼロ磁場の利点を体験し、バッテリーを充電し、リフレッシュして世界に挑戦する準備ができていると感じられる場所です。

しかし、私たちの言葉をそのまま鵜呑みにしてはいけません。

数え切れないほどの人が、分杭峠を体験した後、よりリラックスし、活力が湧き、集中力が増したと感じたと報告しています。

循環の改善、炎症の軽減、免疫システム機能の強化などの身体的な利点から、不安の軽減、睡眠の質の向上、回復力の向上などの精神的および感情的な利点まで、分杭峠は誰にとっても何かを提供します。

ぜひ分杭峠巡りを試してみてはいかがでしょうか? 後悔しないことを保証します。

肉体的な癒し、精神的な明晰さ、精神的な成長を求めている場合でも、分杭峠巡りはあらゆる段階であなたをサポートします。

結局のところ、孤立感や充実感を感じながら過ごすには人生は短すぎます。

今日は分杭峠で心と体を浄化し、ゼロ磁場のパワーを体験してみませんか?

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【不動院岩屋堂】心惹かれる投入堂!本尊の不動明王のご利益は強力 https://kaiun.website/archives/3908 Fri, 29 Jun 2018 23:55:29 +0000 http://kaiun.website/?p=3908 不動院岩屋堂(ふどういんいわやどう)は、鳥取県八頭郡若桜町の岩屋堂地内にある舞台造りの建造物で、遠くからでも杉の大木の間から見ることができます。

崖に掘られた大きな穴にスッポリとお堂が入り、奇妙な光景でもあるが霊験あらたかな感じが伺える。

「不動院岩屋堂」は、同じ鳥取県の東伯郡三朝町にある「三徳山三仏寺の投入堂」や大分県宇佐市の「龍岩寺奥院礼堂」と共に「日本三大投入堂」の一つで、強力なご利益のあるパワースポットでもあります。

鳥取県には、「日本三大投入堂」の二つを有し、実際に見れば幽玄で重々しさがあり立派な建物であることがわかります。
この二つの投入堂、これだけでも鳥取を訪れる価値があるのではないかと思います。

不思議!不動院岩屋堂には寺院が無かったのか?

天地逆転の「三徳山の投入堂」には、三徳山を境内とする「三仏寺」がありますが、不動院岩屋堂には本寺がありません?

三徳山「投入堂」天地逆転のパワースポット!アクセスと登山方法 「三徳山投入堂(みとくさんなげいれどう)」は、高濃度のラドンを含む世界屈指のラジウム温泉で有名な三朝温泉を持つ、鳥取県三朝町の「三徳...

それは、何故なんでしょうか?

実は、中世以前、岩屋堂にも本寺が有りました。

「妙見山神光寺(みょうけんさんしんこうじ)」と言い、150石の寺領を有する大伽藍(がらん)でしたが、天正年間(1573年~)1592年)に豊臣秀吉の時代に火にかかって焼失したため、このお堂だけが残ったと云われています。

尚、「不動院岩屋堂」は、1953年(昭和28年)11月14日に国の重要文化財の指定されている貴重なものです。

不動院岩屋堂の建築構造と大きさはどれくらい!

下から見てる限りでは分かりずらいのですが、巌窟(がんくつ)内は高さ約13メート・間口約7メート・奥行約10メートルもあります。

建物の高さは約10メートル・桁行3間(5.0メートル)・梁間3間(5.0メートル)の一重の寺院建築で、一本のクサマキの木で天然の巌窟(がんくつ)内におさまるように建立されています。

 

前面側は入母屋造(いりもやづくり)、背面側は切妻造で、屋根を木材の板で葺く栩葺(とちぶき)が用いられています。

中国および日本建築における代表的な屋根形式。

崖の斜面にへばりつくように建てる懸造(かけづくり)で、建物を長い柱と貫で固定しており、舞台造(ぶたいづくり)の建物には、花燈窓や正面および東側の廻縁に擬宝珠高欄(欄干)を備えられています。

床下を支える建築方式で、「崖造(がけづくり)」ともいい、傾斜地や段状・山や崖にもたせかけ建てることで、代表的なものに清水寺の舞台があります。

神社橋と参道は一直線!近い岩屋堂はすぐ目の前

「岩屋堂神社橋」から続く参道は、「不動院岩屋堂」まで一直線で橋の先端からでも拝見することができます。

 

この赤い橋が、岩屋堂神社橋です。

 

岩屋堂側から見ても、参道から橋まで真っすぐに伸びていることがわかります。

 

岩屋堂へ上る階段も真っすぐに続く。

本尊の不動明王は日本三大不動明王の一つ!

本尊は、大同元年(806年)に飛騨の匠により建立され、源頼朝により再興したしたのが今の本尊です。

本寺である「妙見山神光寺」は、天正年間(1573年~1592年)に、豊臣秀吉が来攻の時に火にかかって焼失したが、本尊が災いを避ける神様であったために、お堂は焼け残ったと言われています。

本尊に祀られる不動明王は、弘法大師「空海」が三十三歳のときに彫られた黒皮不動明王座像で、東京にある目黒不動目赤不動とともに「日本三大不動明王」と言われています。

※上記画像は、不動明王像ですが「不動院岩屋堂」の不動明王ではありません。

不動明王は、他の仏さまと違っていかつい顔をしています!何故?

優しい顔では、いうことをきかない者を怖い顔で威圧し、悪を絶ち仏道に導いて救済する役目をもっています。

しかし、実は慈悲深く、煩悩を断ち切って苦悩や迷いの世界から導いてくれる優しい仏様です。

年に二回だけの護摩法要!不動明王像公開

五穀豊穣や無病息災などを願い、毎年3月28日・7月28日の年2回「護摩法要」が行われます。

この時だけ、普段閉鎖されている本堂が開かれ不動明王像が公開されます。

不動明のご利益をあやかりた人は、年二回がチャンスです!

【不動明王のご利益】

不動明王は「厄難除災の仏様」で強力なご利益をもたらします。
魔を取り除き災難から身を守ってくれ、迷いを断ち切る力や勇気を与えてくれるます。

立身出世や商売繁盛・勝負必勝・厄払い・成就などのご利益があります。

人は、生きていればいろんな悩みや迷いに遭遇しますが、そんな時、不動明王に参れば乗り越える勇気と力を与えてくださる仏様です。

不動明王は「酉年生まれを守ってくれる守り本尊」でもあるので、酉年に生まれた人は特に心願成就・開運・厄除けなどのご利益をいただきやすくっています。

注目度が薄い?岩屋神社!

岩屋堂の階段下右側に、実は神社があります。

「岩屋神社」で、注目度が薄いので比較的スルーされがちです。
門である鳥居は、石製の明神鳥居のようです。

 

由緒や誰が祀られているのか不明なため、注目度がないのだと思いますが、しかし狛犬が両サイドから拝殿を守り様式は神社の体をなしています。

本殿の様式は、切妻造りに勾配をつけた春日造りの形式ようです。

 

この神社の見どころは、何といっても岩屋堂と同じように、背後が迫る岩窟内に納まっている珍しい神社であるということです。

神社を作るために岩を掘ったのか、掘られたいた所に建てたのか興味深いが謎です。

山の自然神が祀られている?のではと思うのですが、詳しい説明看板などがあれば、もっと注目されてもおかしくない神社だと思います。

不動院岩屋堂のアクセスと駐車場

不動院岩屋堂は、鳥取市内から国道29号線(若桜街道)経由で、車だと約50分程です。

若桜鉄道から、バスの乗り継ぎで行くこともできますが、汽車の本数が2時間に一本程度ですので、マイカーか鳥取市内でレンタカーを借りて行くのが無難です。

鳥取方面からは、国道29号線から池田郵便局手前を右に曲がり、約150m程進めば岩屋堂神社橋が見えてきます。

しかし、ここには駐車場がありませんの注意です。

 

岩屋堂神社橋手前に、駐車場の案内板があります。
ここから、約100m先右手側が不動院岩屋堂の駐車場となります。

 

不動院岩屋堂の駐車場。

不動院岩屋堂まとめ

参拝には、非常にデンジャラスな三徳山の投入堂に比べ、簡単に拝める投入堂としては誰でもが行けるパワースポットで、比較的人も少ないので穴場スポットでもあります。

都会近くであれば、休日は、人で溢れるほど多くの人が訪れる場所ではないかと思います。

「不動院岩屋堂」は、壮巌でかつ魅力的な一面のあるお堂で、その姿に心惹かれます。
一度拝見してみてはいかがでしょうか!

不動院岩屋堂の詳細情報

【不動院岩屋堂】
所在地  〒680-0731
鳥取県八頭郡若桜町岩屋堂
TEL 0858-82-2213(若桜町教育委員会)
TEL 0858-82-2237(若桜町観光協会)
公式ホームページ⇒こちら
参拝時間 ●境内は24時間いつでも。
●境内を見るだけなら無料。
●地元のガイド案内:1週間前までに電話予約(お堂見学)
1名~5名は1700円・6名以上は人数×350円
●不動明王は3/28・7/28の大祭の時にのみ公開
アクセス 電車鳥取駅JR因美線~若桜鉄道・群家(乗り換え)~若桜駅終点
  (約50分)~バス15分
   鳥取駅若桜線~若桜駅(約60分)~バス15分
マイカー鳥取市内から約50分
駐車場不動院岩屋堂の駐車料金は無料(約10台)    
お宿情報 >>不動院岩屋堂の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地 鳥取砂丘・白兎神社・鳥取城跡・魔尼寺・さじアストロパーク・わかさ氷ノ山
雨滝・砂の美術館・とっとり賀露かにっこ館・浦富海岸(山陰海岸ジオパーク)若桜神社・竹田城跡

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風水で龍は開運アイテムの基本で最強!置物の効果や置く場所まとめ https://kaiun.website/archives/3749 Tue, 12 Jun 2018 04:48:48 +0000 http://kaiun.website/?p=3749

龍の置物は、風水や縁起物として古くから重要な存在です。

このブログ記事では、龍の置物を活用して開運効果を高める方法や、商売繁盛に縁のある銅製グッズと水晶セットについて探求します。

さらに、龍の置物が持つパワーと願いの叶え方、風水ポイントを活用することで開運効果を最大限に引き出す方法についてもご紹介します。

祈願と開運、縁起物のパワー、玄関やリビングでの置き方、さらには龍の置物と幸運を引き寄せるパワーストーンまで、さまざまなテーマについて解説します。

龍の置物の意味や効果を知り、自分自身や周囲の環境に幸運を招くための方法を見つけましょう。

商売や仕事、家庭、個人の目標に向けて、龍の置物の力を最大限に活用してください。

風水の開運アイテムの基本は龍

龍の置物は運気アップや縁起物

風水の開運アイテムの基本となるのが、「龍のアイテム」です。

龍は風水において最強の置物とされ、その理由は運気アップや縁起物としての効果があるためです。

龍は天地のエネルギーを司り、そのエネルギーが置物から放出されることで周囲の気を整えるとされ、強いエネルギーを持つため、気を活性化させることもできます。

また、龍は中国の神話や伝統的な文化においても重要な存在とされ、縁起物としても親しまれています。

風水の重要アイテム

そのため、龍の置物は風水を学ぶ人々にとって、重要なアイテムとなっています。

風水では、生気(よい気)は龍脈に宿り、その流れに沿って巡るため気は龍の動きとされています。また、山々の起伏が龍に似ていることから山脈を龍脈とし、山岳信仰や龍崇拝となっている。
そのため、龍アイテムを利用することは運気上昇の必須アイテムといえます。

<PR>龍の置物「荒波々幾龍神 」

龍の置物と風水:開運効果を高める使用方法

祈願と開運

風水の世界では、祈願と開運は密接に結びついています。 祈願は、願いや目標の達成、幸福や成功の引き寄せを求める行為です。

龍の置物は、その力強さと象徴的な存在感から、祈願において重要な役割を果たします。 祈願に際しては、まず心の中で真摯に願いを込めることが大切です。
そして、龍の置物を用いて祈りの場を作ります。置物を手に取り、 自身の願いや目標を思い浮かべながら、心からの感謝の気持ちを込めましょう。

龍の置物は、そのエネルギーとパワーを通じて開運効果を高める役割も担っています。 そのため、祈願の際に龍の置物を身につけたり、特定の場所に配置したりすることで、 願いの叶いや幸運を引き寄せる助けとなります。

龍の置物と縁起物を組み合わせて使用することも効果的です。 例えば、風水の縁起物である金運を象徴する財布や縁起のいい数字の置物と組み合わせることで、 開運のパワーを相乗させることができます。

祈願と開運を結びつける龍の置物は、その存在感とパワーによって私たちをサポートしてくれます。
心を込めた祈りと共に、龍の置物を活用して開運の道を切り拓きましょう。

縁起物のパワー

縁起物は、風水の世界で幸運や成功を呼び込む力を持つとされています。
龍の置物もその一つであり、そのパワーは多くの人々に愛されています。

龍の置物は、その力強さと存在感から、商売繁盛や成功への願いをサポートしてくれます。
金運を象徴する縁起物や財布と組み合わせることで、さらなる開運効果を引き出すことができます。

また、龍の置物には保護の力も宿っています。家やオフィスの玄関や重要な場所に配置することで、邪気やネガティブなエネルギーから守られる効果があります。

これにより、安心して業務や活動に取り組むことができ、成功への道を開くことができます。さらに、龍の置物は勇気や自己成長の象徴でもあります。
その姿勢とパワーを感じながら、自身の目標や夢に向かって進む勇気を養うことができます。

龍の置物は、前向きなエネルギーを与えてくれる存在として、多くの人々に愛されています。

縁起物のパワーを最大限に引き出すためには、自身の願いや目標をしっかりとイメージし、
心からの感謝の気持ちを込めながら使用することが重要です。

龍の置物のパワーと共に、幸運を引き寄せる道を歩んでいきましょう。

龍の置物と願いの叶え方

龍の置物は、古くから願いの叶え方に関連していると言われています。龍は力強さや成功を象徴し、そのパワーを持つ置物を持つことで、願いが叶う可能性が高まると考えられています。

まず、龍の置物を選ぶ際には、自分自身や家族の願いに合ったものを選ぶことが重要です。例えば、成功や繁盛を願う場合には金色の龍の置物が適しています。また、健康や幸福を願う場合には水晶の龍の置物が効果的です。

次に、龍の置物を配置する場所も重要です。一般的には、リビングや玄関などの目につく場所に置くことが推奨されています。龍は風水的には東や南の方位と関連しており、これらの方位に置くことで運気が上昇し、願いの叶いやすい環境を作ることができます。

また、龍の置物を持つだけでなく、心を込めて願いを捧げることも大切です。置物の前で静かに願いを唱えるか、心の中で思いを馳せることで、より効果的な願いの叶え方につながります。

龍の置物は、願いを叶えるためのツールとして利用されてきました。その力強さやパワーは多くの人々に支持されており、成功や幸福を追求する人々にとっては欠かせない存在となっています。

自分自身や大切な人の願いを叶えるために、龍の置物を活用してみてはいかがでしょうか。

龍には位があり爪の数で示される!

龍は、爪(指)の数が多いほど位(格)が高くなります。

宋・元・明・清以降、龍の文様が規制され制限することで皇帝の権威を高めようとしました。

それ以後は、龍は皇帝の象徴となり、爪の数で位を決めることで庶民が龍を信仰することが許されるようになりました。

龍の爪数 地位
5本指 皇帝
4本指 寺院・仏閣
3本指 一般の庶民

このように、5本の爪の龍は皇帝だけが許される専用の龍のため位も一番高くなります。

山水龍!龍アイテムの王様で運気アップ

龍は、水中に住み地上の全ての水や雨をコントロールします。
その為、龍のアイテムを利用する際に忘れてはならないのが水です。

龍は、水の力をエネルギーとしているので、新鮮な水を与えることで、龍脈から降りてきて龍穴が開きパワースポットとなってあなたの願いや夢を叶えてくれます。

水が減っていれば運気上昇を示します。

重量感や威厳のあるこの龍は、家の他店・事務所などにもピッタリです。

尚、この龍のアイテムは銅製でなくてはいけません。

5本指の願い龍!ドラゴンボールを換えればさまざまな願いが叶う

「5本指のある願い龍」は天然水晶玉(ドラゴンボール)を持たすことができるので、願い事によって玉を変えれば多くの願い事に対応することができます。

水晶玉・・・特別な願い事・気持ちを上げたい時など

金色ルチル水晶玉・・・財運事

ローズクォーツの玉・・・人間関係を良くしたい

龍は、部屋の右側に置くのが良く、器に毎日水を入れて口元に置けば、運が開いて幸運をどんどん運んで来てくれます。

銅製の水盃

水盃は、龍のパワーをUPさせるためのアイテムで水をあげる専用の盃です。

盃には、財運を呼び込んでくれる招財進寶(しょうざいしんぽう)」の組み文字のメッセージが書かれています。

飲み残しの龍の水は、捨てずに植木に与えたり玄関にまくなどすると良いとされています。

水晶玉をかかげる5本指の龍!何でも願いが叶う

まさに、アニメ・ドラゴンボールのシェンロン(神龍)のように、何でも願いを叶えてくれる「水晶玉かかげた5本指の龍」

活力を与え財運を引き込んで来るため、お金や権力の望みが叶います。

ドラゴンボールを変える事によって

恋愛運・・・ローズクォーツの玉

財運・・・ルチル水晶

など、目的の願いによってドラゴンボールを変え持たせます。
置く場所は、玄関から入り右側に置いてください。

騰龍千禧(とうりゅうせんき)の双龍!開運パワーは無尽蔵!!

五色雲の上で水晶を掲げる一対の双龍は、「騰龍千禧(とうりゅうせんき)」と呼ばれ、絡み合いながら陰陽の働きをもって新しいエネルギーを造りだすため、開運パワー無尽蔵であると云われています。

特に、龍が水晶を持った時に龍のエネルギーと水晶のパワーが一体となり、巨大なパワーが生まれます。

その日その状況によって願いも変わるので、願い事によって水晶の種類を変えるといっそう効果的で、双龍なので2つ以上の願いも叶えられます。

金運をもたらす風水の最強戦士ヤアズ!

龍は、9匹の子供を産んだとされており、これら9匹の子供の総称が「龍生九子」といいます。

そして、「ヤアズ(睚眦)」はこの子供の7番目にあたります。

ヤアズには、二つの特徴があります。

一つ目は、気性激しさや眼光の鋭さで相手の殺気を吞み込みしりぞけ、悪霊を全て捕らえて浄化するため風水の最強戦士と呼ばれています。

二つ目は、金運をもたらしてくれる龍ということです。
特に、狙った獲物は逃さないためギャンブルなど賭け事にも絶大な能力を発揮します。

ヤアズは、やさしくかわいがってあげれば、その分しっかりと働いてくれて幸運をもたらしてくれますので、仕事や生活の中で、いざという時にヤアズに触れてお願いすればきっと良い結果が訪れます。

さらに、ヤアズの効果を上げたい場合

●水盃に水と粗塩を入れ口元に置きます。
●水は毎日取り替えて、塩は月に2回(1日と15日)に取り替えるとさらなるパワーUPが期待できます。

龍アイテムの使い方と注意点

まとめ

  • 龍アイテムの正しい置き場所は、一般的には玄関を入った右側もしくは部屋を入った右側です。

    ①右側に置くのは、陰陽エネルギーが関係していて、龍にとっては居心地の良   い場所となっているからです。

    ②置く場所を間違えると効果は期待できません!ただの置物となりますので注意を。

    ➂電磁波に相性が悪いので、テレビやパソコン・レンジなどの電磁波が発生すような場所には置かないよう気を付けましょう。

  • 龍は、水がエネルギーとなりますので、水盃に入れた新鮮な水を口元に置いておくと一層の効果を発揮してくれます。

    ①水回りは特に重要で、トイレや台所など汚くしていると折角入ってきた龍は居心地が悪くなり住み着つくことができなくなります。

    ②長期間不在になる時は、大きめの器に水を入れておいてあげましょう。

  • 運気が上昇中は、龍が水を飲み水が減っていることでわかります。
  • 風水では龍が最強のアイテムです。
    ①このアイテムの利用する場合は、必ず自分が気に入ったものではなくてはなりません。

    ②理由は、愛犬や愛猫を飼うのと同じように愛情をもってかわいがる必要があります。

    例えば、からだが汚れたら優しく拭いてあげたり、朝起きたら「おはよう」と声をかけたりなど、その結果、次第に龍と心がかよい開運へと導いてくれることでしょう!

まとめ

龍の置物は風水の世界で重要な存在です。
このブログ記事では、祈願や縁起物のパワーを通じて開運効果を高める方法や、商売繁盛と縁のある銅製グッズや水晶セットの力、風水ポイントを活用した最大限の開運効果などについて紹介しています。

龍の置物は願いの叶え方や幸運を引き寄せるパワーストーンとしても注目されています。これらの情報を通じて、龍の置物の力とその効果を理解し、自分の生活やビジネスに取り入れることで、より豊かな運気や成功を引き寄せることでしょう。

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【大神山神社奥宮】登山道からの参拝は絶景とパワースポットの連続 https://kaiun.website/archives/3353 Mon, 11 Dec 2017 09:42:32 +0000 http://kaiun.website/?p=3353

大神山神社は、鳥取県には二つあり一つは大山山麓の米子市にある本社と標高約900mの大山山腹の深いブナや杉の大木が生茂る原生林の中に鎮座する荘厳な奥宮があります。

奥宮を正式には「大神山神社奥宮(おおかみやまじんじゃおくみや)」といいます。

神仏おわします霊峰大山を御神体とする「大神山神社奥宮」は、山からの巨大なパワーと信仰者の念力が集結した神社であるため強力な浄化力と重みのある空気感、そして参道を歩くだけでもパワーが感じられます。

運気を上げ大きな願い事が叶うパワースポットして、中・四国から多くの人が訪れる人気の神社です。

その、伯耆大山「大神山神社奥宮」の参拝を紅葉の時期に下の参道からでなく、大山登山道から登って下るルートで行って見ましたのでご紹介します。

大山寺の支院の一つ圓流院からスタート!

▲圓流院へ向かう入口

大山環状道路沿いのこの道が圓流院への入口につながりますが、少し大山寺側へ行った夏山大山登山口からでも行けます。

もう少し行った階段脇には、「弁慶地蔵」が立っています。武蔵坊弁慶が、愛馬を繋いだ場所が今の弁慶地蔵付近であったためこの名がついたといわれてます。

 

▲圓流院と霊木・昇龍杉

霊峰大山の気を感じることができる霊木

圓流院の入口には、妖怪天井画と並び圓流院のパワースポットとして有名なのが、「霊木の昇龍杉」です。

樹齢約400年で直径が2m程あろうかと思われる杉の大木で、この木が有名になったのは樹皮の剥がれた跡が天に昇る龍に似ていることが評判になって、大山寺の住職が「霊木の昇龍杉」と名づけられたそうです。

「この木の幹に触れれば大山の気が感じられる」霊木ですので、手で触れて霊峰大山の壮大な気をいただきましょう。

 

▲圓流院の入口付近

 

▲圓流院入口

生まれ変わった200年以上の歴史を持つ圓流院

江戸後期の圓流院(円流院)は、大山寺西明院谷派に属し知行高三十石で嗒然(とうねん)が住職でした。
嗒然は、十一歳の時に大山寺西明院谷の観解院に入り、翌年二月には仏門に入り台貫(だいかん)と称した。

仏学や詩文書画に優れていた嗒然は、その一端として五十一歳の時に大山の由来・伝承・行事など十四話を収めた「大山雑記」を記しています。

天台宗に属し、ご本尊は地蔵菩薩

200年以上の歴史を持つ円流院は、大山寺支院の10ヶ院の一つとして明治の廃仏毀釈を乗り越えて残されましたが、建物の老朽化により2009年8月4日の「落慶法要」後、新しい圓流院として生まれ変わりました。

 

▲妖怪天井画

妖怪との融合「妖怪天井画」

その代表的なものが、妖怪との融合です。
ゲゲゲの鬼太郎の作者で、鳥取県境港出身の漫画家水木しげるさん作の108枚の妖怪が天井に画かれた「妖怪天井画」です。

何故、お寺に妖怪?と疑問視される方もいるかも知れませんが、実は圓流院(円流院)の住職であった嗒然は絵師としても優れた才能を持っていたこと、また、大山が神仏のいる山であり偉大な気の力が宿っている山であるため、この三つを融合させることで大山観光の目玉の一つとしています。

上写真の上から二段目中央には、水木しげるさんが圓流院のためだけに画いた「カラス天狗」が飾られています。

ただ、2018年から7年間続いた一般拝観は中止となるようです。
大山の観光スポットと定着していただけに拝観出来なくなるのは残念です!

 

▲宿坊・洞明院

洞明院入口の門に時代が伺える彫刻が施されている

現在、宿坊となっている「洞明院(どうみょういん)」は、江戸時代中期「禅澄」により開かれた大山寺の支院の一つで西明院谷寺院群に属します。

大山寺は、南光院・中門院・西明院の3つの院から構成されており、3院谷と42の諸院あったようです。

時代が伺える入り口の門は、猿や花の彫刻が画かれた江戸期の1600年ごろのものであると伝えられています。

 

▲登山・下山届ポスト

大山の所々にある登山・下山ポスト

大山登山道の最初にあるのが、赤い登山・下山届ポスト。

登山中、万が一遭難された場合に救助活動をスムーズにするためのものです。
登山の初めと下山に提出しておけば安全ですね。

 

大山登山道から行者谷コースを経て大神山神社奥宮参拝(マップ)

▲大山登山口~大神山神社奥宮の行程マップ

1から16の赤丸は名所や絶景・パワースポットとなっています。
記事の見出しに記載していますので、チェックしてみて下さい!

 

大山登山道に入り大神山神社奥宮へ約3時間

▲大山登山道最初の階段

この石階段から大山登山道の頂上へと続きます。

 

阿弥陀堂や利生水・風穴などの歴史探訪ルートの分かれ道!

▲利生水・風穴・阿弥陀堂案内板

最初の階段を100m程の登ると利生水・風穴・阿弥陀堂案内板があります。
この看板を左に行けば、歴史探訪ルートで利寿現跡や利生水・風穴などの史跡が見られます。

また、右側に行けば阿弥陀堂を拝むことができます。

 

▲立正地蔵

登山の行き帰りに拝んでおきたい「立正地蔵」

上記案内板の向かいには、「立正地蔵(りっしょうじぞう)」が立っています。
この、「立正地蔵」は遭遇者の慰霊のために建てられたお地蔵様です。

 

▲三宝荒神神社跡と鳥居

かまど神「三宝荒神」

仏教では、「仏」「法」「僧」を三宝と言い、その三宝を守る神が「三宝荒神」様です。
不浄や災難を除去してくれる仏様で、日本仏教で独自に発展した尊像です。

 

▲三宝荒神神社跡の礎石

「荒神」は、怒りの表情をしており、火を好むといわれ「かまどの神」としても祀られています。

 

▲阿弥陀堂説明板

「三宝荒神跡」の右横。

 

▲殿様殿

殿様の供養等「殿様殿」

阿弥陀堂の北側にあるのが「殿様殿」です。

高さ1.5m程の石垣に囲まれた、台地に立つ三基の石塔を「殿様殿」と呼ばれます。

右側の石塔は、鳥取藩主池田光仲の叔父で播磨宍栗郡山崎六万石の藩主・松平石見守(池田輝澄)のもので、中央はその奥方のもので二基とも供養塔です。

左側は、万霊塔。

 

大山に存在する最も古い建物「阿弥陀堂」金色が美しい阿弥陀如来像

▲大山寺阿弥陀堂

あいにく今回は、改修工事のため見ることが出来ませんでした。

92年ぶりの大規模修理を終えた大山寺・阿弥陀堂

H30年11月に、大山の紅葉巡りで立ち寄った時には、92年ぶりの屋根の全面ふき替えや建物の縁回りなど大規模修理はほぼ終えていました。

大山寺に現存する最古の建物だけに、歴史と風格がただよう素晴らしい建築物です。

阿弥陀堂紹介記事⇒「大山寺・鳥取」霊峰大山の気が満ちる開山1300年の開運スポット

2ページ目⇒
大山登山道を登り五合目過ぎの行者谷コースへ

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「大山寺・鳥取」霊峰大山の気が満ちる開山1300年の開運スポット https://kaiun.website/archives/3194 Tue, 14 Nov 2017 06:27:15 +0000 http://kaiun.website/?p=3194 大山寺(だいせんじ)は、大山(だいせん:標高1729m)の鳥取県西伯郡大山町にあるお寺で、古くから山岳信仰の修験道場として知られており、正式名称は天台宗別格本山 角磐山 大山寺(かくばんざん だいせんじ)」です。

家内安全・厄払い・水子供養・所願成就御などのご利益と共に先祖の霊は大山に集まると信じられてきたため、御先祖様に会える寺として中国地方一帯から多くの人々が訪れています。

また、大山寺のある大山は、2018年、開山1300年となる中国地方最高峰の山で、別名:「伯耆富士」と言われ西側の伯耆町からみる姿はまさに富士山そのものです。

また、南北東西から見る大山は、形が大きく異なるのも特徴の一つです。

昭和11年に、日本で3番目の国立公園に指定され、後に蒜山・隠岐の島・島根半島・三瓶山が加わり「大山隠岐国立公園」となり、NHKの日本名峰ランキングでは、富士山・槍ヶ岳に継ぐ第3位に選ばれています。

ブナ森や大地や水など広大な自然に囲まれた大山は、古来から神の山、神仏の住む霊山として祀られており今もなお篤い信仰が続いています。

その大山信仰の中心がで大山寺あり大神山神社奥宮で、大山から流れ出る巨大な気が集まり、静けさの中に浄化された空気が漂い心身共に清うパワースポットです。

大山寺橋!白い河原・森の緑・空の青の対比が美しい絶景スポット

▲大山寺橋からの風景

南光河原駐車場の横にある大山寺橋(下ワタリ)は、大山北壁を遠くに望み佐陀川の白い河原と森の緑・空の青が絶妙なコントラストを描く絶景スポットです。

 

実際に見る風景は、写真で見るより遥かに雄大で美しく自然を満喫できます。

大山寺や大神山神社奥宮の参拝や大山登山。ハイキングなどで訪れた人の心を鷲掴(わしずか)みにすること間違いなしです。

 

「サンセットカフェ」オープンテラスから見る夕景の美しさは特別!

▲大山寺参道・御幸参道本通り入口

 

KOMORENITO

ここは大山寺参道の入口にあるこ「KOMOREBITO(こもれびと)」で、一階は大山町観光案内所となっており大山寺への出発地点となっています。

2階には、2017年にオープンのオープンテラスのある「サンセットカフェ」があり、食事やお茶を飲みながら大山の景色が一望できます。

 

何より、西向きのオープンテラスなので、日の落ちる夕方の夕景は特別で「サンセットカフェ」名もここから用いたようです。

 

大山寺参道脇には見所や体験場所が満載!

▲御幸参道本通り

ここから御幸参道本通りとなり、大山寺まで石畳と石段の少々急な坂を5~600m程登ります。

大山そばが人気の「そば処・土佐屋」

途中には、数多くの旅館や食事処・カフェなどが立ち並んでいます。

上の写真の「そば処・土佐屋」さんは、参道のすぐ入口を入った左手にあり、大山産の蕎麦粉を使った「大山そば(600円)」が人気のメニューで、寒い時には身体を温かくしてくれる格別の一杯です。

【そば処・土佐屋】
●営業時間:10:00〜18:00(年中無休)
●住所:鳥取県西伯郡大山町大山43
●電話:0859-52-2126

 

手軽に温泉が味わえる「豪円湯院」

「そば処・土佐屋」さんから、参道を少し上がると左手に見えてくるのが大山初の日帰り温泉施設の「豪円湯院」です。

入浴料は、大人380円(中学生以上)・小人(小学生)300円・幼児は無料とお値段は安く、バスタオルなどもレンタルになっていますので、何も持っていなくても入浴できます。

また、食事処やお土産屋さんも併設されていて、ひと休憩にはもってこいの場所です。

 

ここ「豪円湯院」の建物の横に「餓讖地蔵(がしんじぞう)」が建っています。

天保8年前後に、大飢餓で多くの人々が亡くなったため、将来二度とこのような災難が起きないように、祈りと弔いを込めて天保12年に建立されたものです。

【豪円湯院】<年中無休>
●営業時間:月~木11:00~20:00(最終受付19:30)
金~日・祝日11:00~21:00(最終受付20:30)
●住所:鳥取県大仙町大山25番地
●電話:0859-48-6801

 

利用料無料の疲れた足が癒せる「大山火の神岳温泉足湯」

「豪円湯院」の向かい側には、平成23年9月28日に開設された天然温泉の足湯「大山火の神岳温泉足湯」があります。

利用料は無料で、歩き疲れた足を癒せる人気のスポットとなっています。

利用期間 4月~11月(冬季閉鎖
利用時間 9時~18時
利用料 無料

 

どんな願いでも叶えてくれる「弘化の大地蔵」

▲弘化の大地蔵

大山は地蔵信仰の地でもあるため、大山寺参道にはいたるところにお地蔵様を目にします。
こちらのお地蔵様は、「弘化の大地蔵」と呼ばれていて高さ2.4mの南無地蔵大菩薩が彫られ、大山寺内に存在する三体の「立像石仏地蔵」の1つで、どんな願いでも叶えてくれるそうです。

大山には、この他にも多くのお地蔵様があり、お地蔵様を巡る7.2kmの「大山寺三十三カ所地蔵めぐり」コースも設定されています。

三十三のお地蔵様を巡ってお願いすれば、色んなご利益がいただけそうです。

足腰に自身がない方は参拝者駐車場が便利!

▲大山寺近くの参道にある参拝者駐車場

10台から15台程の駐車スペースですが、大山寺や大神山神社奥宮の参拝のみであれば一番近い駐車場で山門・鳥居までは100~150m程、トイレも完備され、何より足腰の弱い方には便利です(無料)。

大山の魅力を込めた詩が刻まれている「織田収詩碑」

▲織田収詩碑

織田収氏は、日本の政治家・実業家で山陰のジャーナリストです。
明治30年(1897年)に鳥取県米子市に生まれ、昭和63年(1988年)に91歳で死去されるまで、新聞記者や鳥取県県会議員・ラジオ山陰社長などを歴任し、ジャーナリストとして政治・経済・文化・スポーツなど幅広く活動をしました。

大山をこよなく愛した、織田収氏の詩が刻まれた「織田収詩碑」がここにあります。
「山のエスプリは山頂にあつまる 神はここにくだり 人はここにのぼる」と詠われています。

訳せばこんな感じでしょうか!
「大山の魂は山の頂上に集まって、天の神様はここに降り、人々は下界からそれを目指して登って行く」

大山の山登りの魅力をこの詩で表現したのだと思います。

「牛霊碑」大山は日本三大牛馬市の一つとして栄えた場所!

▲牛霊碑

基好上人(きこうしょうにん)が、大山寺の本尊である地蔵菩薩が牛馬の守護仏であると言われ、牛馬守護の守礼を施与されたことにはじまり、例年例祭に合わせて標高800mの高所の場所であるにもかかわわらず大山牛馬が開かれるようになりました。

その後、組織的な牛馬市となってから益々盛んとなり、年に5回も博労座(ばくろうざ)で開催され取り引数は1万頭に及び、広島の「久井牛市」や福島の「白河馬市」と並び日本三大牛馬市として、中・四国はもとより京阪神や中部地方からも多くの人が集まりました。

売買された牛の供養のために建てられたのが「牛霊碑」です。

「とう然の碑」多彩な才能を見せた円流院の住職・嗒然(とうねん)

▲とう然(ねん)の碑

嗒然(とうねん)は、円流院の住職で寛政8年(1796年)に皆生村(今の米子市)の漁師の家に生まれ、幼き頃より絵心があった。
文化3年(1806年)11歳の時に大山寺西明院谷の観解院入り、翌年には仏門に入り大貫と号す。

その後、師の円流院主大賢より教えをこい、仏学に優れ詩文書画とも才能を伸ばしていきます。

その一端を示すものとして、弘化3年(1846年)51歳の時に誌した「大山雑記」があります。
「大山雑記」は、大山寺の由来や行事・伝承など14話を収めたものです。

書画など多才であった嗒然は、文久元年(1861年)に享年66歳で死去、円流院には三代(大存・大賢・大貫)の院主の位牌があり、大山寺石段参道横には「とう然の碑」があります。

 

「信濃坊源盛の碑」後醍醐天皇が京へ帰る足がかり船上山の戦いで貢献!

大山寺山門の石段下右側に、「信濃坊源盛の碑」があります。

信濃坊源盛の功績を称(たた)え宮家御下賜金(ごかしきん)によって、明治24年に建てられたもので台石の上に1.6mの碑が立っています。
碑文は、文学博士の末松謙澄の筆による。

信濃坊源盛は、名和長年の弟で大山寺の僧となり金剛院の住職で「信濃法眼」と名乗っていました。

元弘3年(1333年)源盛31歳の時に、兄の長年から隠岐の島を脱出した後醍醐天皇を船上山にお迎えしたとの急な知らせを受け、同宿十余人を連れって船上山にはせ参じ、攻防のすえ幕府方を破り裏側の西坂を守った。

合戦は、3日間続き大山衆徒700人も大急ぎで駆けつけたと言われています。
この合戦の勝利は、後々の情勢が大きく変えることとなり、鎌倉幕府の崩壊、後醍醐天皇の「帰洛(きらく:京に帰る)
の足がかりとりました。

その後、源盛は九州の肥後八代で57歳の生涯を閉じる。

2ページ目⇒見落としがちな山門の金剛力士像や石段参道沿いのパワースポット!>

]]> 【比叡山延暦寺】パワースポット巡りと根本中堂に隠された5つの秘密 https://kaiun.website/archives/3092 Wed, 30 Aug 2017 23:11:21 +0000 http://kaiun.website/?p=3092 「比叡山延暦寺」は、京都市と滋賀県大津市をまたぎ東山三十六峰(標高848m)の北側に位置する比叡山にあり、平安京の鬼門を守護するために創建された天台宗の総本山。

1200年間、今も尚、最澄が祈りを続けていると言われる日本仏教の一大聖地です。

1994年(平成6年)に、古都京都の文化財の一部であり、代表的な日本仏教の聖地としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

比叡山全体が延暦寺の境内で、500ヘクタールもある広大な敷地の中に約150ものお堂が並び、大きく分けて東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)の三つのエリアで形成されています。

織田信長の焼き討ちなど多くの戦国武将とも関わりを持ち、又、多くの著名な僧を輩出している延暦寺は、日本仏教の母山とも言われるだけに多くのパワースポットも存在しますのでご紹介致します。

比叡山延暦寺は幾度の苦難を乗り越えてきた日本仏教の母山


延暦寺の開山は、788年(延暦7年)に最澄が薬師如来を本尊とする「一乗止観院(いちじょうしかんいん):現在の根本中堂」を創建し比叡山を開いたのがはじまりです。

延暦寺という寺号は、開創時の年号の延暦から付いており、最澄が亡くなった823年(弘仁14年)からです。

ここで最澄は、仏教によって国家を守護し安定させるため、指導者を育成する12年間の教育制度を作り、日本仏教に名を残す親鸞(しんらん)・法然(ほうねん)・日蓮(にちれん)・道元(どうげん)・一遍(いっぺん)・栄西(ようさい)などが修行をしたことから「日本仏教の母山」と仰がれています。

<親鸞聖人修行の地>

3000もの寺院が立ち並らんだ最盛期には、武力化も進み僧兵も大きな勢力となっていきます。

しかし、織田信長と敵対し1571年に織田信長の焼き討ちにあい、「一乗止観院」の跡に比叡山の総本堂である根本中堂を建てるも、瑠璃堂を除く全ての堂塔は焼失してしまいましたが、「不滅の法灯」は消えることなく1200年経った今でも柔らかな光を放ち灯り続けています。

その後、根本中道は1642年(寛永19年)に徳川家光により再建されました。

 

延暦寺境内は三つのエリアに分かれるご利益スポット!


境内は、あまりに広いため大きく三つのエリアに分けられ、「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」の三塔とさらに細かく三塔十六谷二別所の堂塔が流麗な寺観を形造っています。

そして、境内全域がパワースポットになっています!


4000人いる天台宗の僧侶は、現在でも、「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」や「十二年籠山行(じゅうにねんろうざんぎょう)」の厳しい修行を続けている。

東塔(とうどう)エリア


比叡山の中心的な堂の根本中堂を中心としたエリアで、延暦寺発祥の地です。

その根本中堂は、最澄の開いた一乗止観院の場所にあたり、創建1200年以来一度も消えたことのない「不滅の法灯」が灯されています。

文殊楼・大講堂・阿弥陀堂・大黒堂・戒壇院や昭和55年に再建された法華総持院東塔などが堂々たる風格を感じさせる。

また、延暦寺の数々の国宝や重要文化財が収蔵された現代的なコンクリート作りの国宝殿もあります。

<東塔エリア-北谷・東谷・南谷・西谷・無動寺谷>

主なお堂 詳細
根本中堂 三塔の中堂の中でも最大の仏堂で、延暦寺の総本堂
大講堂 1964年に坂本の讃仏堂を移築したもので、ご本尊は大日如来
阿弥陀堂 檀信徒の先祖回向の道場で、1937年(昭和12)に建立され本尊は丈六の阿弥陀如来
法華総持院東塔 1980年(昭和55年)に再建された多宝塔型の塔で下層に大日如来と五智如来が祀られる
文殊楼 延暦寺の山門で二階建てとなっており、階上には文殊菩薩を安置されています
大黒堂 日本の大黒天信仰の発祥の地で、本尊は、大黒天と毘沙門と弁財天が一体になった「三面出世大黒天」

 

<大講堂>

<阿弥陀堂と法華総持院東塔>

西塔(さいとう)エリア


比叡山の中でも歴史的な建築物が残るエリアで、今でも古くからの修行が行なわれています。

東塔エリアとは違い、老杉に囲まれ静けさを感じさせる西塔エリア。

西塔は、第2世天台座主・寂光大師円澄によって開かれ、本堂は釈迦堂(転法輪堂)で第5世座主・智証大師円珍が三井寺の園城寺の金堂を西塔に移築したものです。

唯一、織田信長の焼き討ちに免れた瑠璃堂もあります。

<西塔-東谷、南谷、南尾谷、北尾谷、北谷>

主なお堂 詳細
釈迦堂 西塔の本堂にあたり、延暦寺に現存する建築中最古のもので、ご本尊は釈迦如来
浄土院 56歳で入寂された最澄の遺骸を安置した場所で今では十二年籠山の僧が毎日仕えている
常行動・法華堂(にない堂) 同形の2棟のお堂が左右に並び、法華堂の本尊は普賢菩薩で常行堂の本尊は阿弥陀如来
瑠璃堂(るりどう) 信長の焼き討ちをまぬがれた唯一の堂

 

<にない堂>

<瑠璃堂>

http://lucky-day.at.webry.info/201510/index.html

横川(よかわ)エリア

横川エリアは、東塔や西塔より北へ少し離れた場所にあり、第3世天台座主・慈覚大師円仁によって開かれました。

神秘的な感じの横川エリアは、修行地としての色合いが強く、鎌倉新仏教の親鸞や道元・道元などが修行をした場所で静寂な雰囲気に包まれています。

おみくじ発祥の地と言われる元三大師堂などがあり、比叡山の鬼門を守っています。

<横川エリア-香芳谷・解脱谷・戒心谷・都率谷・般若谷・飯室谷>

主なお堂 詳細
横川中堂 横川の本堂で、舞台作りは船の浮かぶ姿に見え、本尊は聖観音菩薩
四季講堂(元三大師堂) 元三大師堂は、慈恵大師(良源)(元三大師)の住居跡で、四季に法華経が論議されたことから四季講堂とも呼ばれます。
恵心堂 恵心僧都源信の旧跡で、仏三昧の道場、本尊は阿弥陀如来を祀る

 

<四季講堂(元三大師堂)>

<恵心堂>

 

日本仏教の礎を築いた天台宗開祖・伝教大師最澄とは!


767年に、最澄は近江国(滋賀県)の渡来人(とらいじん)家系で門前町の坂本に建つ生源寺に生まれ、12歳より地元の国分寺で学び、20歳になった時に東大寺にて具足戒(ぐそくかい)を受け正式な僧になります。

788年、比叡山に現在の延暦寺となる一乗止観院(いちじょうしかんいん)を建立。

故郷の比叡山で修行中、中国天台宗の開祖である智顗(ちぎ)の法華経の利他(りた)「他人の救済を優先する」の教えに深く感銘する。

12年間の延暦寺での修行中に「一隅を照らす」の悟り開く。
「悪事を己に向かえ 好事を他に与え 己を忘れて他を利するには 慈悲の極みなり」

やがて、世俗化する南部六層の嫌気をさしていた桓武天皇と出会い、「空海(弘法大志)」と共に遣唐使として唐に渡り、天台学を学び大乗菩薩戒(だいじょうぼさつかい)を授かります。

帰国後、中国天台宗の法華経を基礎に善や密教・戒律を融合し日本独自の総合仏教を体系化、805年に天台宗を開く。

延暦寺を拠点に各地を布教、鎌倉新仏教となる名だたる開祖、法然(ほうねん)・親鸞(しんらん)・一遍(いっぺん)・栄西(えいさい)・日蓮(にちれん)・道元(どうげん)らが学び巣立っていきます。

最澄死後(767年~822年)、日本で初となる大師号「伝教大師」の称号を朝廷より贈られました。

 

普通の山門とは違う「文殊楼」は受験合格のパワースポット!


「文殊楼(もんじゅろう)」は、延暦寺全体の玄関にあたる建物で、延暦寺の正式な参拝ルートは門前町坂本から登り、比叡山にお参り後、この文殊楼を参り根本中堂へと向かいます。

文殊楼には、他のお寺の山門と違うポイントがある、それがお堂になっていることです。

二階へ上がれる山門は、昔、90日間の座禅を続ける「常座三昧(じょうざざんまい)」の修行が行われていました。

二階には、知恵を司る「文殊菩薩」が祀られており、受験合格・学業成就のパワースポットとなっているため多くの受験生が訪れます。

 

「大黒堂」祀られる大国様には三つの顔がありご利益も多い!

文殊楼から歩いて1分程の所にある「大黒堂(だいこくどう)」は、豊臣秀吉ゆかりのお堂で、日本で最初に大国様をお祀りしたお堂でもあります。

大黒天は、仏教では天部に属する神であり、神道では七福神の一柱の大国様として食物・財福・商売繁盛のご利益をもたらす神様です。

「大黒堂」の大黒天は少し変わっており、三つの顔を持った三面大黒天で「三面六臂大黒天(さんめんろっぴだいこくてん)」と呼ばれています。

三つの顔は、三つの仏が合体したもので、左側に毘沙門天・中央に大黒天・右側に弁財天の顔となります。

どうしてこの姿になったのか?逸話があります。

『最澄が、比叡山で修行を行っていた時に現れたのが大黒天で、世のため人のために頑張るのなら1000人の修行僧が来ても困らぬように食事の面倒を見ると告げられたのです。

しかし最澄は、もっと多くの人材を育てたいので1000人では足りないことを言うと、大黒天は毘沙門天様と弁財天様をお連れになり、3人合わせて3000人の修行が出来るように三体の仏様が一体となったと言われています。』

「三面六臂大黒天」一体で、大黒天の食物・財福・商売繁盛、毘沙門天の力と勇気、弁財天の美と才能のご利益が授かります、また、豊臣秀吉が深く信仰し活躍したことから出世運のご利益も授かります。

「開運の鐘」撞けば誰でも運が開けるご利益スポット!

東塔エリアの大講堂の近くにある鐘楼(しょうろう)には、「開運の鐘」または「平和の鐘」と呼ばれる梵鐘(ぼんしょう)があり、誰が撞(つ)いても名前のごとく運が開けると言われるパワースポットです。

梵鐘は、法要など仏事の予鈴として撞いたり、時報を知らせるなど仏教では重要な役割があります。

梵鐘の梵と言う字は、梵語(サンスクリット)で「神聖・清浄」という意味が込められており、この音に包まれているだけで心を浄化し清らかにしてくれます。

また、「魔」が逃げて行くという音でもあるのです。

By: James Gochenouer

延暦寺に訪れたなら、是非、試しておきたい開運スポットです!

撞くときは、願い事をしながら遠くまで音が響くよう力いっぱい撞けば、開運効果もUPするようです。ちなみに一叩き50円が必要です。

 

「根本中堂」最澄が仕掛けた5つの秘密が隠されている

「根本中堂」は、1200年前に最澄が比叡山を開くため最初にお堂を建てた「一乗止観院」の場所なので、比叡山の中心的なお堂となります。

現在の「根本中堂」は、織田信長による焼き討ちで焼失したため、徳川家光が9年の歳月をかけて1642年に再建したものです。

1955年(昭和30年)の昭和の大改修以来約60年振りに、2016年(平成28年)より10年かけて平成の大改修が始まりました。大改修中も参拝はできますし、工事間中だかこそ、普段見ることの無い貴重な改修作業も目にすることができますのでこの機会も見逃せません。

比叡山の中心となすお堂だけに、パワーを一番感じる場所なので、謙虚な気持ちなれ心が落ち着き思考も冴えてきます。また、「根本中堂」の内部には、ご利益が最大限に得られるよう最澄がお堂に仕掛けたものなど5つの秘密が隠されています。

「根本中堂」は三つのお堂が集まったもの(秘密①)

「根本中堂」を外観から見ると一つのお堂のように見えますが、実は経堂・薬師堂・文殊堂の三つのお堂が集まって建つ造りとなっています。

これは、比叡山の冬は雪の多い厳しい環境から考えられたもので、三つのお堂を大きな一つのお堂で囲ったので、建物の中にさらに建物がある造りとなっています。

仏様の高さはお参りされる人と同じ高さになっている(秘密②)

お堂内の内陣の床は外陣より3m低くなっており、内陣の厨子(ずし:仏像を安置する仏具)に安置される薬師如来像と参拝者の高さが等しくなっています。

法華一乗では、仏様と人は同じであるという教えがあり、誰でも等しく人は仏様になる素質を持っている、その意味で同じであることを「同じ高さ」で表しています。

本尊は薬師如来ですが最澄がそれを選んだ理由(秘密③)

普段は、最澄が一刀三礼して彫ったご本尊の「薬師瑠璃光如来」は秘仏のため拝めませんが、拝めるのは「御前立」の仏像です。

最澄がご本尊に薬師如来にした理由があり、それは過去でも未来でもなく、現在の世の中を良くしたい人々の悩みを救いたいという気持ちから、身体や心の病を治す薬の仏様である薬師如来を選ばれたのです。

天井に彩色で描かれる百花の図は仏様のお供えもの(秘密④)

根本中堂内は外陣・中陣・内陣に分かれており、中陣の天井には仏様のお供えとして「百花の図(花天井)」が描かれています。

「百花の図」は、織田信長の焼き討ちで焼失したお堂は徳川家光により再建さますが、この時に大名たちがそれぞれの地域を表す花として献上したものです。

生花と違い、いつまでも枯れない花として極彩色の二百もの草花が、静寂な雰囲気の中で仏様のお供えものとして天井に飾られています。

1200年間途絶えたことのない灯火「不滅の法灯」(秘密⑤)

ご本尊である薬師如来像の正面には、3つの釣燈籠が並び最澄が灯してから1200年間一度も絶えたことのない灯火があります。

これを「不滅の法灯」と言い、比叡山焼き討ちにより途絶えたかと思われた「不滅の法灯」は、6人の僧侶の努力によって山形県の立石寺(りっしゃくじ)に分灯されていました。

<山形・立石寺>その後、根本中堂が復興されされたため、延暦寺に持ち帰り再びその火を灯し現在まで受け継がれています。

伝教大師最澄と根本中堂(動画)

 

比叡山で一番の聖地「浄土院」は過酷な修行の場でもある

「浄土院(じょうどいん)」は、根本中堂から歩いて約15分の東塔と西塔の境目にあり、比叡山の一番の聖地と言われています。

それは、今も人々の幸せを祈り続けている最澄の遺骸が、この裏の「伝教大師御廟(でんきょうたいしごびょう)」にあるからです。

「浄土院」には、12年間一人で生身の最澄に仕える僧侶の「待真(じしん)」「十二年籠山行(じゅうにねんろうざんぎょう)」の修行を行っています。

待真は、約4000人いる天台宗の僧侶の中でたった一人しかなれません。

比叡山には、7年間山を歩き回り、途中9日間は食事も睡眠も取らず不動真言を唱える「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」がありますが、「十二年籠山行」はそれよりも更に厳しい修行となります。

毎日、厳しいお勤め行う修行僧の決意と最澄の思いが感じられる「浄土院」からは、静寂の中、厳そかな雰囲気の空気が流れているパワースポットです。

 

比叡山延暦寺の宿坊「延暦寺会館」で写経や座禅を体験!

延暦寺を一日ゆっくりと各エリアをお参りするのなら、境内の東塔エリアにある宿坊「延暦寺会館」一泊するのがおすすめです。

延暦寺にも一番近く、清い空気の中、宿坊ならではの写経や座禅の体験は自分を見つめなおす良い経験となるからです。

また、琵琶湖を望む景色の良さや精進料理を堪能して、朝の根本中堂でのお勤めを行えば、身も心も浄化され忘れえぬ旅の思いでになるのではと思います。

お寺参りの宿泊なら、一度は試してみたい宿坊ですね!
詳細⇒宿坊「延暦寺会館」

 

比叡山「延暦寺」の詳細情報

【天台宗総本山・比叡山延暦寺】
所在地 <延暦寺>〒520-0116
滋賀県大津市坂本本町 4220
TEL:077-578-0001 (代)
FAX:077-578-0678
公式ホームページ⇒http://www.hieizan.or.jp/
参拝時間 【東塔エリア】
3月~11月:8:30~16:30
12月:   9:00~16:00
1月~2月: 9:00~16:30【西塔・横川エリア】
3月~11月:9:00~16:00
12月:   9:30~15:30
1月~2月: 9:30~16:00

拝観料:三エリア共通券(大人700円・中学生500円・小学生300円)
国宝殿拝観料:大人500円・中学生300円・小学生100円

アクセス 電車JR京都駅(湖西線)~比叡山坂本駅乗換~江若バス~
ケーブル坂本駅~坂本ケーブル~延暦寺駅~徒歩約8分マイカー名神自動車道(京都東I.C)降り~藤岡南ランプへ
西大津バイパス~近江神宮ランプ~山中越え~田の谷峠~
比叡山ドライブウェイ~延暦寺
駐車場比叡山・奥比叡ドライブウェイ内の駐車料金は無料
    東塔駐車場(270台)・西塔駐車場(75台)・横川駐車場(80台)
    他、比叡山登仙台・夢見ヶ丘・比叡山頂の全6箇所
お宿情報 >>比叡山延暦寺の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地 日吉大社近江神宮琵琶湖ミシガンクルーズ滋賀近代県立美術館
ガーデンミュージアム比叡三井寺琵琶湖花噴水柳が崎湖畔公園庭園

 

<比叡山延暦寺の周辺マップ>

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春日大社のご利益に迫る!開運必至のパワースポット10選 https://kaiun.website/archives/2900 Tue, 01 Aug 2017 12:41:05 +0000 http://kaiun.website/?p=2900

「春日大社(かすがたいしゃ)」は、全国に約1000社あるとされる春日神社の総本社で、奈良市街地の東方に広がる連山の中央の三笠山(古名:三蓋(みかさ)山・春日山)より西麓の奈良県奈良市春日野町に鎮座します。

境内約30万坪という広大な聖域内には、神鹿(しんろく)である鹿が共存し、御祭神の4柱を祀る本殿他、若宮神社と人気の若宮15社めぐり、春日の燈籠呼ばれる3000基の燈籠、また摂社・末社は全部で六十一社もあり、まさに春日信仰の聖地と言うべきものです。

古都奈良の文化財として1998年(平成10年)に世界遺産に登録され、回廊が特徴的な春日造りに朱色の社殿の美しさで、国内はもとより多くの外国人も訪れています。

境内には、女性的で穏かな気が流れており、女性が参拝すれば
「仕事や才能が開花し出世運がアップするご利益」
授かるので女性におすすめのパワースポットでもあります。

男性には、「強い精神力・実行力がいただけ権力」
を手にできるご利益があります。

また、縁結びや夫婦円満・開運招福」など多くのご利益も授かる春日信仰の聖地、「春日大社」の開運スポットをご紹介します。

春日大社

〇境内約30万坪に、神鹿と共存する春日大社は、春日信仰の聖地として知られる。
〇女性には仕事や才能の開花、男性には強い精神力や権力を手にするご利益がある。
〇美しい朱色の社殿と回廊で有名な春日大社は、1998年に世界遺産に登録されている。
〇境内には60以上の摂社・末社があり、若宮15社めぐりや春日の燈籠など見所が豊富。〇 穏やかな気が流れる境内は、女性におすすめのパワースポットであり、多くの外国人も訪れる。

30万坪の広大な境内!しかし驚くことに明治新前は今の10倍

パワースポット!

原始林が広がる神山の三蓋山や草原の飛火野(とびひの)・御社頭・萬葉植物園・鹿苑などを含めた境内地は現在約30万坪と広大で、一之鳥居から社殿まで続く表参道も約1.4kmもありその大きさが伺える。

明治維新前にさかのぼれば、数多くの武将に庇護された春日大社は戦乱の世において一度も焼討ちに遭っておらず、国家鎮護の春日大神様として境内地は今の10倍の約300万坪に及んでいました。

しかし、都が東京となり明治迎えると春日山の花山と芳山が国へ上地されることとなり、境内は現在の広さとなっています。

都会の中にあって人と自然が共存するこの場所には、御神山の三蓋山から清らかな空気が流れ込み、人の心を落着かせてくれるそんなパワーが感じられます。

 

奈良公園!奈良だからこそできる貴重な体験

見所スポット!

奈良公園は、奈良市街の東側地域の総称で、その面積は660ヘクタールにおよび都市公園では国内では最大級です。

都市と自然と文化遺産が一体となった奈良公園は、春日大社の境内を含み、若草山や東大寺・正倉院・奈良国立博物館なども全てこの公園内に入ります。

中でも、奈良公園ならではの貴重な体験と言えば鹿と身近に触れ合えることです。

奈良公園の鹿の凄いところは、人間が飼育しているわけでなく、また、鹿はただ居るわけでもなく、人間と鹿とが共存しているのです。

都市のど真中に動物と人間が共存している場所は、世界を見ても奈良公園しかないと思います。
そんな凄い場所なんです。

そもそも何故、奈良の市街地に鹿が放たれているのか?

説によれば、奈良時代に平城京鎮護するため鹿島神宮(茨城)より武甕槌命(たけみかづちのみこと)を祭神として勧請する際、白い鹿に乗って奉還されたそうです。

奈良の鹿は白鹿の子孫と言うことで、それからは、神鹿(しんろく)として敬愛され、大切に保護し現在に至ります。

戦後の混乱期には、食糧難や野犬などで絶滅の危機に追いやられていましたが、現在は約1200頭程となり、奈良公園の重要な顔として観光客に親しまれています。

春日大社の創建と御祭神!本殿は平城京と同じ思想で建立

「春日大社」の始まりは、平城京遷都の際に、鹿島神宮より武甕槌命(たけみかづちのみこと)を三蓋山に御祀りしたことからで、その後の768年(神護景雲2年)十一月九日に、藤原房前の息子の藤原永手(ながて)により香取の経津主命(ふつぬしのみこと)と、枚岡神社に祀られていた天児屋根命(あめのこやねのみこと)比売神(ひめがみ)を併せ、御蓋山の麓に四つの社殿を創建したことからです。

日本の古社 春日大社

通常、御本殿に行くには三条通を突き当った所にある、第一之鳥居から入り参道を歩いて第二之鳥居・南門へと進んでいきます。

第一之鳥居から本殿まで約1.4km程あり、普通に歩いて約20分位かかります。

途中に、見所も沢山ありますので時間が有れば立ち寄るのも良いですね。

参道沿いの名所

見所スポット!

御神木の影向の松(ようごうのまつ)・・若宮おん祭では、この松の前で「松の下式」が行われます。

勝敗榊(しょうはいさかき)・・若宮おん祭の競馬の決勝点。

飛火野(とびひの)・・東西に芝生が広がる場所で、御祭神が春日へ着くさい日が暮れたため火を灯したが、その火は消えず飛び回ったのでこの名前になったと伝えられる。

萬葉植物園(まんようしょくぶつえん)・・昭和7年に日本で一番古い萬葉植物園として開園。春日大社の社紋は藤の花であることから、約9000坪の園内には、20品種・約200本の藤の木が植えられています。

 

御本殿には4柱の御祭神を祀る朱色の4殿が色鮮やかで美しい!

パワースポット!

御本殿は、写真右から第一殿・第二殿・第三殿・第四殿となり、式年造替(しきねんぞうたい)制度によって二十年に一度、御殿の建て替が行われ今までに60回を数え、現在、平成19年の一ノ鳥居から造替が始まっていて平成28年の御本社御本殿の正遷宮をもって終了します。

本殿配置  御祭神:春日神(4柱の総称) 藤原氏氏神 勧請元神社 
第一殿 武甕槌命(たけみかづちのみこと) 藤原氏守護神 常陸国鹿島の神(鹿島神宮)
第二殿 経津主命(ふつぬしのみこと) 藤原氏守護神 下総国香取の神(香取神宮)
第三殿 天児屋根命(あめのこやねのみこと) 藤原氏の祖神 河内国平岡の神(枚岡神社)
第四殿 比売神(ひめがみ) 天児屋根命の妻 河内国平岡の神(枚岡神社)

 

ご本殿は、唐の思想に習った平城京と同様の考え方で建てられているため、南に正面を向き北が御本殿の背になる天子南面で建てられています。

色は鮮やかな朱色で施されており、これも平城京の大極殿(だいごくでん:朝廷の正殿)と同色となっています。

朱色は命の尊さを表す色で、「春日大社」は朱色を社殿に取り入れのが日本の中で最も早い神社の一つにあげられます。

<平城宮跡・大極殿>

「春日大社」は、奈良から明治時代の千年以上は「春日社」と呼ばれており、その後「官幣春日神社」となり、現在の「春日大社」と呼ばれるようになったのは戦後で、全国の春日神社の総本山であることからです。

社頭の大杉

パワースポット!

「社頭の大杉」は、中門の横にある樹齢約1000年とも言われる御神木です。

鷹さ25m・周囲8.7mの大木で、写真では見えませんが、この裏では一本の槙柏(しんぱく:伊吹といわれる)が斜めに伸びたため屋根に穴を開けて大切に保護しています。

1000年もの間生き続ける「社頭の大杉」のパワー強く、触れるだけで全てを浄化して貰える気がします。

本殿へ入る前に、一度立ち寄り御神木に触れ心の浄化してから、御祭神のご利益いただければ開運もアップするのではないでしょうか。

春日祭!古式ゆたかな祭は日本の三大勅祭の一つ

見所スポット!

「春日祭」は、平安時代の古式にのっとた例祭で、毎年三月十三日に宮中より天皇の勅使(ちょくし)をお迎えして行われます。

京都の賀茂祭(葵祭り:上賀茂神社・下鴨神社)石清水祭(石清水放生会:石清水八幡宮)と共に、日本の三大勅祭(さんだいちょくさい)の一つです

歴史は古く、奈良時代から行われてきた例祭ですが、現在のように盛大な「春日祭」となったのは、文徳(もんとく)天皇の時代の嘉祥(かしょう)二年(849年)で、毎年春の二月と冬の十一月の上の申(さる)の日に行われていました。

<春日祭は、中門前に高倉天皇が植樹した林檎の木(林檎の庭)を中心に行われる>

しかし、明治三年(1870年)に全国の神社の祭典の合一化によって年一回と変わりましたが、その後、明治天皇が明治十九年(1886年)に古い時代のものに戻され、この年の旧暦二月上の申の日が三月十三日であったため、以後この日を「春日祭」の祭日と定めました。

このような歴史から奈良市民は、「春日祭」を親しみをこめて「申祭(さるまつり)」ともよびます。

三月十日・十一・十二に前儀・十三日に本祭・十四日に後儀を古式ゆかしく行われます。

春日祭行事日程⇒こちら

「春日祭」勅使を迎えての儀(動画)

★御戸開之儀(みとびらきのぎ)・・御祭りにあたって御殿を開く重要な儀
★祓戸之儀(はらえどのぎ)・・二之鳥居内の祓戸神社にて中臣祓いを受ける儀
★御棚神饌(みたなしんせん)供進・・勅使みずから黒楉(くろもじ)の木の台にのせて、熟饌を本殿へ運ぶ式

祓戸神社!罪を祓ってくださる神がいる

パワースポット!

「祓戸神社(はらえどじんじゃ):末社」
は、第二之鳥居を入るとすぐ左手に見えます。

春日祭での勅使における祓戸の儀はこの神社の前で行われ、また、年々の大祓式もここで行われます。

御祭神は、瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)で祓いの神

犯した罪を改めて祈るとその罪をお祓いしてくださる、聖母様のような神様です。
自分が気ずいていない罪もあるかもしれません、是非、参拝しておきましょう。

 

若宮神社!奈良生まれの若く強い御子神様

パワースポット!

「若宮神社(わかみやじんじゃ)」は、本社南門から東南へ御間道(おあいみち)を歩いて約100mの所に鎮座しています。

「若宮神社」の始まりには誕生秘話があり、御本殿である第四殿の大床より3升ほどの水の塊りができ、その中から神様の化身が現れ第四殿内に入っていったのを中臣是忠が拝見したそうです。

その40年後、6歳の童子が神がかりとなり高く浮き上がり、「春日大明神は神饌(しんせん:お供え物)を受け入れない」とおっしゃられ、神よりの御加護はないことを知った者たちは大騒ぎとになり、新しく誕生された五所王子(ごしょのみこ)に神饌がお供えしていなかったことにきずきます。

それまでは、比売神(ひめがみ)の子として第四殿の相殿とし、一緒に神饌をお供えしていたのですが、子供が大きくなるのと同じようにその時期は過ぎていたのです。

そして、御本殿の第二殿と第三殿の間の「獅子の間」に五所王子を奉祀して、神饌を丁寧にお供えしました。

その後も、丁重に御祀りしましたが、天災や飢餓・疫病が流行るようになり、神霊新たかな春日の若宮様の御加護を得るために新しい御殿の建設に入り、保延元年(1135年)2月27日完成し本殿東南に御遷座されました。

これが若宮社で、若宮本殿は本殿の第一殿とほぼ同じ大きさで大宮(本殿)と若宮は同格とされています。

「若宮神社」の御祭神は天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)」で、第三殿の天児屋根命と第四殿の比売神の御子神(みこがみ)です。

「天押雲根命」は生命の根源である水から生まれたため、生命力や知恵のご利益が授かります。

春日若宮おん祭!約900年間途切れずに続く贅をつくす大祭

見所スポット!

「春日若宮おん祭」は、若宮の御祭神(天押雲根命)のお祭で、若宮本殿が創建された次の年の保延二年(1136年)九月十七日に、若宮の御神助を願って五穀豊穣・天下泰平・万民和楽(全ての人が和やかに楽しく過ごせる事)を祈願し始められたものです。

当時、洪水や飢餓・疫病が流行っており政情も不安定であったため、水神の力を持つ若宮様の力が必要であったのです。

おん祭を開始してからは晴天が続き、人々の不安や同様は収まり、以後900年弱の間途切れることのなく毎年十二月十七日に行われれる贅を尽くした大祭です。

若宮おん祭行事日程⇒こちら

 

若宮15社めぐり!神々をまわれば一生の苦難を助けて下さる

※円形外側のピンク色は、納礼社名で円形内側の黄色は御神徳。

パワースポット!
「若宮15社めぐり」
とは、若宮神社の若宮様を中心に、人が一生を送る間に起こるさまざまな難関・難所・試練をお助けをして下さる神様が集まって鎮座しており、その神社15社を順番に参拝して自身の人生をたどりながら一生安泰を祈願するものです。

若宮15社めぐり手順

順路

1.「夫婦大國社」で、15社めぐりの受付を行います。
受付用紙をいただき名前・住所・電話番号・生年月日を記入し、初穂料1,000円を添えて申し込みます。

2.各神社・遥拝所に収める15枚の玉串木札の入った袋をいただきます。

3.「夫婦大國社」近くの手水舎で体と心を清めます。

4.納礼社の一番は若宮神社で、次に一童社(三輪神社)と続き15社全てを参拝します。(順番は下記参照)

5.15社全て満願すると15社最後の礼拝所となる「夫婦大國社」で「おしるし」がいただけます。
「おしるし」は、「若宮15社の御朱印」と「夫婦大國社」の御祭神である大国主命の「福杓字と福小槌」のお守り。

 

順番 納札社 御祭神 御利益
第一番 若宮(わかみや)神社 天押雲根命(あめのおしくもねのみこと) 正しい知恵
第二番 一童社(三輪神社)   少彦名命(すくなひこなのみこと) 子孫繁栄・子の成長 
第三番 兵主(ひょうす)神社   大巳貫命(おおなむちのみこと)  延命長寿
第四番  南宮(なんぐう)神社  金山彦神(かなやまひこのかみ)  金運守護
第五番 広瀬(ひろせ)神社   倉稲魂神(くらいなたまのかみ)  衣食住の守護
第六番  葛城(かつらぎ)神社  一言主神(ひとことぬしのかみ)  心願成就
第七番 三十八所神社 
(さんじゅうはっしょ)
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと) 
 正しい勇気と力
第八番 佐良気(さらけ)神社   蛭子(ひるこのかみ)神:えびす神 商売繁盛・交渉成立 
第九番  春日明神遥拝所
(かすがみょうじん)
 春日皇大神(かすがすめおおかみ)  ひらめき
第十番  宗像(むなかた)神社  市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) 諸芸発達 
第十一 紀伊(きい)神社  五十猛命(いたけるのみこと)
大屋津姫命(おおやつひめのみこと)
抓津姫命(つまつひめのみこと) 
命の根源を守る 
第十二 伊勢神宮遥拝所 
(いせじんぐう)
天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
豊受大御神(とようけのおおみかみ) 
天地の恵みの感謝所 
第十三 元春日 枚岡(ひらおか)
神社遥拝所 
天児屋命(あめのこやねのみこと)
比売神(ひめがみ) 
 延命長寿
第十四 金龍(きんりゅう)神社   金龍大神(きんりゅうおおかみ) 開運・財運の護守 
第十五 夫婦大國社
(めおとだいこくしゃ) 
大国主命(おおくにぬしのみこと)
須勢理姫命( すせりひめのみこと)
良縁・夫婦円満
福運守護 

 

若宮15社めぐりは、本殿参拝後に必ず訪れたい大人気のパワースポットです。

自分の歩んできた人生を振り返り、これからの人生の中であるであろう試練や苦悩を少しでもより良いものにするため、15社満願で自分の一生を開運へと導いて見てはいかがでしょうか。

 

末社で人気の開運スポット!

夫婦大国社!縁結びから夫婦まで男女の願いが叶う

パワースポット!

「夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)」は、若宮15社めぐりで最後の礼拝所となっており、御夫婦の大国様を祀っている日本唯一の神社です。

御祭神は、「大国主命(おおくにぬしのみこと)」「須勢理姫命(すせりひめのみこと)」で、御厨子(みずし:仏像をあんちする仏具)に二人の彫刻像を安置しお祀りしたことが始まりです。

縁結びや夫婦円満・家内安全など男女に関するものにご利益があります。

夫婦大国社では、古くはしゃもじに願い事を書いて奉納していましたが、今ではハート型のピンクの縁結び絵馬も登場しています。

金龍神社!今人気の金運スポット

パワースポット!

「金龍神社」は若宮社の末社で、15社めぐり14番目の神社です。

南北朝時代の後醍醐天皇ゆかりの神社で、金龍名は天皇の御座所の禁裏(きんり)が発音がなまり「きんりゅう」になったと言われています。

御祭神は「金龍大神」で、開発・発達の神であるが最近では金龍名から金運や財運の神様として知られるようになり、15社を巡らずこの一社を目当てに参拝に訪れるという人気の金運スポットです。

白乳神社と赤乳神社!名前だけで女性のご利益が想像できる

パワースポット!

夫婦大国社の東側、礼拝所5番と6番の間に遥拝所が設けられ、社は境内南側の能登川沿いに鎮座します。

古くは、和歌山県の淡島(あわしま)神社とあったとされ、「白乳(しらち)神社」御祭神は志那斗弁神(しなとべのかみ)で、女性の腰から上の治してくださる神様

「赤乳(あかち)神社」御祭神は稚日咩神(わかひめのかみ)で、女性の腰から下を治して下さる神様です。

女性なら、15社めぐりの途中に訪れれば病気も安泰のパワースポットです。

 

春日大社の灯篭!その数驚きの3000基は歴史の証し

見所スポット!

「春日大社」は、通称「お春日さんの万灯篭」とも呼ばれるだけに、「灯篭」は境内と御本殿を合わせるとその数は約3000基もあると言われ、その内訳は境内に2000基の石灯篭、御本殿には1000基の釣灯篭があります。

神社仏閣の中でも、「春日大社」は数多くの灯篭を置いた最初の神社で、その後、全国の社寺に広がっていきました。

「春日大社」は、奈良で一番明るいところと言われ時代があり、3000基の灯篭の灯りは、幻想的で境内そのもを示す神聖な聖域となっていたのです。

言い伝えによれば、「一日で灯篭の数を正確に数えることが出来たなら長者様になる」と言われています。

約3000基の内、多くは商人や一般からの寄付で約8割を占めており、一部は貴族や武士などの有名な灯篭もあります。

灯篭が多種多様に揃う「春日大社」は、奈良時代から現在に至る歴史を灯篭により垣間見ることができ、また、時代における技巧の素晴らしさが伺える唯一の場所です。

3000基の灯篭が灯され幻想的な世界「中元万灯篭」

パワースポット!

「中元万灯籠(ちゅうげんまんとうろう)」は、石灯篭約2000基と釣灯篭約1000基の計約3000基が一斉に灯される幽玄で美しい神事で、年に2月の節分と8月14・15両日の夜7時から9時半まで行われます。

夜の静けさと暗闇の中に浮かぶ灯篭の火は、幻想的な優美な世界へと導いてくれます。

また、その前の夕方には「林檎の庭」にて、庭火を焚いて神楽や舞楽の奉納があります。

この時期に行けない人には、万灯籠を再現した「藤浪之屋(ふじなみのや)」で気分を味わうことができます。

江戸時代に神職の詰所であった「藤浪之屋」が開放され、多くの釣灯篭が灯されてます。

 

「砂ずりの藤」見頃には紫の花が2m以上も下がり地面を舞う

見所スポット!

は、「春日大社」の社紋であるため大事にされています。

社殿西回廊側の慶賀門を入ると棚が作られ藤の木があります。

この藤は、「砂ずりの藤」と呼ばれ、花の房が六から七尺ほど下がることからこの名が付けられ、摂関近衛家より奉納されたと伝えられる樹齢700年以上の名木です。

5月初旬が見頃となる藤なので、何時も見れるわけではありませんが、ゴールデンウィークに参拝されるのであれば立派な下藤の花が咲きますので、見落とさないようにしましょう。

 

「春日大社」の詳細情報

【春日大社】

所在地 〒630-8212
奈良県奈良市春日野町160
TEL:0742-22-7788
FAX:0742-27-2114
公式ホームページ⇒http://www.kasugataisha.or.jp/
参拝時間 【開門時間】
夏期(4月~9月)6:00~18:00 冬期(10月~3月)6:30~17:00
本殿前特別参拝は、8:30~16:45(初穂料500円)

【国宝殿】 <旧称春日大社宝物殿>
10:00~17:00(入館は16:30まで)
一般/500円・大学生・高校生/300円・中学生・小学生/200円

【萬葉植物園】
3月~11月 9:00~17:00(入園は16:30まで)
12月~2月 9:00~16:30(入園は16:00まで)
大人 /500円・小人 /250円

アクセス

【電車とバス】
JR奈良駅(東口)⇒奈良交通バス(春日大社本殿行:約12分)
        ⇒春日大社本殿下車
JR奈良駅(東口)⇒奈良交通バス(市内循環内回:約13分/外回:約8分)
        ⇒春日大社表参道下車⇒徒歩(約10分)

【マイカー】
名神高速道「京都南IC」⇒京奈和自動車道経由(約60分)
京奈和自動車道「木津IC」⇒県道754号線経由(約7km:約20分)
第2阪奈有料道路「宝来IC」⇒東方面へ(約8km)

【駐車場】
バス・乗用車合わせて100台(車駐車料金1,000円/1日)
利用時間:2月~11月(7:30~17:00)・12月~1月(7:30~16:30)

お宿情報  >>春日大社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地  平城宮跡・奈良公園・若草山山頂・萬葉植物園・東大寺・氷室神社・元興寺

 

<春日大社周辺マップ>

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秩父「聖神社」金運のパワースポット! 宝くじ高額当選者の声がずらり https://kaiun.website/archives/2602 Sun, 11 Jun 2017 01:47:43 +0000 http://kaiun.website/?p=2602

「聖神社(ひじりじんじゃ)」は、埼玉県秩父市黒谷の和銅山山麓に鎮座し、和同開珎のモニュメントが拝殿横に置かれたユニークな神社です。

日本初の流通通貨の和同開珎(わどうかいちん)発祥の地として有名となり、地元では「銭神様」と呼ばれ、近年ではテレビで取り上げられたこともあり、金運上昇や宝くじ祈願・ビジネス開運を願って多くの人々が訪れるパワースポットとなっています。

ここから約600m(歩いて約15分)程先に、大きな和同開珎のモニュメントのある「和銅露天掘り跡」に行って、持ち金全部を川で洗い、その後に本殿へ参拝するのが良いとされ、スピリチュアルで最大のご利益を得る方法でもあります。

そんな、今人気の金運UPスポット「聖神社」をご紹介致します。

自然銅を主神として祀ったことが「聖神社」の始まり

慶雲5年(708年)に、武蔵国秩父郡から自然銅(ニキアカガネ)が発見され、第43代元明天皇へ献上すると喜んだ天皇は元号を「和銅」と改め、鋳造により日本初の流通通貨「和同開珎」が誕生しました。

そして、この神社の始まりは自然銅の発見を記念して、祝山(はうりやま)に神のよりしろとして神籬(ひもろぎ)を建て自然銅を主神として祀ったことからで、創建は和銅元年の二月十三日です。

また、自然銅の発見地はこの神社の周辺であると伝わっています。

その後、自然銅を神体とし、今の主祭神が合祀されました。

聖神社の五神

「聖神社」の主祭神
金山彦命(カナヤマヒコノミコト)
国常立尊(クニノトコタチノミコト)
大日孁貴尊(オオヒルメノムチノミコト)
神日本磐余彦命(カンヤマトイワレヒコノミコト)
を四柱に元明金命(ゲンメイカガミノノミコト)を合祀した五神
主祭神名 神格 ご利益
金山彦命(カナヤマヒコノミコト) 鉱山・鉱物の神 金運
商売繁盛
国常立尊(クニノトコタチノミコト) 国土形成根源の神 開運招福
国土安泰
大日孁貴尊(オオヒルメノムチノミコト:天照大神) 太陽神 子孫繁栄
国土安泰
神日本磐余彦命(カンヤマトイワレヒコノミコト:神武天皇) 軍神・農業神 開運将来
延命長寿
元明金命(ゲンメイカガミノノミコト:元明天皇) 女性天皇 金運招福
仕事運

「聖神社」のご利益スポット!境内と本殿参拝

「聖神社」の場所と駐車場

「聖神社」は、秩父鉄道の「和銅黒谷駅」を下車後5~6分歩いた所にあります。
車で東京方面からですと国道299号線を秩父方面に進み、上野交差点を右折し国道140号線に入り約15分です。

神社下には約10台ほどの無料駐車場があります。

2つの階段を上がれば境内

境内までは、若干急な階段となっていますが距離はさほどないので苦労はしないと思います。
一段目の階段を上れば鳥居があり、二段目の階段までは平坦な参道になっています。

 

二段目の階段の右手前に手水舎があり、ここでお清めして本殿へ向かいます。

拝殿横の和同開珎のモニュメントが目を引く

二段目の階段を上れば境内となり、そんなに広さはなくこじんまりとしていますが、神社特有の静けさと清い空気感があり赤朱色の拝殿と横に飾られた大きな和同開珎のモニュメントが目を引きます。

「聖神社」の本殿・拝殿は、昭和38年(1963)に秩父市中町の「今宮神社」本殿から移築したもので、旧本殿は本殿左脇に鎮座する「和銅出雲神社」となり大国主命を祀っています。

「聖神社」の聖とは、「この上なく耳聡く口すべらかな」(何を言ってもそのことをよく理解してくれ、人の心に染み入る言葉をかけてくれる神)の意味が込められているようです。

4月13日には、春季例大祭が行われ「黒谷の雨乞ササラ」と呼ばれている獅子舞が、大祭後に奉納されます。

御朱印やお守りの頂き方が特徴的

この神社の特徴的なのは、拝殿に並べられた御朱印やお守り等です。
普通は、社務所で授かる御朱印(300円)やお守りですが、料金箱に初穂料を入れていただくセルフサービス形式となっています。


御朱印帳や絵馬・お守り・開運グッズのほとんどに、黄色やゴールドが使われていて金運を予感させる。

現本殿は「今宮神社」から移築されたもの

「今宮神社」から移築された現本殿は、宝永6~7年(1709~1710)の江戸中期に建立されたもので、一間社流造銅板葺の本殿と入母屋造銅板葺の拝殿からなっており、彫刻に桃山期の遺風を残す。

江戸中期の優れた建物として、昭和40年(1965)に秩父市有形文化財(建造物)となっています。

横から見ると和同開珎のモニュメントは意外と薄い。

「和銅出雲神社」は縁結びのパワースポット!

本殿左側には、旧本殿の「和銅出雲神社」が見えます。

一間社流造銅板葺造りの「和銅出雲神社」は、昭和39年に旧本殿を移築したもので大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られています。

大国主命は、縁結びの神として全国の神社に祀られており、代表的な神社が島根県の「出雲大社」です。
別名が大国さんですから、縁結びの他に商売繁盛や五穀豊穣・子宝・夫婦和合などのご利益が授かるパワースポットでもあります。

あらゆる縁結び万能の地!「出雲大社」初心者のための参拝方法 全国から多くの参拝者が訪れる「出雲大社」は、島根県のやや西よりの出雲市にあり、大きな注連縄が架けられた拝殿やその後ろにある高さ24m...

本殿の金運参拝と共に、縁を結ぶもの全てにご利益がありますので必ずお参りしておきましょう。
金運であれば、より金運縁を上昇させてくれるはずです。

11月3日の「和銅出雲神社」の例祭にも、「黒谷の雨乞ササラ」の獅子舞が奉納されます。

宝くじ・ロトの高額当選者多数!感謝の言葉がズラリ!

本殿左横には、宝くじやナンバーズ・ロトなどで当選した方々が、お礼参りに来た際の感謝の言葉がずらりと並んでいます。

 

目を引くのがサマージャンボの一等2,000万円です!
他にも、ロト6で2回目当選で632,300円や競馬で的中率が上がったなど多数の当選者がでています。

ざっと見て70件ほどはあるでしょうか、これもご利益のおかげなんでしょうね。

足を運んでお願いをすれば、神様も「わざわざ遠い所まで来てくれたからお願いを聞いてやろう」とご利益を授けたのでしょう。

今、金運に恵まれないなぁと思っている人は、参拝に訪れて見る価値があるパワースポットのようです。

御神木に手を触れ開運パワーをあやかる!(境内)

境内には、2本の杉の木が仲の良い夫婦のように寄り添いそびえ立つ御神木があります。

御神木に手を触れパワーをいただきましょう!
金運上昇はもとより、夫婦円満・夫婦和合・子宝などのご利益が授かります。

和銅鉱物館に祀られる「聖神社」の御神宝

「和銅出雲神社」の前側に「和銅鉱物館」があり、ここには自然銅と共に世界の和銅に関連する350点もの鉱石類が展示されています。

また、秩父市内の小学校から出土した和同時代の遺物である「蕨手刀(わらびてのとう):柄頭が蕨の曲がり形に似た刀」も展示されています。

「和銅鉱物館」には、「聖神社」の御神宝として「和同開珎」と創建当時に採掘された13個の和銅石の内、大小2個と鎮座祭に元明天皇より賜った「銅製の蜈蚣(ムカデ)」雌雄一対が祀られています。

蜈蚣は百足と書かれ、文武百官を遣わすところ百足に代えて参列したとの意味が含まれており、銅の採掘穴を百足穴と呼ぶことや、鉱業も長く栄えることでお金も潤うなどに由来するともいわれます。

和銅遺跡にある巨大な和同開珎のモニュメント!

「和銅採掘露天掘跡」へは、「聖神社」の階段を下り左手に向かいます。

途中3ヶ所に指導標があり、目的地までは歩いて約15分程です。

 

指導標とのぼり旗が見えたら、ここを下り「露天掘跡」までは約200mです。

少々急な階段を下って行きます。

緑溢れる森を森林浴と自然の爽やかの空気を味わいつつ、少し歩けば「露天掘跡」が見えてきます。

ここには、和同開珎発祥の証しとして高さ5メートルもある「和同開珎」を模したモニュメントが建てられています。

和同開珎の円は「天」をあらわし、四角が「地」をあらわしていて、人々が集まり仲良く暮らす良い国となるよう記念して造られたそうです。

写真ではわかり難いですが、かなり大きなものです。

モニュメントの横に流れる小川は、銅洗堀(ドウセンボリ)と言われ、ここで持ち金を全部洗って「聖神社」の賽銭にしたり、宝くじやロト・馬券などを購入すると良く当ると言われています。

なので、先にこの「露天掘跡」を訪れ、「聖神社」への参拝が最もご利益をいただける順路となります。

 

通販でも買える開運グッズ

開運グッズは、拝殿で授与できますが通販でも購入可能です。

「聖神社」の開運グッズを取り扱っているのが、神社より1.5km程離れた場所にある栗助本店です。
「栗助」は、秩父の和菓子や洋菓子を作るお土産やさんです。

このお店の代表的なお菓子が栗助で、甘さ控えめの白餡と栗一粒のお饅頭です。

開運グッズは、店舗でも購入できますし通販も行っています。
詳しくは、栗助公式ホームページへ⇒秩父菓子処栗助

 

まとめ

秩父・「聖神社」は、テレビで紹介されてから連日賑わいを見せる金運神社です。
境内はこじんまりとしていますが、拝殿横には70近くもお礼の言葉が並ぶようにご利益は高いようです。

森林浴を浴び自然に触れながら「和銅遺跡」の見学、そして金運上昇を願い「聖神社」の参拝と二つの楽しみ方が出来るスポットです!

ドライブをかねて、ご家族で訪れて見ても良いと思います。

秩父「聖神社」の詳細情報

【聖神社:和銅遺跡】

所在地 <聖神社>〒368-0001
埼玉県秩父市黒谷2191
TEL : 0494-23-5631 (秩父市和銅保勝会)
<和銅遺跡>〒368-0001
埼玉県秩父市黒谷1918
0494-23-5631 (秩父市和銅保勝会)
公式ホームページ⇒http://www.wadoh.co.jp/wado1300/index.htm
参拝時間 参拝は時間自由
アクセス

電車:JR東京駅(上越新幹線or高崎線)~熊谷駅乗換
秩父鉄道(三峰口行)~和銅黒谷駅下車~徒歩約5分

マイカー:東京方面から(関越自動車道)~花園ICで降り
R140号~途中、皆野寄居有料道路を経由して約30分
駐車場:神社入口10台(無料)他にも有り

お宿情報 >>秩父・聖神社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地  三峰神社・秩父神社・長瀞渓谷・橋立鍾乳洞・丸神の滝

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「下鴨神社」癒しの森を通って縁結び!7つのパワースポットでご利益 https://kaiun.website/archives/2504 Mon, 08 May 2017 09:10:11 +0000 http://kaiun.website/?p=2504

「下鴨神社(正式名:賀茂御祖神社【かもみおやじんじゃ】)」は、京都で最も清らかで尊導きの神様としてのご神徳を持ち、縁結びのご利益を頂けるパワースポットとして女性に大人気の神社です。

京都の最古の神社である「下鴨神社」は、紀元前から神々のおられる地で山城国一ノ宮として崇められ、JFA(日本サッカー協会)のシンボルである3本足の八咫烏(やたがらす)の伝説や七不思議など話題も豊富で、浄化・必勝・開運・子宝・美容・縁結びなど様々なご利益を頂ける神社です。

そんな「下鴨神社」に訪れたら、是非、行って欲しいパワースポットをご紹介します。

癒しの空気が流れる広大な「糺の森」

おすすめパワースポット!

「下鴨神社」の正式な参拝は、出町から賀茂川に架かる葵橋を渡り、十二万四千平方メートルの広大な「糺(ただす)の森」から表参道を社殿方面の北へと歩いて行くのが正しいとされています。

その理由は、社殿参拝と共に平安時代以前の原生林をそのまま残し、古代より精霊が住むとされる糺(ただす)の森を訪れ歩くことが身を清め心を癒してくれるからです。

表参道の両脇には、瀬見の小川と泉川が流れ、静かなせせらぎと共に癒しの空気が流れ込んでくるパワースポットです。

「下鴨神社」境内マップ

http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

 

メイクをすれば美人のご利益が得られる絵馬

人気スポット!

糺(ただす)の森の中、「下鴨神社」の境内に入り少し歩くと左側に「河合神社」が鎮座します。
この神社には、日本一美しいと言われる神様の玉依姫命(たまひめのみこと)が祀られています。

「河合神社」には、美人になるとされる絵馬の「鏡絵馬」があり、訪れた女性のほとんどが美のご利益を頂くため奉納しています。

手鏡に似せ顔が描かれた鏡絵馬に、自分の美しくなった顔を想像し、自分の持っているメイク道具で絵馬の顔にメイクします。(メイク道具が無い人には、色鉛筆が借りられます。)

裏には願い事を書き、出来上がった絵馬は飾られ、後日お焚上げが行われます。

女性の美への憧れは昔も今も同じ、美人になれるなら「鏡絵馬(初穂料800円)」メイク挑戦しておきたいですね!

「河合神社」は、古くから安産や育児など、女性ならではの願い事を叶えてくれる神社として信仰されています。

サッカー必勝の神様を祀る任部社

おすすめパワースポット!

「河合神社」の奥には、日本サッカー協会のシンボルマークである八咫烏命(やたがらすのみこと)を祀る「任部社(とべしゃ)」が鎮座します。

専女社とも呼ばれ、「河合神社」の創祀(そうし)と同時期から祀られている古いお社です。

八咫烏は三本足を持つ鳥で、初代天皇である神武天皇の東征の際に、黒い衣をまとって道案内をした八咫烏賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の化身だとされてます。

この導き勝利の功績によって、天皇より八咫烏の称号が与えられた言われています。

御祭神である八咫烏命の御神徳により、勝利・武芸上達・交通安全・旅行安全のご利益が得られます。

 

ちょっと変わった参拝方法で縁結びのご利益が凄いご神木!

おすすめパワースポット!

縁結びのご利益が高いと評判のパワースポットが、境内にある「下鴨神社」の末社の「相生社(あいおいしゃ)」です。

「相生社」は、桜門のすぐ手前にあり、神皇産霊神(かむむすびのかみ)を祀るお社で、隣には神様のご神徳で結ばれたと言われる霊木「連理の賢木(れんりのさかき)」が立っています。

根元は2本に分かれた別の木が、途中で一つに結ばれた珍しい木で、縁を結ぶ力が強くて一つに成った言われ、夫婦和合を表しています。

又、現在の「連理の賢木」は四代目で、不思議なことにに寿命が来ると、糺(ただす)の森のどこかに自然と跡を継ぐ霊木ができるそうです。

そのため、「連理の賢木」は京の七不思議にも数えられパワースポットです。

他とは違う特徴的なここの参拝作法!

絵馬(初穂料500円)に願い事を書く。

絵馬の赤と白の糸を良縁の願いを込めて結ぶ

絵馬を持ち「相生社」の正面へ。

「連理の賢木」の周りを男性は右回り(時計方向)、
  女性は左回り(反時計方向)
に願い事を唱えながら回る。

まず、2週して3周目に後ろの絵馬掛けに絵馬を奉納します。

お社の正面に戻って、二礼二拍手一礼で参拝。

「連理の賢木」の正面より御生曳き(みあれびき)の綱を2回引いて終わり。

「縁結びや子宝・安産・家内安全・夫婦円満など縁を結ぶもの」のご利益を授かります。

 

可愛いと評判の女性に大人気の「媛守」

人気スポット!

中門横の授与所には、女性に大人気のちりめん生地の「媛守(ひめまもり)」があります。
ちりめん生地で作られたこのお守りは、女性用のお守りです。

一つとして同じ絵柄はなく、小振りでデザインも可愛いので、「下鴨神社」では評判の人気お守りです。

 

干支の守護神からご利益が得られる7つのお社

おすすめパワースポット!

舞殿の裏の中門を入ると社殿に向かって左側に3つ、正面に2つそして右側に2つ、合計7つのお社が鎮座します。

このお社は、「言社(ことしゃ)」で、大国主命の略称から大國さんとも呼ばれ人気のパワースポットです。

大国主命は、働きによって7つの名前があり、その名前事に7つのお社があります。
十二支の守り神を祀っており、それぞれのお社にご神徳があることから古くから多くの人に信仰されています。

7つのお社詳細

言社名 社名 神名 干支のお社とご神徳
一言社 東社 大国魂神
(おほくにたまのかみ)

巳歳の守護神
(国土創生と大地の神で、命の躍動の象徴)
未歳の守護神
国土創生と大地の神)

  西社 顕国魂神
(うつしくにたまのかみ)

午歳の守護神
(国土の守り神で物事をうまく運び営む力の神)

二言社 北社 大国主神
(おおくにぬしのかみ)
子歳の守護神(国づくりと縁結びの神)
  南社 大物主神
(おおものぬしのかみ)
丑歳の守護神(物を司り神仏のお使いの神)
亥歳の守護神(物を司り力を与える神)
三言社 北社 志固男神
(しこのかみ)
卯歳の守護神(天下一の強者で力の神)
酉歳の守護神(天下一の強者で希望のシンボルの神)
  中社 大巳貴神
(おほなむちのかみ)
寅歳の守護神(国づくりや医薬の神)
戌歳の守護神(国づくりや医薬の神)
  南社 八千矛神
(やちほこのかみ)
辰歳の守護神
(邪悪を断ち切る武勇に優れた神で天子の象徴の神)
申歳の守護神
(邪悪を断ち切る武勇に優れた神)


言社の参拝方法は、まず自分の干支、それから今年の干支を参拝
することで一度に多くのご利益が頂けます。

 

酉歳には特に参拝したい必勝・開運の本殿

http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka

社殿は、神社形式の代表的な形式で建てられ東西の本殿は国宝に指定され、「下鴨神社」は世界文化遺産でもあります。

平成27年には、21年に一度、社殿を修復する34回目の式年遷宮が行われました。
元来、式年遷宮はご神体を除く建物、社殿を造り替えるものですが、ほとんどが国宝や重要文化財に指定されているため江戸時代以降は修復にとどめられています。

通常、本殿は言社の前の幣殿からしか拝めず、参拝はここで行います(上記写真)。

「下鴨神社」は賀茂建角身命とその娘の玉依媛命の二人をお祀りする神社

おすすめパワースポット!

ご本殿は、「下鴨神社」で最強のパワースポットです。

御本殿 御祭神
西本殿 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
東本殿 玉依媛命(たまよりひめのみこと) 

 

<御本殿:西と東に分かれている>

「賀茂建角身命」は、神話で八咫烏に化身して重要な役割を担った神様のため、酉年には特に参拝をお勧めします!

「玉依媛命」の玉依(たまより)は、霊憑(たまより)からきているとされ、神に仕える巫女(みこ)のことだと言われています。
巫女の役割と共に子供を生む力など女性に関する総称でも有り、玉依媛命の祀られる神社は水と深い関係があることから、水や縁にも強いご神徳を持っています。

又、玉依媛命が鴨川の上流で流れ着いた丹塗りの矢を祀っていたところ、美しい男神となったため結婚したと伝わる。
二人の間に生まれた子供が、現在の「上賀茂神社」の祭神である賀茂別雷大神(かもべついかずちのおおかみ)です。

御祭神 ご利益
賀茂建角身命 導びきの神・勝利の神・方除・厄除け
入学・受験合格・交通・旅行・操業の安全
玉依媛命 縁結び・子宝・安産・育児・開運・方位除け
商売繁盛・豊作豊漁・災難除け

 

みたらし団子は「御手洗社」の井戸の泡から生まれた

みたらし団子は、「下鴨神社」が発祥の地です。

境内奥の東本殿側にある、「御手洗社(みたらししゃ)」の下には井戸があり、井戸から湧き出る白い泡を見て、みたらし団子が考えられたと言われています。

ここに来たら、是非、食べておきたいみたらし団子ですが、昔は神前に供えてご祈祷後、家に持ち帰っていただいたそうです。

上記写真でもわかるように、串に5つのお団子が付いていますが、1つ目から2つ目の間が少し離れているのが特徴的です。

みたらし池の湧きあがる白い泡が、1つ浮き少し経ってから2つ3つ4つと泡が湧き出る様子を表して作られたためで、人間の五体を表しているともいわれ縁起物です。

西参道にある「加茂みたらし茶屋」が人気のお店で、焼いて焦げ目をつけた米粉の団子に、蜜のたれをスプーンですくい、団子にたっぷりつけていただきます。

加茂みたらし茶屋
住所 京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
営業時間 9時30分~19時(定休:水曜日)
メニュー みたらし団子(3本420円)
わらび餅(550円)
磯巻(620円)

 

おすすめパワースポット!

「御手洗社」は、みたらし川から湧き出る井戸の上に建っていることから「井上社」とも呼ばれ、お祓いの神様の「瀬織津媛(せおりつひめ)」をお祀りしています。

南側に御手洗川が流れ、そこからお社の下を通って、前側にある「みたらし池」と続いており、この池を舞台に毎年土用の丑の日に「みたらし祭(別名:足つけ神事)」が催されます。

<みたらし池に架かる輪橋>

昔から、神の池「みたらし池」で手や足を洗い、罪や穢(けが)れを祓い落とし、病気を厄払いする夏のお祭りです。

「みたらし池」は、普段流れない水が、土用の丑の日は池から湧いてくるといわれ「鴨の七不思議」の一つになっています。

「さざれ石」生命力の象徴で神霊の宿る石

おすすめパワースポット!

南口鳥居を入った直ぐ左側には、神霊の宿る石「さざれ石」があります。

「さざれ石」とは、小さな石という意味があり、石灰石が長い年月をかけて雨水により溶けて固まり、岩石へとなったものです。
年月と共に成長する「さざれ石」は、神霊が宿る石とされています。

又、「さざれ石」を詠んだ古今和歌集があり、日本の国家の原典となっている。

古今和歌集<古今和歌集巻七賀歌巻頭歌、題しらず、読人しらず、国歌大観番号343番>
「我が君は 千代にやちよに さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」

そして、日本の国家の「君が代」
「君が代は 千代に 八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」です。

違いは、初めの部分だけですね!

「さざれ石の 巌となりて」は、石に宿る力、生命力は永遠で小さな石も大きくなることを表し、石には神霊が宿る神聖なものとして昔から崇められてきたのでしょう。

 

3つの的を神馬一体で打ち抜く勇壮な祓い清めの神事

糺の森に設けられた500mの馬場に100m間隔で3つの的が置かれ、公家装束をまとった射手(いて)が勇ましく駆けながら、馬上から厄けの「イン、ヨー(陰、陽)」の掛声と共に次々と矢を放ち、50cm四方の的を射る「流鏑馬神事(やぶさめしんじ)」は、勇壮でその光景は平安時代にタイムスリップしたような感覚にもなります。

「流鏑馬神事」は毎年5月3日に行われ、「葵祭(あおいまつり)」が安全に行われるよう祓い清めるための神事で、約2万人もの多くの人が集まる「下鴨神社」の人気の行事です。

的に当たれば、豊作や諸願成就のご利益が得られ、 当たり的は縁起物として授与されるそうです。

年によっては、勇敢な女性や中学生の射手も登場します。

葵祭

「葵祭(正式名:賀茂祭)」は、毎年5月15日に行われる京都三大祭の一つで、下鴨神社(賀茂御 祖神 社)と上賀茂神社(賀茂別雷神社)の例祭。

♦王朝絵巻さながらの衣装をまとった総勢500名以上の人が行列をなして、 京都御所から出発し、下鴨神社を経て上賀茂神社へと向かうお祭り。

8キロに渡る沿道には、約8万人以上の人が集まり華麗で優雅な平安王朝絵巻に見入ってしまいます。

 

下鴨神社の詳細情報

【下鴨神社(賀茂御祖神社)】

所在地 〒606-0807
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
TEL: 075-781-0010
公式ホームページ⇒【下鴨神社】
参拝時間 開閉門時間:夏は午前5時30分~午後6時
      冬は午前6時30分~午後5時
大炊殿拝観:午前10時~午後4時迄
ご祈祷:午前9時~午後4時迄
アクセス

市バス:京都駅(4or205系統)~下鴨神社前下車
(糺ノ森を歩くなら葵橋西詰バス停下車)

電車:JR京都駅(JR奈良線)~東福寺駅(京阪電車に乗り換え)
   ~出町柳駅下車(徒歩約13分)

電車・バス:京都駅(地下鉄鳥丸線)~北大路駅(市バス1or205系統)
      ~下鴨神社前下車(所要時間約40分)

マイカー:名神高速京都東インター下車(三条通経由約30分)
     名神高速京都南インター下車(河原町通経由約31分)
駐車場:境内西駐車場(300台有料30分/200円)

お宿情報  >>下鴨神社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】  
周辺観光地  上賀茂神社・京都市動物園・京都国際マンガミュージアム
六角堂頂法寺・京都国立博物館・京都御所 

 

<下鴨神社周辺マップ>

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【太鼓谷稲成神社】千本鳥居のトンネルは絶景!津和野のパワースポット https://kaiun.website/archives/2342 Wed, 22 Mar 2017 07:42:28 +0000 http://kaiun.website/?p=2342

島根県鹿足郡津和野町に鎮座する「太鼓谷稲成神社」は、日本五大稲荷の一つで、アメリカのCNN発表の「日本の最も美しい場所31選 」に選ばれ、天・地・海・木の四つの美しい自然のコントラストが評判になっている山口県の「元乃隅稲成神社」に分霊した神社です。

五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除・福徳円満など多くのご利益をいただけるパワースポットですが、願望成就(良縁・受験他)は特に強いとされる神様が祀られています。

 

また、千本鳥居と呼ばれる朱色の千本の鳥居が、トンネルのように参道に連なっている光景は圧巻で、「太鼓谷稲成神社」のシンボルになっています。

島根県では、縁結びとして全国でも有名な「出雲大社(いずもたいしゃ):初詣数約59万人」がありますが、それに次ぐ、約25万人で年間100万人越えの参拝者数を誇る人気の神社です。

津和野は、山陰の小京都と呼ばれる山あいの城下町、津和野川に沿って開けた盆地を「太鼓谷稲成神社」の高台から見下ろせば、赤い屋根の町並みがどこか懐かしさを感じる風情のある場所です。

太鼓谷稲成神社は京都の伏見稲荷大社の分霊を迎えた神社

「太皷谷稲成神社」の創建は、安永2年(1773年)に津和野藩主7代亀井矩貞(かめいのりさだ)公が、津和野藩の領民の安寧のために京都の「伏見稲荷大社」から分霊を迎え、三本松城(津和野城)の鬼門となる東北端の太皷谷の峰に社(現在の元宮)を建て祀ったのが始まりです。

慶應3年7月、津和野乙女山の熊野権現社を稲成神社に移して相殿とし、熊野神社と称するようになりました。

大正12年に現社殿を建立、昭和2年に熊野神社から稲成神社と改称

旧社格は郷社で、歴代の藩主から崇敬され藩主以外は参拝不可でしたが、廃藩後には一般庶民にも参拝されるようになり、昭和30年代には参拝者の増加も有って、昭和44年12月に境内地西側の山を切り開き新社殿が建立されました

<元宮>

遷宮斎行後の旧社殿は、「元宮(もとみや:旧熊野神社)」として残し、御分霊をつつしみきよめて祀っています。

稲成と書く稲荷神社は日本に二社だけ

稲荷(いなり)でなく稲成(いなり)の神社は、分霊した山口県長門市の「元乃隅稲成神社」と「太皷谷稲成神社」の二社しか日本にはありません。

稲成の「成」は願望成就の意味が込められている

元来、稲荷神社の稲荷は稲が生えるの稲生(いねなり)が変化し、イナリから稲荷(いなり)と書くようになったと言われています・

「太皷谷稲成神社」の稲成の「成」には、津和野藩主亀井矩貞公がお願い事がよく叶うように「成るように」との意味が込められており「願望成就」「大願成就」の願いが叶いやすい神社となっています。

太皷谷名の由来は太鼓が鳴り響く谷間だった

太皷谷の社名は、津和野城があった一角に位置するこの地は、江戸時代に、時刻を知らせる太鼓が鳴り響く谷間にあったことからこの名前が付けられたといいます。

また、この地は鬼門にあたり古くから神聖な地であったようです。

御祭神は二神の女神

御祭神は、 宇迦之御魂神(稲成大神)と伊弉冉尊(熊野大神)で、この二人の神様は女神とされています。

「太皷谷稲成神社」は、二神の女神から多くのご利益をいただくことができます。

御祭神名 神の種類  御利益
宇迦之御魂命(うがのみたまのかみ) 稲成大神 五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除
福徳円満・願望成就・失せ物(紛失物)発見
伊弉冉尊(いざなみのみこと) 熊野大神 創造開拓・夫婦円満・良縁成就・開運
病魔退散 延命長寿・鬼門除け・方災除け

 

宇迦之御魂命は、日本書紀では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)とされ、うかは食物を意味し穀物・食物の神様で通称はお稲荷さんと呼ばれ、稲荷神社の総本社である京都の伏見稲荷大社の主祭神でもあります。
古くから女神とされている。

伊弉冉尊は、日本神話の女神で伊弉諾神(いざなぎ)の妻で、日本の国造り、母なる大地の神として万物を生む力のある神様です。
古事記では、伊邪那美神命(イザナミノミコト)と書かれます。

太皷谷稲成神社は日本五大稲荷神社の一つ!

「太皷谷稲成神社」は、日本五大稲荷神社の一つに挙げられています。

日本五大稲荷神社、日本全土で稲荷神を祀る寺社の内、主要な五社のことをいいます。
日本五大稲荷神社は、以下の神社です。

 日本五大稲荷神社イメージ  神社名 所在地  ご利益 

伏見稲荷大社 京都府京都市
伏見区 
五穀豊穣・商売繁昌・産業興隆
家内安全・交通安全・芸能上達 
  笠間稲荷神社 茨城県笠間市
笠間

五穀豊穣・商売繁盛・家内安全
厄除け・交通安全 

  竹駒神社 宮城県岩沼市
稲荷町
五穀豊穣・商売繁盛・航海安全
家内安全・
交通安全・厄除
安産祈願

祐徳稲荷神社 佐賀県鹿島市
古枝
五穀豊穣・商売繁盛・家内安全
交通安全・
縁結び・必勝祈願
金運上昇

太皷谷稲成神社 島根県鹿足郡
津和野町

五穀豊穰・産業発展・商売繁昌
開運厄除・
福徳円満・願望成就
創造開拓・夫婦円満・
良縁成就
開運・病魔退散・鬼門除け 

方災除け

 

シンボルの千本鳥居!息を切らせ263段の石段を登る

「太皷谷稲成神社」は、JR山陰線津和野駅から下車後、車で約5分、歩いて約30分程の場所に位置します。

京都の伏見稲荷大社で有名な千本鳥居ですが、「太皷谷稲成神社」にも同様のシンボルとも言える「千本鳥居」があります。

鮮やかな朱色の千本鳥居の参道は、本殿のある高台まで約300mもあり、263段の石段を登ることになります。
比較的斜面が急であるため、息を切らし登っていくことになると思います。

昇って行く途中、鳥居の隙間から見える、津和野の美しい景色が四季折々で赤や緑と変化して、疲れた足を和らげてくれます。

表参道を登り切ると鮮やかな朱色の扉「神門」が本殿へと向かい入れる

千本鳥居の参道を登りきった所に、でんと構えた朱色の美しい「神門(しんもん)」が目の前に現れます。

ここまで来るとかなり高く、眼下を見下ろせば、津和野の特徴である赤茶の石州(せきしゅうがわら)の家が連なり、山の緑・空の青と相まって素晴らしい景観を見ることができます。

石州(せきしゅうがわら)は、三州、淡路と並ぶ日本三大の一つで、島根県の石見地方で生産される粘土瓦。

中央の門は、新年や祭事の時以外は閉じていますので、左右の開いている門から入ります。

境内下まで車で来ることもできる!

本来、表参道の千本鳥居を歩いて登るのがベストな方法だと思いますが、車で境内下まで行くこともできます。

裏参道は舗装されていて、駐車場(約100台:無料)は広く、車を降りれば本殿までは階段一つなので、あまり歩かずに参拝出来るのもこの神社の特徴かも知れません。


<境内案内図>

駐車場側の龍の手水舎

駐車場から境内に上がる階段そばに、「龍の手水舎(てみずしゃ)」があり龍の口からでる聖水で、身も心も清めて参拝に向かいます。

駐車場から、朱色の鳥居をくぐり階段を登れば境内となります。

納車された新車・中古車の車のお祓いができる!

納車間もない新車や中古車をお持ちなら、交通安全のお祓いがこの駐車場のすぐ側の「車祓所(くるまはらえしょ):初穂料5000円~」で行えます。

ご祈願受けの人には、社紋を金であしらった専用ステッカーが授与され、夜でも輝くこのステーカーを後方に貼っていれば追突防止の役目を果たすそうです。

太皷谷稲成神社の参拝は境内の四ケ所参りが習わし

「太皷谷稲成神社」には、独特の参拝形式があり、参拝に訪れたら境内の四ケ所を順にお参りする「四ケ所参り」が習わしです。

参る順番もありますので、順番通り参拝してみてはいかがでしょうか。

四ケ所参りの順序

一、「本宮(もとみや)」
    ⇓
二、「命婦社(みょうぶしゃ)」
    ⇓
三、「新殿(本殿)」
    ⇓
四、「神殿裏奉拝所」となります。

 

順路一番目「本宮(もとみや)」

「元宮(もとみや)」は、表参道を登りきり神門を通った直ぐ右横に鎮座します。

「元宮」の拝殿は、古さのある素朴な木の感じと大きな注連縄(しめなわ)が印象的です。
注連縄の上には、龍の彫刻が施されています。

順路二番目「命婦社(みょうぶしゃ)」

元宮の裏には、ある狐様を祀ったお社の「命婦社(みょうぶしゃ)」があります。

御祭神は、白狐神の命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)で、稲荷大明神の神令使。

命婦というのは、西暦660年頃から始まった立令制により官僚制が実施され、従五以上の位階を有する女官を内命婦(うちのみょうぶ)もしくは、五位以上の官人の妻を外命婦(げのみょうぶ)の事です。

平安時代以降は、宮人と命婦は区別され命婦の奉仕する対象は内侍司(ないしのつかさ)の努めで、やがて稲荷社の巫女と呼ばれるようになり、中世では、稲荷明神の使いとされる狐様を意味するようになりました。

順路三番目「新殿(本殿)」

昭和44年(1969年)に建て直された「朱色の拝・本殿」は美しく眩しく輝き、「元宮」よりさらに大きな注連縄が存在感を増している。

年間行事の中で、2月初めの午の日に催される初午大祭や5月の春季大祭・11月の例祭・秋季大祭には、境内は参拝・祈願に訪れる多くの人で溢れ変える。

本殿では毎日、五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除・福徳円満・願望成就・病気平癒・縁結びなどのご祈願を受け付け、ご祈祷が行われています。

順路四番目「新殿裏奉拝所」

「新殿裏奉拝所」は、大神様に最も近い場所で御本殿を背後から拝する神聖なる神域。

本殿の裏なので目立ちませんが、古くより稲荷信仰では、ご祭神は本殿の背後から出入りすると言われており、信仰に篤い方々の心静かなお参りの場所となっています。

稲成大神様のお供え物は狐の好物の油揚げ!

「太皷谷稲成神社」では、稲成大神様のお供え物として「油揚げとローソク」をお供えすることが習わしです。

狐は、油揚げが好物であることから、神の使いの狐様にも油揚げをお供えするようです。

四ケ所参りの参拝所には、それぞれお供え用の献供台と燭台(ローソク台)が設置されていますので、境内駐車場の手水舎前と売店にて150円で購入し、参拝時にお供えします。

油揚げとローソクのお供え方法

本殿参拝を例にしますと、まずローソクに火をつけ、本殿正面両脇の神狐像の前方にあるローソク台に供えます。

次に、賽銭箱の両脇にある御供物台の上に油揚げをお供えします。

お供え後、神社で普通に行う二礼二拍手一礼の作法で、お願いごとを聞いてもらいましょう。

火焚(ひたき)祭は火の霊力により心身を清浄にする!

毎年、12月8日の午後一時から行われる「火焚(ひたき)祭」は、穀神の荒神を春の祈年祭で招き、秋の火焚祭によって山に還られる祭で、火の持つ霊力が罪や穢れを祓い心身を清め、生業に活力を甦らせるものでもあります。

参拝者より奉納された、お願い事が書かれた一年分の火焚串(初穂料1本200円)を大祓を奉唱しながら神職が焚きあげ願望成就・罪障消滅・万福招来を祈る神聖な儀式です。

津和野周辺の見所スポット

津和野は狭いところに見所が多く密集しており、歴史とアートが共存する観光スポットです。

鎌倉時代に吉見頼行が30年かけて築城した津和野城の跡の津和野城跡や掘割に錦鯉が優雅に泳ぐ殿町通り、幕末の浮世絵師の葛飾北斎と門下生の版画など1000点を収蔵する葛飾北斎美術館など、城下町らしい情緒の漂う津和野の町並みながらも、山陰の美術都市としての顔をみせるアートスポットでもあります。

幼少時代に森鴎外が過ごした森鴎外旧宅や悲劇のキリシタンを慰霊する津和野キリシタン教会も見逃せません!

まとめ

「太皷谷稲成神社」は、島根県ではあの「出雲大社」に次ぐ有名な神社で、境内に鎮座する新旧の社殿や朱色の千本鳥居など美しさと共に多くのご利益をいただけ、「願望成就」の開運にはとても強いパワースポットです。

境内には、この他に御紹介していない宝物殿があり、貴重な津和野藩の天文・算術の大家であった堀田仁助作成の天球儀・地球儀や神狐彫刻・神狐子連彫刻など一見の価値のある多くの社宝や美実工芸品はものが収蔵されています。

「太皷谷稲成神社」の参拝を兼ねて、津和野の見所も訪ねて見てはいかがでしょうか。

太鼓谷稲成神社の詳細

【太皷谷稲成神社】

所在地

〒699-5605
島根県鹿足郡津和野町後田409
TEL: 0856-72-0219 FAX:0856-72-3105
公式ホームページ⇒【太鼓谷稲成神社】

参拝時間 無料・時間自由
ご祈願・車祓所:受付時間(午前9時から午後4時迄)受付:社務所にて
アクセス JR:JR山口線津和野駅~徒歩約30分 またはタクシーで約5分

マイカー:
<九州方面から>
中国高速 小郡IC~国道9号線を益田・津和野方面へ(約70分)
<大阪方面から>
中国高速 六日市IC~国道187号線を益田・津和野方面へ(約60分)
<駐車場>:100台(無料)

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周辺観光地 津和野城跡・葛飾北斎美術館・森鴎外記念館・津和野町郷土館
津和野町立安野光雅美術館・津和野カトリック教会

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