子宝運|開運に導くおすすめパワースポット最新情報 https://kaiun.website 生まれてから、行動することでおこりえる後天運をより良いものにするため開運(金運・愛情運・仕事運・健康運・人気運) に関する情報をお届けします。 Fri, 01 Sep 2023 06:58:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.5 https://kaiun.website/wp-content/uploads/2015/10/cropped-torii2-32x32.jpg 子宝運|開運に導くおすすめパワースポット最新情報 https://kaiun.website 32 32 湯梨浜町のパワースポット今滝・不動滝巡りと東郷湖湖畔の観光 https://kaiun.website/archives/4294 Tue, 23 Oct 2018 05:59:26 +0000 https://kaiun.website/?p=4294 鳥取県湯梨浜町に、高さ44mの上から豪快に落下し水しぶきをあげる「今滝」、ここから2km圏内にもう一つ不動尊を祀る祠のある「不動滝」があります。

どちらも、車ですぐ近くまで行けて、尚且つ自然豊かな森林に囲まれた中にある幽玄で見ごたえのある滝です。

水の勢いが強く、滝つぼに落下し周りに飛び跳ねる光景は美しく清涼感があります。
入口には鳥居があり、不動尊を祀るパワースポットでもあります。

来てみて良かったと思う、隠れパワースポットの「今滝」「不動滝」をご紹介します。

今滝

「今滝」はこの写真を直進して、狭い道路を上がっていきます。

今滝、不動滝は、東郷湖より車で数分の行きやすい場所にあり、直前に駐車場があるのでどなたでも見に行くことができます。

駐車場は、普通車なら12台程の広さがありアスファルト舗装で整備されています。

滝への入口には、鳥居が建っています。
ここから、滝つぼまでは200mです。

 

今滝は、湯梨浜町指定の保護文化財です。

 

木製の鳥居があるので、ここをくぐれば今滝への参道ということになります。

 

道の横には川が流れ、高い木々の緑と相まって森林浴効果の高いスポットです。

 

途中に橋があり、欄干からは滝から落ちて流れていく水の様子がわかります。

 

二つ目の橋から今滝が見えてきました。

 

水の流れは豊富で、44mの高さから落ちてくる水をザーという音と共に滝つぼであたりいっぱいに跳ねあげます。


下から上を望めば、太陽の光で水しぶきが光り輝いて見えます。

 

見る場所を変えれば、様ような滝の姿が伺えます。

 

森に囲まれ、落差のある豪快な今滝は神秘的で、見ているだけで心が洗われ時を忘れてずーと眺めていたくなる滝です。

 

滝つぼで、子供二人が裸で気持ちよく滝に打たれて遊んでいました。

 

あまり知られていない湯梨浜町の「今滝」は、隠れパワースポットともいえます。

入口の鳥居からして神秘的で、高さのある樹木が茂り周りには淀みない空気が流れ清々しく、真っすぐに落ちてくる滝水は心の浄化を持たらしてくれます。

名称 今滝
所在地 〒689-0701 鳥取県東伯郡湯梨浜町北福
お問い合わせ はわい温泉・東郷温泉観光案内所内(TEL0858-35-4052)
駐車場 乗用車11台・観光バス2台
今滝「滝床料理」

滝の迫力を間近で見ながら、渓流沿いにせり出「床」で季節の料理が堪能できます。

期間は、5月末から10月末までの間で、個人はプランは4名以上・団体プランは10名以上のとなっています。

詳しくはこちら⇒今滝「滝床料理」

不動滝

今滝から、2㎞以内にもう一つの滝があります。

滝は「不動滝」と呼ばれ、滝のそばには不動尊の祠が建っています。

 

今滝と同じように、入口は鳥居が建っています。

 

入口横の看板には、不動滝の由来と御祭神名が書かれています。

不動滝は古来より不動明王を祀って、恐れや不安を迎える「厄歳」となる数年が42歳の男性と33歳の女性に対し、不動尊が現れめでたく躍進できるように「躍歳」に切り替えてくれる聖滝であると伝わっています。

毎年の7月7日に滝祭りが行われ、厄年の男性が滝に打たれて厄払いの修行が行われます。
この修業は、30年程続いている不動滝の伝統的な行事です。

御祭神
豊滝大竜王命
豊姫大竜王命
金玉大竜王命
鶴姫大竜王命
茜大竜王命
不動明王

 

不動滝は、六神もの神が祀られているためか今滝より重々しさを感じられる滝です。

鳥居をくぐり二段目の石段を上がれば、もう不動滝は見えてきます。

 

駐車場から、ほとんど歩くことなく滝に着きますので、足腰に自信のない方にも行きやすいです。

 

約32mの高さから落ちる滝水は途中にある段差で水圧を上げ一気に下まで落ちてきます。
高さは今滝より劣るものの、二段滝となっているため、また違った形で見ごたえがあります。

 

水量も豊富で、滝つぼにあたるザーという水音が心地よいです。

 

滝の右側の少し上に祠があります。

 

手前に階段がありますので、すぐに登って行けます。

 

不動滝の横にひっそりとたたずむこの祠は、不動明王を祀っているものだと思われます。
厄年ではないのですが、お参りしておきました。

 

向こうに見えるのが駐車場なので、不動滝まで100mもないと思います。

 

不動滝入口となる駐車場は、10台以上は止められるスペースがありトイレも完備されています。

厄払い

男性の厄年は、数え年で25歳・42歳・61歳で、女性は19歳・33歳・37歳です。
中でも、大厄の男性が42歳で女性が33歳は、凶事や災難に遭う確率が非常に高くなるといわれていますので、滝に打たれる厄払いや不動明王の祠の参拝などに訪れて見てはいかがでしょうか。

名称 不動滝
所在地 〒689-0702 鳥取県東伯郡湯梨浜町漆原
お問い合わせ はわい温泉・東郷温泉観光案内所内(TEL0858-35-4052)
駐車場 乗用車10台

今滝・不動滝周辺の観光スポット

東郷池


「東郷湖」は、周囲12km・面積にして4.05k㎡の海水と淡水が入り交じる汽水湖(きすいこ)です。

「東郷湖」とも呼ばれます。
地元では、東郷池より東郷湖と呼ぶ方が多いようです。

鳥取県東伯郡湯梨浜町にあるこの東郷湖は、湖底の中央付近から温泉が湧きでる全国でも珍しい池の一つで、そのため周囲には東郷温泉やはわい温泉があり温泉旅館やホテルが立ち並んでいます。

寒い冬には、湖底から湧き出る温泉で湯けむりが立ち、神秘的で荘厳な風景が見られこともあります。

また、東郷湖周辺は東郷湖羽合臨海公園となっており、自然と温泉に総合的な運動のできる「海と緑と地」の広大な都市公園となっています。

名称 東郷池(東郷湖)
所在地 鳥取県東伯郡湯梨浜町
お問い合わせ 湯梨浜町観光協会(TEL 0858-35-4052)
アクセス 汽車:JR松崎駅下車後 徒歩で約2分
車:山陰自動車道「泊東郷IC」より約10分

中国庭園・「燕趙園」

東郷湖湖畔には、本格的中国庭園の「燕趙園(えんちょうえん)」が建っています。
総面積10,000m²の皇家園林方式の中国庭園で、道の駅・燕趙園も併設されています。

皇家園林方式の中国庭園がそのままに再現された、建物は色鮮やかで美しく、庭園も華やかで見る場所によって色々な演出がされており、「燕趙園の二十八景」と言われる28の庭園美を楽しむことができます。

季節ごとに、様ようなイベントが催されているので、何度行っても飽きのこない施設の一つです。

名称 中国庭園「燕趙園(えんちょうえん)」
所在地 〒689-0715 鳥取県東伯郡湯梨浜町引地565−1
お問い合わせ TEL0858-32-2180 FAX0858-32-2185
アクセス JR山陰本線倉吉駅下車後 車で約10分
車:山陰自動車道「泊東郷IC」「はわいIC」より約10分
駐車場270台(無料)
料金 燕趙園入園料大人500円 小中学生200円
入園時間 9時~17時 最終入園16:30
休園日 1・2月の第4火曜日
イベント 年間多数のイベントの催し有
公式ホームページ https://www.encho-en.com/

湯の華慈母観音

JR松崎駅前の大通りに面した場所に、優しいお顔をした慈母観音が建っています。

「湯の華慈母観音」と呼ばれ、家門繁盛・夫婦円満・子宝・安産など現生の願いを叶えてくれるパワースポットです。
また、右から祈ると男児、左から祈ると女児が授かると云われています。

名称 湯の華慈母観音
所在地 〒689-0713 鳥取県東伯郡湯梨浜町旭
お問い合わせ 湯梨浜町観光協会(TEL0858-35-4052)
アクセス JR山陰本線松崎駅下車 約2分
ご利益 家門繁盛・夫婦円満・子宝・安産

まとめ

今滝と不動滝は隣接しているので、二か所を同時に楽しめ滝の美しさや自然の空気に癒されたい方はおすすめのスポットです。

東郷湖より車で10分程の場所にあるので、東郷・羽合温泉や皇家園林方式の中国庭園・「燕趙園」や10種類の浴槽と3種類のサウナを完備する「ゆアシス東郷龍鳳閣」などの観光スポットも身近です。

また、東郷湖をとりまく東郷湖羽合臨海公園は、海と湖と緑で囲まれて様ようなアウトドアスポーツを楽しむことができ、親子でも一日のんびり過ごすことができます。

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【大神山神社奥宮】登山道からの参拝は絶景とパワースポットの連続 https://kaiun.website/archives/3353 Mon, 11 Dec 2017 09:42:32 +0000 http://kaiun.website/?p=3353

大神山神社は、鳥取県には二つあり一つは大山山麓の米子市にある本社と標高約900mの大山山腹の深いブナや杉の大木が生茂る原生林の中に鎮座する荘厳な奥宮があります。

奥宮を正式には「大神山神社奥宮(おおかみやまじんじゃおくみや)」といいます。

神仏おわします霊峰大山を御神体とする「大神山神社奥宮」は、山からの巨大なパワーと信仰者の念力が集結した神社であるため強力な浄化力と重みのある空気感、そして参道を歩くだけでもパワーが感じられます。

運気を上げ大きな願い事が叶うパワースポットして、中・四国から多くの人が訪れる人気の神社です。

その、伯耆大山「大神山神社奥宮」の参拝を紅葉の時期に下の参道からでなく、大山登山道から登って下るルートで行って見ましたのでご紹介します。

大山寺の支院の一つ圓流院からスタート!

▲圓流院へ向かう入口

大山環状道路沿いのこの道が圓流院への入口につながりますが、少し大山寺側へ行った夏山大山登山口からでも行けます。

もう少し行った階段脇には、「弁慶地蔵」が立っています。武蔵坊弁慶が、愛馬を繋いだ場所が今の弁慶地蔵付近であったためこの名がついたといわれてます。

 

▲圓流院と霊木・昇龍杉

霊峰大山の気を感じることができる霊木

圓流院の入口には、妖怪天井画と並び圓流院のパワースポットとして有名なのが、「霊木の昇龍杉」です。

樹齢約400年で直径が2m程あろうかと思われる杉の大木で、この木が有名になったのは樹皮の剥がれた跡が天に昇る龍に似ていることが評判になって、大山寺の住職が「霊木の昇龍杉」と名づけられたそうです。

「この木の幹に触れれば大山の気が感じられる」霊木ですので、手で触れて霊峰大山の壮大な気をいただきましょう。

 

▲圓流院の入口付近

 

▲圓流院入口

生まれ変わった200年以上の歴史を持つ圓流院

江戸後期の圓流院(円流院)は、大山寺西明院谷派に属し知行高三十石で嗒然(とうねん)が住職でした。
嗒然は、十一歳の時に大山寺西明院谷の観解院に入り、翌年二月には仏門に入り台貫(だいかん)と称した。

仏学や詩文書画に優れていた嗒然は、その一端として五十一歳の時に大山の由来・伝承・行事など十四話を収めた「大山雑記」を記しています。

天台宗に属し、ご本尊は地蔵菩薩

200年以上の歴史を持つ円流院は、大山寺支院の10ヶ院の一つとして明治の廃仏毀釈を乗り越えて残されましたが、建物の老朽化により2009年8月4日の「落慶法要」後、新しい圓流院として生まれ変わりました。

 

▲妖怪天井画

妖怪との融合「妖怪天井画」

その代表的なものが、妖怪との融合です。
ゲゲゲの鬼太郎の作者で、鳥取県境港出身の漫画家水木しげるさん作の108枚の妖怪が天井に画かれた「妖怪天井画」です。

何故、お寺に妖怪?と疑問視される方もいるかも知れませんが、実は圓流院(円流院)の住職であった嗒然は絵師としても優れた才能を持っていたこと、また、大山が神仏のいる山であり偉大な気の力が宿っている山であるため、この三つを融合させることで大山観光の目玉の一つとしています。

上写真の上から二段目中央には、水木しげるさんが圓流院のためだけに画いた「カラス天狗」が飾られています。

ただ、2018年から7年間続いた一般拝観は中止となるようです。
大山の観光スポットと定着していただけに拝観出来なくなるのは残念です!

 

▲宿坊・洞明院

洞明院入口の門に時代が伺える彫刻が施されている

現在、宿坊となっている「洞明院(どうみょういん)」は、江戸時代中期「禅澄」により開かれた大山寺の支院の一つで西明院谷寺院群に属します。

大山寺は、南光院・中門院・西明院の3つの院から構成されており、3院谷と42の諸院あったようです。

時代が伺える入り口の門は、猿や花の彫刻が画かれた江戸期の1600年ごろのものであると伝えられています。

 

▲登山・下山届ポスト

大山の所々にある登山・下山ポスト

大山登山道の最初にあるのが、赤い登山・下山届ポスト。

登山中、万が一遭難された場合に救助活動をスムーズにするためのものです。
登山の初めと下山に提出しておけば安全ですね。

 

大山登山道から行者谷コースを経て大神山神社奥宮参拝(マップ)

▲大山登山口~大神山神社奥宮の行程マップ

1から16の赤丸は名所や絶景・パワースポットとなっています。
記事の見出しに記載していますので、チェックしてみて下さい!

 

大山登山道に入り大神山神社奥宮へ約3時間

▲大山登山道最初の階段

この石階段から大山登山道の頂上へと続きます。

 

阿弥陀堂や利生水・風穴などの歴史探訪ルートの分かれ道!

▲利生水・風穴・阿弥陀堂案内板

最初の階段を100m程の登ると利生水・風穴・阿弥陀堂案内板があります。
この看板を左に行けば、歴史探訪ルートで利寿現跡や利生水・風穴などの史跡が見られます。

また、右側に行けば阿弥陀堂を拝むことができます。

 

▲立正地蔵

登山の行き帰りに拝んでおきたい「立正地蔵」

上記案内板の向かいには、「立正地蔵(りっしょうじぞう)」が立っています。
この、「立正地蔵」は遭遇者の慰霊のために建てられたお地蔵様です。

 

▲三宝荒神神社跡と鳥居

かまど神「三宝荒神」

仏教では、「仏」「法」「僧」を三宝と言い、その三宝を守る神が「三宝荒神」様です。
不浄や災難を除去してくれる仏様で、日本仏教で独自に発展した尊像です。

 

▲三宝荒神神社跡の礎石

「荒神」は、怒りの表情をしており、火を好むといわれ「かまどの神」としても祀られています。

 

▲阿弥陀堂説明板

「三宝荒神跡」の右横。

 

▲殿様殿

殿様の供養等「殿様殿」

阿弥陀堂の北側にあるのが「殿様殿」です。

高さ1.5m程の石垣に囲まれた、台地に立つ三基の石塔を「殿様殿」と呼ばれます。

右側の石塔は、鳥取藩主池田光仲の叔父で播磨宍栗郡山崎六万石の藩主・松平石見守(池田輝澄)のもので、中央はその奥方のもので二基とも供養塔です。

左側は、万霊塔。

 

大山に存在する最も古い建物「阿弥陀堂」金色が美しい阿弥陀如来像

▲大山寺阿弥陀堂

あいにく今回は、改修工事のため見ることが出来ませんでした。

92年ぶりの大規模修理を終えた大山寺・阿弥陀堂

H30年11月に、大山の紅葉巡りで立ち寄った時には、92年ぶりの屋根の全面ふき替えや建物の縁回りなど大規模修理はほぼ終えていました。

大山寺に現存する最古の建物だけに、歴史と風格がただよう素晴らしい建築物です。

阿弥陀堂紹介記事⇒「大山寺・鳥取」霊峰大山の気が満ちる開山1300年の開運スポット

2ページ目⇒
大山登山道を登り五合目過ぎの行者谷コースへ

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春日大社のご利益に迫る!開運必至のパワースポット10選 https://kaiun.website/archives/2900 Tue, 01 Aug 2017 12:41:05 +0000 http://kaiun.website/?p=2900

「春日大社(かすがたいしゃ)」は、全国に約1000社あるとされる春日神社の総本社で、奈良市街地の東方に広がる連山の中央の三笠山(古名:三蓋(みかさ)山・春日山)より西麓の奈良県奈良市春日野町に鎮座します。

境内約30万坪という広大な聖域内には、神鹿(しんろく)である鹿が共存し、御祭神の4柱を祀る本殿他、若宮神社と人気の若宮15社めぐり、春日の燈籠呼ばれる3000基の燈籠、また摂社・末社は全部で六十一社もあり、まさに春日信仰の聖地と言うべきものです。

古都奈良の文化財として1998年(平成10年)に世界遺産に登録され、回廊が特徴的な春日造りに朱色の社殿の美しさで、国内はもとより多くの外国人も訪れています。

境内には、女性的で穏かな気が流れており、女性が参拝すれば
「仕事や才能が開花し出世運がアップするご利益」
授かるので女性におすすめのパワースポットでもあります。

男性には、「強い精神力・実行力がいただけ権力」
を手にできるご利益があります。

また、縁結びや夫婦円満・開運招福」など多くのご利益も授かる春日信仰の聖地、「春日大社」の開運スポットをご紹介します。

春日大社

〇境内約30万坪に、神鹿と共存する春日大社は、春日信仰の聖地として知られる。
〇女性には仕事や才能の開花、男性には強い精神力や権力を手にするご利益がある。
〇美しい朱色の社殿と回廊で有名な春日大社は、1998年に世界遺産に登録されている。
〇境内には60以上の摂社・末社があり、若宮15社めぐりや春日の燈籠など見所が豊富。〇 穏やかな気が流れる境内は、女性におすすめのパワースポットであり、多くの外国人も訪れる。

30万坪の広大な境内!しかし驚くことに明治新前は今の10倍

パワースポット!

原始林が広がる神山の三蓋山や草原の飛火野(とびひの)・御社頭・萬葉植物園・鹿苑などを含めた境内地は現在約30万坪と広大で、一之鳥居から社殿まで続く表参道も約1.4kmもありその大きさが伺える。

明治維新前にさかのぼれば、数多くの武将に庇護された春日大社は戦乱の世において一度も焼討ちに遭っておらず、国家鎮護の春日大神様として境内地は今の10倍の約300万坪に及んでいました。

しかし、都が東京となり明治迎えると春日山の花山と芳山が国へ上地されることとなり、境内は現在の広さとなっています。

都会の中にあって人と自然が共存するこの場所には、御神山の三蓋山から清らかな空気が流れ込み、人の心を落着かせてくれるそんなパワーが感じられます。

 

奈良公園!奈良だからこそできる貴重な体験

見所スポット!

奈良公園は、奈良市街の東側地域の総称で、その面積は660ヘクタールにおよび都市公園では国内では最大級です。

都市と自然と文化遺産が一体となった奈良公園は、春日大社の境内を含み、若草山や東大寺・正倉院・奈良国立博物館なども全てこの公園内に入ります。

中でも、奈良公園ならではの貴重な体験と言えば鹿と身近に触れ合えることです。

奈良公園の鹿の凄いところは、人間が飼育しているわけでなく、また、鹿はただ居るわけでもなく、人間と鹿とが共存しているのです。

都市のど真中に動物と人間が共存している場所は、世界を見ても奈良公園しかないと思います。
そんな凄い場所なんです。

そもそも何故、奈良の市街地に鹿が放たれているのか?

説によれば、奈良時代に平城京鎮護するため鹿島神宮(茨城)より武甕槌命(たけみかづちのみこと)を祭神として勧請する際、白い鹿に乗って奉還されたそうです。

奈良の鹿は白鹿の子孫と言うことで、それからは、神鹿(しんろく)として敬愛され、大切に保護し現在に至ります。

戦後の混乱期には、食糧難や野犬などで絶滅の危機に追いやられていましたが、現在は約1200頭程となり、奈良公園の重要な顔として観光客に親しまれています。

春日大社の創建と御祭神!本殿は平城京と同じ思想で建立

「春日大社」の始まりは、平城京遷都の際に、鹿島神宮より武甕槌命(たけみかづちのみこと)を三蓋山に御祀りしたことからで、その後の768年(神護景雲2年)十一月九日に、藤原房前の息子の藤原永手(ながて)により香取の経津主命(ふつぬしのみこと)と、枚岡神社に祀られていた天児屋根命(あめのこやねのみこと)比売神(ひめがみ)を併せ、御蓋山の麓に四つの社殿を創建したことからです。

日本の古社 春日大社

通常、御本殿に行くには三条通を突き当った所にある、第一之鳥居から入り参道を歩いて第二之鳥居・南門へと進んでいきます。

第一之鳥居から本殿まで約1.4km程あり、普通に歩いて約20分位かかります。

途中に、見所も沢山ありますので時間が有れば立ち寄るのも良いですね。

参道沿いの名所

見所スポット!

御神木の影向の松(ようごうのまつ)・・若宮おん祭では、この松の前で「松の下式」が行われます。

勝敗榊(しょうはいさかき)・・若宮おん祭の競馬の決勝点。

飛火野(とびひの)・・東西に芝生が広がる場所で、御祭神が春日へ着くさい日が暮れたため火を灯したが、その火は消えず飛び回ったのでこの名前になったと伝えられる。

萬葉植物園(まんようしょくぶつえん)・・昭和7年に日本で一番古い萬葉植物園として開園。春日大社の社紋は藤の花であることから、約9000坪の園内には、20品種・約200本の藤の木が植えられています。

 

御本殿には4柱の御祭神を祀る朱色の4殿が色鮮やかで美しい!

パワースポット!

御本殿は、写真右から第一殿・第二殿・第三殿・第四殿となり、式年造替(しきねんぞうたい)制度によって二十年に一度、御殿の建て替が行われ今までに60回を数え、現在、平成19年の一ノ鳥居から造替が始まっていて平成28年の御本社御本殿の正遷宮をもって終了します。

本殿配置  御祭神:春日神(4柱の総称) 藤原氏氏神 勧請元神社 
第一殿 武甕槌命(たけみかづちのみこと) 藤原氏守護神 常陸国鹿島の神(鹿島神宮)
第二殿 経津主命(ふつぬしのみこと) 藤原氏守護神 下総国香取の神(香取神宮)
第三殿 天児屋根命(あめのこやねのみこと) 藤原氏の祖神 河内国平岡の神(枚岡神社)
第四殿 比売神(ひめがみ) 天児屋根命の妻 河内国平岡の神(枚岡神社)

 

ご本殿は、唐の思想に習った平城京と同様の考え方で建てられているため、南に正面を向き北が御本殿の背になる天子南面で建てられています。

色は鮮やかな朱色で施されており、これも平城京の大極殿(だいごくでん:朝廷の正殿)と同色となっています。

朱色は命の尊さを表す色で、「春日大社」は朱色を社殿に取り入れのが日本の中で最も早い神社の一つにあげられます。

<平城宮跡・大極殿>

「春日大社」は、奈良から明治時代の千年以上は「春日社」と呼ばれており、その後「官幣春日神社」となり、現在の「春日大社」と呼ばれるようになったのは戦後で、全国の春日神社の総本山であることからです。

社頭の大杉

パワースポット!

「社頭の大杉」は、中門の横にある樹齢約1000年とも言われる御神木です。

鷹さ25m・周囲8.7mの大木で、写真では見えませんが、この裏では一本の槙柏(しんぱく:伊吹といわれる)が斜めに伸びたため屋根に穴を開けて大切に保護しています。

1000年もの間生き続ける「社頭の大杉」のパワー強く、触れるだけで全てを浄化して貰える気がします。

本殿へ入る前に、一度立ち寄り御神木に触れ心の浄化してから、御祭神のご利益いただければ開運もアップするのではないでしょうか。

春日祭!古式ゆたかな祭は日本の三大勅祭の一つ

見所スポット!

「春日祭」は、平安時代の古式にのっとた例祭で、毎年三月十三日に宮中より天皇の勅使(ちょくし)をお迎えして行われます。

京都の賀茂祭(葵祭り:上賀茂神社・下鴨神社)石清水祭(石清水放生会:石清水八幡宮)と共に、日本の三大勅祭(さんだいちょくさい)の一つです

歴史は古く、奈良時代から行われてきた例祭ですが、現在のように盛大な「春日祭」となったのは、文徳(もんとく)天皇の時代の嘉祥(かしょう)二年(849年)で、毎年春の二月と冬の十一月の上の申(さる)の日に行われていました。

<春日祭は、中門前に高倉天皇が植樹した林檎の木(林檎の庭)を中心に行われる>

しかし、明治三年(1870年)に全国の神社の祭典の合一化によって年一回と変わりましたが、その後、明治天皇が明治十九年(1886年)に古い時代のものに戻され、この年の旧暦二月上の申の日が三月十三日であったため、以後この日を「春日祭」の祭日と定めました。

このような歴史から奈良市民は、「春日祭」を親しみをこめて「申祭(さるまつり)」ともよびます。

三月十日・十一・十二に前儀・十三日に本祭・十四日に後儀を古式ゆかしく行われます。

春日祭行事日程⇒こちら

「春日祭」勅使を迎えての儀(動画)

★御戸開之儀(みとびらきのぎ)・・御祭りにあたって御殿を開く重要な儀
★祓戸之儀(はらえどのぎ)・・二之鳥居内の祓戸神社にて中臣祓いを受ける儀
★御棚神饌(みたなしんせん)供進・・勅使みずから黒楉(くろもじ)の木の台にのせて、熟饌を本殿へ運ぶ式

祓戸神社!罪を祓ってくださる神がいる

パワースポット!

「祓戸神社(はらえどじんじゃ):末社」
は、第二之鳥居を入るとすぐ左手に見えます。

春日祭での勅使における祓戸の儀はこの神社の前で行われ、また、年々の大祓式もここで行われます。

御祭神は、瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)で祓いの神

犯した罪を改めて祈るとその罪をお祓いしてくださる、聖母様のような神様です。
自分が気ずいていない罪もあるかもしれません、是非、参拝しておきましょう。

 

若宮神社!奈良生まれの若く強い御子神様

パワースポット!

「若宮神社(わかみやじんじゃ)」は、本社南門から東南へ御間道(おあいみち)を歩いて約100mの所に鎮座しています。

「若宮神社」の始まりには誕生秘話があり、御本殿である第四殿の大床より3升ほどの水の塊りができ、その中から神様の化身が現れ第四殿内に入っていったのを中臣是忠が拝見したそうです。

その40年後、6歳の童子が神がかりとなり高く浮き上がり、「春日大明神は神饌(しんせん:お供え物)を受け入れない」とおっしゃられ、神よりの御加護はないことを知った者たちは大騒ぎとになり、新しく誕生された五所王子(ごしょのみこ)に神饌がお供えしていなかったことにきずきます。

それまでは、比売神(ひめがみ)の子として第四殿の相殿とし、一緒に神饌をお供えしていたのですが、子供が大きくなるのと同じようにその時期は過ぎていたのです。

そして、御本殿の第二殿と第三殿の間の「獅子の間」に五所王子を奉祀して、神饌を丁寧にお供えしました。

その後も、丁重に御祀りしましたが、天災や飢餓・疫病が流行るようになり、神霊新たかな春日の若宮様の御加護を得るために新しい御殿の建設に入り、保延元年(1135年)2月27日完成し本殿東南に御遷座されました。

これが若宮社で、若宮本殿は本殿の第一殿とほぼ同じ大きさで大宮(本殿)と若宮は同格とされています。

「若宮神社」の御祭神は天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)」で、第三殿の天児屋根命と第四殿の比売神の御子神(みこがみ)です。

「天押雲根命」は生命の根源である水から生まれたため、生命力や知恵のご利益が授かります。

春日若宮おん祭!約900年間途切れずに続く贅をつくす大祭

見所スポット!

「春日若宮おん祭」は、若宮の御祭神(天押雲根命)のお祭で、若宮本殿が創建された次の年の保延二年(1136年)九月十七日に、若宮の御神助を願って五穀豊穣・天下泰平・万民和楽(全ての人が和やかに楽しく過ごせる事)を祈願し始められたものです。

当時、洪水や飢餓・疫病が流行っており政情も不安定であったため、水神の力を持つ若宮様の力が必要であったのです。

おん祭を開始してからは晴天が続き、人々の不安や同様は収まり、以後900年弱の間途切れることのなく毎年十二月十七日に行われれる贅を尽くした大祭です。

若宮おん祭行事日程⇒こちら

 

若宮15社めぐり!神々をまわれば一生の苦難を助けて下さる

※円形外側のピンク色は、納礼社名で円形内側の黄色は御神徳。

パワースポット!
「若宮15社めぐり」
とは、若宮神社の若宮様を中心に、人が一生を送る間に起こるさまざまな難関・難所・試練をお助けをして下さる神様が集まって鎮座しており、その神社15社を順番に参拝して自身の人生をたどりながら一生安泰を祈願するものです。

若宮15社めぐり手順

順路

1.「夫婦大國社」で、15社めぐりの受付を行います。
受付用紙をいただき名前・住所・電話番号・生年月日を記入し、初穂料1,000円を添えて申し込みます。

2.各神社・遥拝所に収める15枚の玉串木札の入った袋をいただきます。

3.「夫婦大國社」近くの手水舎で体と心を清めます。

4.納礼社の一番は若宮神社で、次に一童社(三輪神社)と続き15社全てを参拝します。(順番は下記参照)

5.15社全て満願すると15社最後の礼拝所となる「夫婦大國社」で「おしるし」がいただけます。
「おしるし」は、「若宮15社の御朱印」と「夫婦大國社」の御祭神である大国主命の「福杓字と福小槌」のお守り。

 

順番 納札社 御祭神 御利益
第一番 若宮(わかみや)神社 天押雲根命(あめのおしくもねのみこと) 正しい知恵
第二番 一童社(三輪神社)   少彦名命(すくなひこなのみこと) 子孫繁栄・子の成長 
第三番 兵主(ひょうす)神社   大巳貫命(おおなむちのみこと)  延命長寿
第四番  南宮(なんぐう)神社  金山彦神(かなやまひこのかみ)  金運守護
第五番 広瀬(ひろせ)神社   倉稲魂神(くらいなたまのかみ)  衣食住の守護
第六番  葛城(かつらぎ)神社  一言主神(ひとことぬしのかみ)  心願成就
第七番 三十八所神社 
(さんじゅうはっしょ)
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと) 
 正しい勇気と力
第八番 佐良気(さらけ)神社   蛭子(ひるこのかみ)神:えびす神 商売繁盛・交渉成立 
第九番  春日明神遥拝所
(かすがみょうじん)
 春日皇大神(かすがすめおおかみ)  ひらめき
第十番  宗像(むなかた)神社  市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) 諸芸発達 
第十一 紀伊(きい)神社  五十猛命(いたけるのみこと)
大屋津姫命(おおやつひめのみこと)
抓津姫命(つまつひめのみこと) 
命の根源を守る 
第十二 伊勢神宮遥拝所 
(いせじんぐう)
天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
豊受大御神(とようけのおおみかみ) 
天地の恵みの感謝所 
第十三 元春日 枚岡(ひらおか)
神社遥拝所 
天児屋命(あめのこやねのみこと)
比売神(ひめがみ) 
 延命長寿
第十四 金龍(きんりゅう)神社   金龍大神(きんりゅうおおかみ) 開運・財運の護守 
第十五 夫婦大國社
(めおとだいこくしゃ) 
大国主命(おおくにぬしのみこと)
須勢理姫命( すせりひめのみこと)
良縁・夫婦円満
福運守護 

 

若宮15社めぐりは、本殿参拝後に必ず訪れたい大人気のパワースポットです。

自分の歩んできた人生を振り返り、これからの人生の中であるであろう試練や苦悩を少しでもより良いものにするため、15社満願で自分の一生を開運へと導いて見てはいかがでしょうか。

 

末社で人気の開運スポット!

夫婦大国社!縁結びから夫婦まで男女の願いが叶う

パワースポット!

「夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)」は、若宮15社めぐりで最後の礼拝所となっており、御夫婦の大国様を祀っている日本唯一の神社です。

御祭神は、「大国主命(おおくにぬしのみこと)」「須勢理姫命(すせりひめのみこと)」で、御厨子(みずし:仏像をあんちする仏具)に二人の彫刻像を安置しお祀りしたことが始まりです。

縁結びや夫婦円満・家内安全など男女に関するものにご利益があります。

夫婦大国社では、古くはしゃもじに願い事を書いて奉納していましたが、今ではハート型のピンクの縁結び絵馬も登場しています。

金龍神社!今人気の金運スポット

パワースポット!

「金龍神社」は若宮社の末社で、15社めぐり14番目の神社です。

南北朝時代の後醍醐天皇ゆかりの神社で、金龍名は天皇の御座所の禁裏(きんり)が発音がなまり「きんりゅう」になったと言われています。

御祭神は「金龍大神」で、開発・発達の神であるが最近では金龍名から金運や財運の神様として知られるようになり、15社を巡らずこの一社を目当てに参拝に訪れるという人気の金運スポットです。

白乳神社と赤乳神社!名前だけで女性のご利益が想像できる

パワースポット!

夫婦大国社の東側、礼拝所5番と6番の間に遥拝所が設けられ、社は境内南側の能登川沿いに鎮座します。

古くは、和歌山県の淡島(あわしま)神社とあったとされ、「白乳(しらち)神社」御祭神は志那斗弁神(しなとべのかみ)で、女性の腰から上の治してくださる神様

「赤乳(あかち)神社」御祭神は稚日咩神(わかひめのかみ)で、女性の腰から下を治して下さる神様です。

女性なら、15社めぐりの途中に訪れれば病気も安泰のパワースポットです。

 

春日大社の灯篭!その数驚きの3000基は歴史の証し

見所スポット!

「春日大社」は、通称「お春日さんの万灯篭」とも呼ばれるだけに、「灯篭」は境内と御本殿を合わせるとその数は約3000基もあると言われ、その内訳は境内に2000基の石灯篭、御本殿には1000基の釣灯篭があります。

神社仏閣の中でも、「春日大社」は数多くの灯篭を置いた最初の神社で、その後、全国の社寺に広がっていきました。

「春日大社」は、奈良で一番明るいところと言われ時代があり、3000基の灯篭の灯りは、幻想的で境内そのもを示す神聖な聖域となっていたのです。

言い伝えによれば、「一日で灯篭の数を正確に数えることが出来たなら長者様になる」と言われています。

約3000基の内、多くは商人や一般からの寄付で約8割を占めており、一部は貴族や武士などの有名な灯篭もあります。

灯篭が多種多様に揃う「春日大社」は、奈良時代から現在に至る歴史を灯篭により垣間見ることができ、また、時代における技巧の素晴らしさが伺える唯一の場所です。

3000基の灯篭が灯され幻想的な世界「中元万灯篭」

パワースポット!

「中元万灯籠(ちゅうげんまんとうろう)」は、石灯篭約2000基と釣灯篭約1000基の計約3000基が一斉に灯される幽玄で美しい神事で、年に2月の節分と8月14・15両日の夜7時から9時半まで行われます。

夜の静けさと暗闇の中に浮かぶ灯篭の火は、幻想的な優美な世界へと導いてくれます。

また、その前の夕方には「林檎の庭」にて、庭火を焚いて神楽や舞楽の奉納があります。

この時期に行けない人には、万灯籠を再現した「藤浪之屋(ふじなみのや)」で気分を味わうことができます。

江戸時代に神職の詰所であった「藤浪之屋」が開放され、多くの釣灯篭が灯されてます。

 

「砂ずりの藤」見頃には紫の花が2m以上も下がり地面を舞う

見所スポット!

は、「春日大社」の社紋であるため大事にされています。

社殿西回廊側の慶賀門を入ると棚が作られ藤の木があります。

この藤は、「砂ずりの藤」と呼ばれ、花の房が六から七尺ほど下がることからこの名が付けられ、摂関近衛家より奉納されたと伝えられる樹齢700年以上の名木です。

5月初旬が見頃となる藤なので、何時も見れるわけではありませんが、ゴールデンウィークに参拝されるのであれば立派な下藤の花が咲きますので、見落とさないようにしましょう。

 

「春日大社」の詳細情報

【春日大社】

所在地 〒630-8212
奈良県奈良市春日野町160
TEL:0742-22-7788
FAX:0742-27-2114
公式ホームページ⇒http://www.kasugataisha.or.jp/
参拝時間 【開門時間】
夏期(4月~9月)6:00~18:00 冬期(10月~3月)6:30~17:00
本殿前特別参拝は、8:30~16:45(初穂料500円)

【国宝殿】 <旧称春日大社宝物殿>
10:00~17:00(入館は16:30まで)
一般/500円・大学生・高校生/300円・中学生・小学生/200円

【萬葉植物園】
3月~11月 9:00~17:00(入園は16:30まで)
12月~2月 9:00~16:30(入園は16:00まで)
大人 /500円・小人 /250円

アクセス

【電車とバス】
JR奈良駅(東口)⇒奈良交通バス(春日大社本殿行:約12分)
        ⇒春日大社本殿下車
JR奈良駅(東口)⇒奈良交通バス(市内循環内回:約13分/外回:約8分)
        ⇒春日大社表参道下車⇒徒歩(約10分)

【マイカー】
名神高速道「京都南IC」⇒京奈和自動車道経由(約60分)
京奈和自動車道「木津IC」⇒県道754号線経由(約7km:約20分)
第2阪奈有料道路「宝来IC」⇒東方面へ(約8km)

【駐車場】
バス・乗用車合わせて100台(車駐車料金1,000円/1日)
利用時間:2月~11月(7:30~17:00)・12月~1月(7:30~16:30)

お宿情報  >>春日大社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地  平城宮跡・奈良公園・若草山山頂・萬葉植物園・東大寺・氷室神社・元興寺

 

<春日大社周辺マップ>

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秩父「聖神社」金運のパワースポット! 宝くじ高額当選者の声がずらり https://kaiun.website/archives/2602 Sun, 11 Jun 2017 01:47:43 +0000 http://kaiun.website/?p=2602

「聖神社(ひじりじんじゃ)」は、埼玉県秩父市黒谷の和銅山山麓に鎮座し、和同開珎のモニュメントが拝殿横に置かれたユニークな神社です。

日本初の流通通貨の和同開珎(わどうかいちん)発祥の地として有名となり、地元では「銭神様」と呼ばれ、近年ではテレビで取り上げられたこともあり、金運上昇や宝くじ祈願・ビジネス開運を願って多くの人々が訪れるパワースポットとなっています。

ここから約600m(歩いて約15分)程先に、大きな和同開珎のモニュメントのある「和銅露天掘り跡」に行って、持ち金全部を川で洗い、その後に本殿へ参拝するのが良いとされ、スピリチュアルで最大のご利益を得る方法でもあります。

そんな、今人気の金運UPスポット「聖神社」をご紹介致します。

自然銅を主神として祀ったことが「聖神社」の始まり

慶雲5年(708年)に、武蔵国秩父郡から自然銅(ニキアカガネ)が発見され、第43代元明天皇へ献上すると喜んだ天皇は元号を「和銅」と改め、鋳造により日本初の流通通貨「和同開珎」が誕生しました。

そして、この神社の始まりは自然銅の発見を記念して、祝山(はうりやま)に神のよりしろとして神籬(ひもろぎ)を建て自然銅を主神として祀ったことからで、創建は和銅元年の二月十三日です。

また、自然銅の発見地はこの神社の周辺であると伝わっています。

その後、自然銅を神体とし、今の主祭神が合祀されました。

聖神社の五神

「聖神社」の主祭神
金山彦命(カナヤマヒコノミコト)
国常立尊(クニノトコタチノミコト)
大日孁貴尊(オオヒルメノムチノミコト)
神日本磐余彦命(カンヤマトイワレヒコノミコト)
を四柱に元明金命(ゲンメイカガミノノミコト)を合祀した五神
主祭神名 神格 ご利益
金山彦命(カナヤマヒコノミコト) 鉱山・鉱物の神 金運
商売繁盛
国常立尊(クニノトコタチノミコト) 国土形成根源の神 開運招福
国土安泰
大日孁貴尊(オオヒルメノムチノミコト:天照大神) 太陽神 子孫繁栄
国土安泰
神日本磐余彦命(カンヤマトイワレヒコノミコト:神武天皇) 軍神・農業神 開運将来
延命長寿
元明金命(ゲンメイカガミノノミコト:元明天皇) 女性天皇 金運招福
仕事運

「聖神社」のご利益スポット!境内と本殿参拝

「聖神社」の場所と駐車場

「聖神社」は、秩父鉄道の「和銅黒谷駅」を下車後5~6分歩いた所にあります。
車で東京方面からですと国道299号線を秩父方面に進み、上野交差点を右折し国道140号線に入り約15分です。

神社下には約10台ほどの無料駐車場があります。

2つの階段を上がれば境内

境内までは、若干急な階段となっていますが距離はさほどないので苦労はしないと思います。
一段目の階段を上れば鳥居があり、二段目の階段までは平坦な参道になっています。

 

二段目の階段の右手前に手水舎があり、ここでお清めして本殿へ向かいます。

拝殿横の和同開珎のモニュメントが目を引く

二段目の階段を上れば境内となり、そんなに広さはなくこじんまりとしていますが、神社特有の静けさと清い空気感があり赤朱色の拝殿と横に飾られた大きな和同開珎のモニュメントが目を引きます。

「聖神社」の本殿・拝殿は、昭和38年(1963)に秩父市中町の「今宮神社」本殿から移築したもので、旧本殿は本殿左脇に鎮座する「和銅出雲神社」となり大国主命を祀っています。

「聖神社」の聖とは、「この上なく耳聡く口すべらかな」(何を言ってもそのことをよく理解してくれ、人の心に染み入る言葉をかけてくれる神)の意味が込められているようです。

4月13日には、春季例大祭が行われ「黒谷の雨乞ササラ」と呼ばれている獅子舞が、大祭後に奉納されます。

御朱印やお守りの頂き方が特徴的

この神社の特徴的なのは、拝殿に並べられた御朱印やお守り等です。
普通は、社務所で授かる御朱印(300円)やお守りですが、料金箱に初穂料を入れていただくセルフサービス形式となっています。


御朱印帳や絵馬・お守り・開運グッズのほとんどに、黄色やゴールドが使われていて金運を予感させる。

現本殿は「今宮神社」から移築されたもの

「今宮神社」から移築された現本殿は、宝永6~7年(1709~1710)の江戸中期に建立されたもので、一間社流造銅板葺の本殿と入母屋造銅板葺の拝殿からなっており、彫刻に桃山期の遺風を残す。

江戸中期の優れた建物として、昭和40年(1965)に秩父市有形文化財(建造物)となっています。

横から見ると和同開珎のモニュメントは意外と薄い。

「和銅出雲神社」は縁結びのパワースポット!

本殿左側には、旧本殿の「和銅出雲神社」が見えます。

一間社流造銅板葺造りの「和銅出雲神社」は、昭和39年に旧本殿を移築したもので大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られています。

大国主命は、縁結びの神として全国の神社に祀られており、代表的な神社が島根県の「出雲大社」です。
別名が大国さんですから、縁結びの他に商売繁盛や五穀豊穣・子宝・夫婦和合などのご利益が授かるパワースポットでもあります。

あらゆる縁結び万能の地!「出雲大社」初心者のための参拝方法 全国から多くの参拝者が訪れる「出雲大社」は、島根県のやや西よりの出雲市にあり、大きな注連縄が架けられた拝殿やその後ろにある高さ24m...

本殿の金運参拝と共に、縁を結ぶもの全てにご利益がありますので必ずお参りしておきましょう。
金運であれば、より金運縁を上昇させてくれるはずです。

11月3日の「和銅出雲神社」の例祭にも、「黒谷の雨乞ササラ」の獅子舞が奉納されます。

宝くじ・ロトの高額当選者多数!感謝の言葉がズラリ!

本殿左横には、宝くじやナンバーズ・ロトなどで当選した方々が、お礼参りに来た際の感謝の言葉がずらりと並んでいます。

 

目を引くのがサマージャンボの一等2,000万円です!
他にも、ロト6で2回目当選で632,300円や競馬で的中率が上がったなど多数の当選者がでています。

ざっと見て70件ほどはあるでしょうか、これもご利益のおかげなんでしょうね。

足を運んでお願いをすれば、神様も「わざわざ遠い所まで来てくれたからお願いを聞いてやろう」とご利益を授けたのでしょう。

今、金運に恵まれないなぁと思っている人は、参拝に訪れて見る価値があるパワースポットのようです。

御神木に手を触れ開運パワーをあやかる!(境内)

境内には、2本の杉の木が仲の良い夫婦のように寄り添いそびえ立つ御神木があります。

御神木に手を触れパワーをいただきましょう!
金運上昇はもとより、夫婦円満・夫婦和合・子宝などのご利益が授かります。

和銅鉱物館に祀られる「聖神社」の御神宝

「和銅出雲神社」の前側に「和銅鉱物館」があり、ここには自然銅と共に世界の和銅に関連する350点もの鉱石類が展示されています。

また、秩父市内の小学校から出土した和同時代の遺物である「蕨手刀(わらびてのとう):柄頭が蕨の曲がり形に似た刀」も展示されています。

「和銅鉱物館」には、「聖神社」の御神宝として「和同開珎」と創建当時に採掘された13個の和銅石の内、大小2個と鎮座祭に元明天皇より賜った「銅製の蜈蚣(ムカデ)」雌雄一対が祀られています。

蜈蚣は百足と書かれ、文武百官を遣わすところ百足に代えて参列したとの意味が含まれており、銅の採掘穴を百足穴と呼ぶことや、鉱業も長く栄えることでお金も潤うなどに由来するともいわれます。

和銅遺跡にある巨大な和同開珎のモニュメント!

「和銅採掘露天掘跡」へは、「聖神社」の階段を下り左手に向かいます。

途中3ヶ所に指導標があり、目的地までは歩いて約15分程です。

 

指導標とのぼり旗が見えたら、ここを下り「露天掘跡」までは約200mです。

少々急な階段を下って行きます。

緑溢れる森を森林浴と自然の爽やかの空気を味わいつつ、少し歩けば「露天掘跡」が見えてきます。

ここには、和同開珎発祥の証しとして高さ5メートルもある「和同開珎」を模したモニュメントが建てられています。

和同開珎の円は「天」をあらわし、四角が「地」をあらわしていて、人々が集まり仲良く暮らす良い国となるよう記念して造られたそうです。

写真ではわかり難いですが、かなり大きなものです。

モニュメントの横に流れる小川は、銅洗堀(ドウセンボリ)と言われ、ここで持ち金を全部洗って「聖神社」の賽銭にしたり、宝くじやロト・馬券などを購入すると良く当ると言われています。

なので、先にこの「露天掘跡」を訪れ、「聖神社」への参拝が最もご利益をいただける順路となります。

 

通販でも買える開運グッズ

開運グッズは、拝殿で授与できますが通販でも購入可能です。

「聖神社」の開運グッズを取り扱っているのが、神社より1.5km程離れた場所にある栗助本店です。
「栗助」は、秩父の和菓子や洋菓子を作るお土産やさんです。

このお店の代表的なお菓子が栗助で、甘さ控えめの白餡と栗一粒のお饅頭です。

開運グッズは、店舗でも購入できますし通販も行っています。
詳しくは、栗助公式ホームページへ⇒秩父菓子処栗助

 

まとめ

秩父・「聖神社」は、テレビで紹介されてから連日賑わいを見せる金運神社です。
境内はこじんまりとしていますが、拝殿横には70近くもお礼の言葉が並ぶようにご利益は高いようです。

森林浴を浴び自然に触れながら「和銅遺跡」の見学、そして金運上昇を願い「聖神社」の参拝と二つの楽しみ方が出来るスポットです!

ドライブをかねて、ご家族で訪れて見ても良いと思います。

秩父「聖神社」の詳細情報

【聖神社:和銅遺跡】

所在地 <聖神社>〒368-0001
埼玉県秩父市黒谷2191
TEL : 0494-23-5631 (秩父市和銅保勝会)
<和銅遺跡>〒368-0001
埼玉県秩父市黒谷1918
0494-23-5631 (秩父市和銅保勝会)
公式ホームページ⇒http://www.wadoh.co.jp/wado1300/index.htm
参拝時間 参拝は時間自由
アクセス

電車:JR東京駅(上越新幹線or高崎線)~熊谷駅乗換
秩父鉄道(三峰口行)~和銅黒谷駅下車~徒歩約5分

マイカー:東京方面から(関越自動車道)~花園ICで降り
R140号~途中、皆野寄居有料道路を経由して約30分
駐車場:神社入口10台(無料)他にも有り

お宿情報 >>秩父・聖神社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地  三峰神社・秩父神社・長瀞渓谷・橋立鍾乳洞・丸神の滝

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「下鴨神社」癒しの森を通って縁結び!7つのパワースポットでご利益 https://kaiun.website/archives/2504 Mon, 08 May 2017 09:10:11 +0000 http://kaiun.website/?p=2504

「下鴨神社(正式名:賀茂御祖神社【かもみおやじんじゃ】)」は、京都で最も清らかで尊導きの神様としてのご神徳を持ち、縁結びのご利益を頂けるパワースポットとして女性に大人気の神社です。

京都の最古の神社である「下鴨神社」は、紀元前から神々のおられる地で山城国一ノ宮として崇められ、JFA(日本サッカー協会)のシンボルである3本足の八咫烏(やたがらす)の伝説や七不思議など話題も豊富で、浄化・必勝・開運・子宝・美容・縁結びなど様々なご利益を頂ける神社です。

そんな「下鴨神社」に訪れたら、是非、行って欲しいパワースポットをご紹介します。

癒しの空気が流れる広大な「糺の森」

おすすめパワースポット!

「下鴨神社」の正式な参拝は、出町から賀茂川に架かる葵橋を渡り、十二万四千平方メートルの広大な「糺(ただす)の森」から表参道を社殿方面の北へと歩いて行くのが正しいとされています。

その理由は、社殿参拝と共に平安時代以前の原生林をそのまま残し、古代より精霊が住むとされる糺(ただす)の森を訪れ歩くことが身を清め心を癒してくれるからです。

表参道の両脇には、瀬見の小川と泉川が流れ、静かなせせらぎと共に癒しの空気が流れ込んでくるパワースポットです。

「下鴨神社」境内マップ

http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

 

メイクをすれば美人のご利益が得られる絵馬

人気スポット!

糺(ただす)の森の中、「下鴨神社」の境内に入り少し歩くと左側に「河合神社」が鎮座します。
この神社には、日本一美しいと言われる神様の玉依姫命(たまひめのみこと)が祀られています。

「河合神社」には、美人になるとされる絵馬の「鏡絵馬」があり、訪れた女性のほとんどが美のご利益を頂くため奉納しています。

手鏡に似せ顔が描かれた鏡絵馬に、自分の美しくなった顔を想像し、自分の持っているメイク道具で絵馬の顔にメイクします。(メイク道具が無い人には、色鉛筆が借りられます。)

裏には願い事を書き、出来上がった絵馬は飾られ、後日お焚上げが行われます。

女性の美への憧れは昔も今も同じ、美人になれるなら「鏡絵馬(初穂料800円)」メイク挑戦しておきたいですね!

「河合神社」は、古くから安産や育児など、女性ならではの願い事を叶えてくれる神社として信仰されています。

サッカー必勝の神様を祀る任部社

おすすめパワースポット!

「河合神社」の奥には、日本サッカー協会のシンボルマークである八咫烏命(やたがらすのみこと)を祀る「任部社(とべしゃ)」が鎮座します。

専女社とも呼ばれ、「河合神社」の創祀(そうし)と同時期から祀られている古いお社です。

八咫烏は三本足を持つ鳥で、初代天皇である神武天皇の東征の際に、黒い衣をまとって道案内をした八咫烏賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の化身だとされてます。

この導き勝利の功績によって、天皇より八咫烏の称号が与えられた言われています。

御祭神である八咫烏命の御神徳により、勝利・武芸上達・交通安全・旅行安全のご利益が得られます。

 

ちょっと変わった参拝方法で縁結びのご利益が凄いご神木!

おすすめパワースポット!

縁結びのご利益が高いと評判のパワースポットが、境内にある「下鴨神社」の末社の「相生社(あいおいしゃ)」です。

「相生社」は、桜門のすぐ手前にあり、神皇産霊神(かむむすびのかみ)を祀るお社で、隣には神様のご神徳で結ばれたと言われる霊木「連理の賢木(れんりのさかき)」が立っています。

根元は2本に分かれた別の木が、途中で一つに結ばれた珍しい木で、縁を結ぶ力が強くて一つに成った言われ、夫婦和合を表しています。

又、現在の「連理の賢木」は四代目で、不思議なことにに寿命が来ると、糺(ただす)の森のどこかに自然と跡を継ぐ霊木ができるそうです。

そのため、「連理の賢木」は京の七不思議にも数えられパワースポットです。

他とは違う特徴的なここの参拝作法!

絵馬(初穂料500円)に願い事を書く。

絵馬の赤と白の糸を良縁の願いを込めて結ぶ

絵馬を持ち「相生社」の正面へ。

「連理の賢木」の周りを男性は右回り(時計方向)、
  女性は左回り(反時計方向)
に願い事を唱えながら回る。

まず、2週して3周目に後ろの絵馬掛けに絵馬を奉納します。

お社の正面に戻って、二礼二拍手一礼で参拝。

「連理の賢木」の正面より御生曳き(みあれびき)の綱を2回引いて終わり。

「縁結びや子宝・安産・家内安全・夫婦円満など縁を結ぶもの」のご利益を授かります。

 

可愛いと評判の女性に大人気の「媛守」

人気スポット!

中門横の授与所には、女性に大人気のちりめん生地の「媛守(ひめまもり)」があります。
ちりめん生地で作られたこのお守りは、女性用のお守りです。

一つとして同じ絵柄はなく、小振りでデザインも可愛いので、「下鴨神社」では評判の人気お守りです。

 

干支の守護神からご利益が得られる7つのお社

おすすめパワースポット!

舞殿の裏の中門を入ると社殿に向かって左側に3つ、正面に2つそして右側に2つ、合計7つのお社が鎮座します。

このお社は、「言社(ことしゃ)」で、大国主命の略称から大國さんとも呼ばれ人気のパワースポットです。

大国主命は、働きによって7つの名前があり、その名前事に7つのお社があります。
十二支の守り神を祀っており、それぞれのお社にご神徳があることから古くから多くの人に信仰されています。

7つのお社詳細

言社名 社名 神名 干支のお社とご神徳
一言社 東社 大国魂神
(おほくにたまのかみ)

巳歳の守護神
(国土創生と大地の神で、命の躍動の象徴)
未歳の守護神
国土創生と大地の神)

  西社 顕国魂神
(うつしくにたまのかみ)

午歳の守護神
(国土の守り神で物事をうまく運び営む力の神)

二言社 北社 大国主神
(おおくにぬしのかみ)
子歳の守護神(国づくりと縁結びの神)
  南社 大物主神
(おおものぬしのかみ)
丑歳の守護神(物を司り神仏のお使いの神)
亥歳の守護神(物を司り力を与える神)
三言社 北社 志固男神
(しこのかみ)
卯歳の守護神(天下一の強者で力の神)
酉歳の守護神(天下一の強者で希望のシンボルの神)
  中社 大巳貴神
(おほなむちのかみ)
寅歳の守護神(国づくりや医薬の神)
戌歳の守護神(国づくりや医薬の神)
  南社 八千矛神
(やちほこのかみ)
辰歳の守護神
(邪悪を断ち切る武勇に優れた神で天子の象徴の神)
申歳の守護神
(邪悪を断ち切る武勇に優れた神)


言社の参拝方法は、まず自分の干支、それから今年の干支を参拝
することで一度に多くのご利益が頂けます。

 

酉歳には特に参拝したい必勝・開運の本殿

http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka

社殿は、神社形式の代表的な形式で建てられ東西の本殿は国宝に指定され、「下鴨神社」は世界文化遺産でもあります。

平成27年には、21年に一度、社殿を修復する34回目の式年遷宮が行われました。
元来、式年遷宮はご神体を除く建物、社殿を造り替えるものですが、ほとんどが国宝や重要文化財に指定されているため江戸時代以降は修復にとどめられています。

通常、本殿は言社の前の幣殿からしか拝めず、参拝はここで行います(上記写真)。

「下鴨神社」は賀茂建角身命とその娘の玉依媛命の二人をお祀りする神社

おすすめパワースポット!

ご本殿は、「下鴨神社」で最強のパワースポットです。

御本殿 御祭神
西本殿 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
東本殿 玉依媛命(たまよりひめのみこと) 

 

<御本殿:西と東に分かれている>

「賀茂建角身命」は、神話で八咫烏に化身して重要な役割を担った神様のため、酉年には特に参拝をお勧めします!

「玉依媛命」の玉依(たまより)は、霊憑(たまより)からきているとされ、神に仕える巫女(みこ)のことだと言われています。
巫女の役割と共に子供を生む力など女性に関する総称でも有り、玉依媛命の祀られる神社は水と深い関係があることから、水や縁にも強いご神徳を持っています。

又、玉依媛命が鴨川の上流で流れ着いた丹塗りの矢を祀っていたところ、美しい男神となったため結婚したと伝わる。
二人の間に生まれた子供が、現在の「上賀茂神社」の祭神である賀茂別雷大神(かもべついかずちのおおかみ)です。

御祭神 ご利益
賀茂建角身命 導びきの神・勝利の神・方除・厄除け
入学・受験合格・交通・旅行・操業の安全
玉依媛命 縁結び・子宝・安産・育児・開運・方位除け
商売繁盛・豊作豊漁・災難除け

 

みたらし団子は「御手洗社」の井戸の泡から生まれた

みたらし団子は、「下鴨神社」が発祥の地です。

境内奥の東本殿側にある、「御手洗社(みたらししゃ)」の下には井戸があり、井戸から湧き出る白い泡を見て、みたらし団子が考えられたと言われています。

ここに来たら、是非、食べておきたいみたらし団子ですが、昔は神前に供えてご祈祷後、家に持ち帰っていただいたそうです。

上記写真でもわかるように、串に5つのお団子が付いていますが、1つ目から2つ目の間が少し離れているのが特徴的です。

みたらし池の湧きあがる白い泡が、1つ浮き少し経ってから2つ3つ4つと泡が湧き出る様子を表して作られたためで、人間の五体を表しているともいわれ縁起物です。

西参道にある「加茂みたらし茶屋」が人気のお店で、焼いて焦げ目をつけた米粉の団子に、蜜のたれをスプーンですくい、団子にたっぷりつけていただきます。

加茂みたらし茶屋
住所 京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
営業時間 9時30分~19時(定休:水曜日)
メニュー みたらし団子(3本420円)
わらび餅(550円)
磯巻(620円)

 

おすすめパワースポット!

「御手洗社」は、みたらし川から湧き出る井戸の上に建っていることから「井上社」とも呼ばれ、お祓いの神様の「瀬織津媛(せおりつひめ)」をお祀りしています。

南側に御手洗川が流れ、そこからお社の下を通って、前側にある「みたらし池」と続いており、この池を舞台に毎年土用の丑の日に「みたらし祭(別名:足つけ神事)」が催されます。

<みたらし池に架かる輪橋>

昔から、神の池「みたらし池」で手や足を洗い、罪や穢(けが)れを祓い落とし、病気を厄払いする夏のお祭りです。

「みたらし池」は、普段流れない水が、土用の丑の日は池から湧いてくるといわれ「鴨の七不思議」の一つになっています。

「さざれ石」生命力の象徴で神霊の宿る石

おすすめパワースポット!

南口鳥居を入った直ぐ左側には、神霊の宿る石「さざれ石」があります。

「さざれ石」とは、小さな石という意味があり、石灰石が長い年月をかけて雨水により溶けて固まり、岩石へとなったものです。
年月と共に成長する「さざれ石」は、神霊が宿る石とされています。

又、「さざれ石」を詠んだ古今和歌集があり、日本の国家の原典となっている。

古今和歌集<古今和歌集巻七賀歌巻頭歌、題しらず、読人しらず、国歌大観番号343番>
「我が君は 千代にやちよに さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」

そして、日本の国家の「君が代」
「君が代は 千代に 八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」です。

違いは、初めの部分だけですね!

「さざれ石の 巌となりて」は、石に宿る力、生命力は永遠で小さな石も大きくなることを表し、石には神霊が宿る神聖なものとして昔から崇められてきたのでしょう。

 

3つの的を神馬一体で打ち抜く勇壮な祓い清めの神事

糺の森に設けられた500mの馬場に100m間隔で3つの的が置かれ、公家装束をまとった射手(いて)が勇ましく駆けながら、馬上から厄けの「イン、ヨー(陰、陽)」の掛声と共に次々と矢を放ち、50cm四方の的を射る「流鏑馬神事(やぶさめしんじ)」は、勇壮でその光景は平安時代にタイムスリップしたような感覚にもなります。

「流鏑馬神事」は毎年5月3日に行われ、「葵祭(あおいまつり)」が安全に行われるよう祓い清めるための神事で、約2万人もの多くの人が集まる「下鴨神社」の人気の行事です。

的に当たれば、豊作や諸願成就のご利益が得られ、 当たり的は縁起物として授与されるそうです。

年によっては、勇敢な女性や中学生の射手も登場します。

葵祭

「葵祭(正式名:賀茂祭)」は、毎年5月15日に行われる京都三大祭の一つで、下鴨神社(賀茂御 祖神 社)と上賀茂神社(賀茂別雷神社)の例祭。

♦王朝絵巻さながらの衣装をまとった総勢500名以上の人が行列をなして、 京都御所から出発し、下鴨神社を経て上賀茂神社へと向かうお祭り。

8キロに渡る沿道には、約8万人以上の人が集まり華麗で優雅な平安王朝絵巻に見入ってしまいます。

 

下鴨神社の詳細情報

【下鴨神社(賀茂御祖神社)】

所在地 〒606-0807
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
TEL: 075-781-0010
公式ホームページ⇒【下鴨神社】
参拝時間 開閉門時間:夏は午前5時30分~午後6時
      冬は午前6時30分~午後5時
大炊殿拝観:午前10時~午後4時迄
ご祈祷:午前9時~午後4時迄
アクセス

市バス:京都駅(4or205系統)~下鴨神社前下車
(糺ノ森を歩くなら葵橋西詰バス停下車)

電車:JR京都駅(JR奈良線)~東福寺駅(京阪電車に乗り換え)
   ~出町柳駅下車(徒歩約13分)

電車・バス:京都駅(地下鉄鳥丸線)~北大路駅(市バス1or205系統)
      ~下鴨神社前下車(所要時間約40分)

マイカー:名神高速京都東インター下車(三条通経由約30分)
     名神高速京都南インター下車(河原町通経由約31分)
駐車場:境内西駐車場(300台有料30分/200円)

お宿情報  >>下鴨神社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】  
周辺観光地  上賀茂神社・京都市動物園・京都国際マンガミュージアム
六角堂頂法寺・京都国立博物館・京都御所 

 

<下鴨神社周辺マップ>

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【太鼓谷稲成神社】千本鳥居のトンネルは絶景!津和野のパワースポット https://kaiun.website/archives/2342 Wed, 22 Mar 2017 07:42:28 +0000 http://kaiun.website/?p=2342

島根県鹿足郡津和野町に鎮座する「太鼓谷稲成神社」は、日本五大稲荷の一つで、アメリカのCNN発表の「日本の最も美しい場所31選 」に選ばれ、天・地・海・木の四つの美しい自然のコントラストが評判になっている山口県の「元乃隅稲成神社」に分霊した神社です。

五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除・福徳円満など多くのご利益をいただけるパワースポットですが、願望成就(良縁・受験他)は特に強いとされる神様が祀られています。

 

また、千本鳥居と呼ばれる朱色の千本の鳥居が、トンネルのように参道に連なっている光景は圧巻で、「太鼓谷稲成神社」のシンボルになっています。

島根県では、縁結びとして全国でも有名な「出雲大社(いずもたいしゃ):初詣数約59万人」がありますが、それに次ぐ、約25万人で年間100万人越えの参拝者数を誇る人気の神社です。

津和野は、山陰の小京都と呼ばれる山あいの城下町、津和野川に沿って開けた盆地を「太鼓谷稲成神社」の高台から見下ろせば、赤い屋根の町並みがどこか懐かしさを感じる風情のある場所です。

太鼓谷稲成神社は京都の伏見稲荷大社の分霊を迎えた神社

「太皷谷稲成神社」の創建は、安永2年(1773年)に津和野藩主7代亀井矩貞(かめいのりさだ)公が、津和野藩の領民の安寧のために京都の「伏見稲荷大社」から分霊を迎え、三本松城(津和野城)の鬼門となる東北端の太皷谷の峰に社(現在の元宮)を建て祀ったのが始まりです。

慶應3年7月、津和野乙女山の熊野権現社を稲成神社に移して相殿とし、熊野神社と称するようになりました。

大正12年に現社殿を建立、昭和2年に熊野神社から稲成神社と改称

旧社格は郷社で、歴代の藩主から崇敬され藩主以外は参拝不可でしたが、廃藩後には一般庶民にも参拝されるようになり、昭和30年代には参拝者の増加も有って、昭和44年12月に境内地西側の山を切り開き新社殿が建立されました

<元宮>

遷宮斎行後の旧社殿は、「元宮(もとみや:旧熊野神社)」として残し、御分霊をつつしみきよめて祀っています。

稲成と書く稲荷神社は日本に二社だけ

稲荷(いなり)でなく稲成(いなり)の神社は、分霊した山口県長門市の「元乃隅稲成神社」と「太皷谷稲成神社」の二社しか日本にはありません。

稲成の「成」は願望成就の意味が込められている

元来、稲荷神社の稲荷は稲が生えるの稲生(いねなり)が変化し、イナリから稲荷(いなり)と書くようになったと言われています・

「太皷谷稲成神社」の稲成の「成」には、津和野藩主亀井矩貞公がお願い事がよく叶うように「成るように」との意味が込められており「願望成就」「大願成就」の願いが叶いやすい神社となっています。

太皷谷名の由来は太鼓が鳴り響く谷間だった

太皷谷の社名は、津和野城があった一角に位置するこの地は、江戸時代に、時刻を知らせる太鼓が鳴り響く谷間にあったことからこの名前が付けられたといいます。

また、この地は鬼門にあたり古くから神聖な地であったようです。

御祭神は二神の女神

御祭神は、 宇迦之御魂神(稲成大神)と伊弉冉尊(熊野大神)で、この二人の神様は女神とされています。

「太皷谷稲成神社」は、二神の女神から多くのご利益をいただくことができます。

御祭神名 神の種類  御利益
宇迦之御魂命(うがのみたまのかみ) 稲成大神 五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除
福徳円満・願望成就・失せ物(紛失物)発見
伊弉冉尊(いざなみのみこと) 熊野大神 創造開拓・夫婦円満・良縁成就・開運
病魔退散 延命長寿・鬼門除け・方災除け

 

宇迦之御魂命は、日本書紀では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)とされ、うかは食物を意味し穀物・食物の神様で通称はお稲荷さんと呼ばれ、稲荷神社の総本社である京都の伏見稲荷大社の主祭神でもあります。
古くから女神とされている。

伊弉冉尊は、日本神話の女神で伊弉諾神(いざなぎ)の妻で、日本の国造り、母なる大地の神として万物を生む力のある神様です。
古事記では、伊邪那美神命(イザナミノミコト)と書かれます。

太皷谷稲成神社は日本五大稲荷神社の一つ!

「太皷谷稲成神社」は、日本五大稲荷神社の一つに挙げられています。

日本五大稲荷神社、日本全土で稲荷神を祀る寺社の内、主要な五社のことをいいます。
日本五大稲荷神社は、以下の神社です。

 日本五大稲荷神社イメージ  神社名 所在地  ご利益 

伏見稲荷大社 京都府京都市
伏見区 
五穀豊穣・商売繁昌・産業興隆
家内安全・交通安全・芸能上達 
  笠間稲荷神社 茨城県笠間市
笠間

五穀豊穣・商売繁盛・家内安全
厄除け・交通安全 

  竹駒神社 宮城県岩沼市
稲荷町
五穀豊穣・商売繁盛・航海安全
家内安全・
交通安全・厄除
安産祈願

祐徳稲荷神社 佐賀県鹿島市
古枝
五穀豊穣・商売繁盛・家内安全
交通安全・
縁結び・必勝祈願
金運上昇

太皷谷稲成神社 島根県鹿足郡
津和野町

五穀豊穰・産業発展・商売繁昌
開運厄除・
福徳円満・願望成就
創造開拓・夫婦円満・
良縁成就
開運・病魔退散・鬼門除け 

方災除け

 

シンボルの千本鳥居!息を切らせ263段の石段を登る

「太皷谷稲成神社」は、JR山陰線津和野駅から下車後、車で約5分、歩いて約30分程の場所に位置します。

京都の伏見稲荷大社で有名な千本鳥居ですが、「太皷谷稲成神社」にも同様のシンボルとも言える「千本鳥居」があります。

鮮やかな朱色の千本鳥居の参道は、本殿のある高台まで約300mもあり、263段の石段を登ることになります。
比較的斜面が急であるため、息を切らし登っていくことになると思います。

昇って行く途中、鳥居の隙間から見える、津和野の美しい景色が四季折々で赤や緑と変化して、疲れた足を和らげてくれます。

表参道を登り切ると鮮やかな朱色の扉「神門」が本殿へと向かい入れる

千本鳥居の参道を登りきった所に、でんと構えた朱色の美しい「神門(しんもん)」が目の前に現れます。

ここまで来るとかなり高く、眼下を見下ろせば、津和野の特徴である赤茶の石州(せきしゅうがわら)の家が連なり、山の緑・空の青と相まって素晴らしい景観を見ることができます。

石州(せきしゅうがわら)は、三州、淡路と並ぶ日本三大の一つで、島根県の石見地方で生産される粘土瓦。

中央の門は、新年や祭事の時以外は閉じていますので、左右の開いている門から入ります。

境内下まで車で来ることもできる!

本来、表参道の千本鳥居を歩いて登るのがベストな方法だと思いますが、車で境内下まで行くこともできます。

裏参道は舗装されていて、駐車場(約100台:無料)は広く、車を降りれば本殿までは階段一つなので、あまり歩かずに参拝出来るのもこの神社の特徴かも知れません。


<境内案内図>

駐車場側の龍の手水舎

駐車場から境内に上がる階段そばに、「龍の手水舎(てみずしゃ)」があり龍の口からでる聖水で、身も心も清めて参拝に向かいます。

駐車場から、朱色の鳥居をくぐり階段を登れば境内となります。

納車された新車・中古車の車のお祓いができる!

納車間もない新車や中古車をお持ちなら、交通安全のお祓いがこの駐車場のすぐ側の「車祓所(くるまはらえしょ):初穂料5000円~」で行えます。

ご祈願受けの人には、社紋を金であしらった専用ステッカーが授与され、夜でも輝くこのステーカーを後方に貼っていれば追突防止の役目を果たすそうです。

太皷谷稲成神社の参拝は境内の四ケ所参りが習わし

「太皷谷稲成神社」には、独特の参拝形式があり、参拝に訪れたら境内の四ケ所を順にお参りする「四ケ所参り」が習わしです。

参る順番もありますので、順番通り参拝してみてはいかがでしょうか。

四ケ所参りの順序

一、「本宮(もとみや)」
    ⇓
二、「命婦社(みょうぶしゃ)」
    ⇓
三、「新殿(本殿)」
    ⇓
四、「神殿裏奉拝所」となります。

 

順路一番目「本宮(もとみや)」

「元宮(もとみや)」は、表参道を登りきり神門を通った直ぐ右横に鎮座します。

「元宮」の拝殿は、古さのある素朴な木の感じと大きな注連縄(しめなわ)が印象的です。
注連縄の上には、龍の彫刻が施されています。

順路二番目「命婦社(みょうぶしゃ)」

元宮の裏には、ある狐様を祀ったお社の「命婦社(みょうぶしゃ)」があります。

御祭神は、白狐神の命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)で、稲荷大明神の神令使。

命婦というのは、西暦660年頃から始まった立令制により官僚制が実施され、従五以上の位階を有する女官を内命婦(うちのみょうぶ)もしくは、五位以上の官人の妻を外命婦(げのみょうぶ)の事です。

平安時代以降は、宮人と命婦は区別され命婦の奉仕する対象は内侍司(ないしのつかさ)の努めで、やがて稲荷社の巫女と呼ばれるようになり、中世では、稲荷明神の使いとされる狐様を意味するようになりました。

順路三番目「新殿(本殿)」

昭和44年(1969年)に建て直された「朱色の拝・本殿」は美しく眩しく輝き、「元宮」よりさらに大きな注連縄が存在感を増している。

年間行事の中で、2月初めの午の日に催される初午大祭や5月の春季大祭・11月の例祭・秋季大祭には、境内は参拝・祈願に訪れる多くの人で溢れ変える。

本殿では毎日、五穀豊穰・産業発展・商売繁昌・開運厄除・福徳円満・願望成就・病気平癒・縁結びなどのご祈願を受け付け、ご祈祷が行われています。

順路四番目「新殿裏奉拝所」

「新殿裏奉拝所」は、大神様に最も近い場所で御本殿を背後から拝する神聖なる神域。

本殿の裏なので目立ちませんが、古くより稲荷信仰では、ご祭神は本殿の背後から出入りすると言われており、信仰に篤い方々の心静かなお参りの場所となっています。

稲成大神様のお供え物は狐の好物の油揚げ!

「太皷谷稲成神社」では、稲成大神様のお供え物として「油揚げとローソク」をお供えすることが習わしです。

狐は、油揚げが好物であることから、神の使いの狐様にも油揚げをお供えするようです。

四ケ所参りの参拝所には、それぞれお供え用の献供台と燭台(ローソク台)が設置されていますので、境内駐車場の手水舎前と売店にて150円で購入し、参拝時にお供えします。

油揚げとローソクのお供え方法

本殿参拝を例にしますと、まずローソクに火をつけ、本殿正面両脇の神狐像の前方にあるローソク台に供えます。

次に、賽銭箱の両脇にある御供物台の上に油揚げをお供えします。

お供え後、神社で普通に行う二礼二拍手一礼の作法で、お願いごとを聞いてもらいましょう。

火焚(ひたき)祭は火の霊力により心身を清浄にする!

毎年、12月8日の午後一時から行われる「火焚(ひたき)祭」は、穀神の荒神を春の祈年祭で招き、秋の火焚祭によって山に還られる祭で、火の持つ霊力が罪や穢れを祓い心身を清め、生業に活力を甦らせるものでもあります。

参拝者より奉納された、お願い事が書かれた一年分の火焚串(初穂料1本200円)を大祓を奉唱しながら神職が焚きあげ願望成就・罪障消滅・万福招来を祈る神聖な儀式です。

津和野周辺の見所スポット

津和野は狭いところに見所が多く密集しており、歴史とアートが共存する観光スポットです。

鎌倉時代に吉見頼行が30年かけて築城した津和野城の跡の津和野城跡や掘割に錦鯉が優雅に泳ぐ殿町通り、幕末の浮世絵師の葛飾北斎と門下生の版画など1000点を収蔵する葛飾北斎美術館など、城下町らしい情緒の漂う津和野の町並みながらも、山陰の美術都市としての顔をみせるアートスポットでもあります。

幼少時代に森鴎外が過ごした森鴎外旧宅や悲劇のキリシタンを慰霊する津和野キリシタン教会も見逃せません!

まとめ

「太皷谷稲成神社」は、島根県ではあの「出雲大社」に次ぐ有名な神社で、境内に鎮座する新旧の社殿や朱色の千本鳥居など美しさと共に多くのご利益をいただけ、「願望成就」の開運にはとても強いパワースポットです。

境内には、この他に御紹介していない宝物殿があり、貴重な津和野藩の天文・算術の大家であった堀田仁助作成の天球儀・地球儀や神狐彫刻・神狐子連彫刻など一見の価値のある多くの社宝や美実工芸品はものが収蔵されています。

「太皷谷稲成神社」の参拝を兼ねて、津和野の見所も訪ねて見てはいかがでしょうか。

太鼓谷稲成神社の詳細

【太皷谷稲成神社】

所在地

〒699-5605
島根県鹿足郡津和野町後田409
TEL: 0856-72-0219 FAX:0856-72-3105
公式ホームページ⇒【太鼓谷稲成神社】

参拝時間 無料・時間自由
ご祈願・車祓所:受付時間(午前9時から午後4時迄)受付:社務所にて
アクセス JR:JR山口線津和野駅~徒歩約30分 またはタクシーで約5分

マイカー:
<九州方面から>
中国高速 小郡IC~国道9号線を益田・津和野方面へ(約70分)
<大阪方面から>
中国高速 六日市IC~国道187号線を益田・津和野方面へ(約60分)
<駐車場>:100台(無料)

お宿情報  >>太鼓谷稲成神社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】
周辺観光地 津和野城跡・葛飾北斎美術館・森鴎外記念館・津和野町郷土館
津和野町立安野光雅美術館・津和野カトリック教会

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【元乃隅稲成神社】CNNが選ぶパワースポット!賽銭箱がリニューアル https://kaiun.website/archives/2255 Tue, 07 Mar 2017 13:02:32 +0000 http://kaiun.website/?p=2255

山口県長門市油谷津黄に、美しくもありまた珍しい「元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)」が鎮座します。

「龍宮の潮吹(りゅうぐうのしおふき)」側から始まる参道には、朱色より少し赤い鳥居が100m以上も並び、トンネルをくぐっていくように参拝所の崖の上まで続き、海の青と木々の緑そして鳥居の赤が素晴らしいコントラストとなり、上から見る景観は絶景の一言です。

天・地・海・木の四つの美しい自然に囲まれた「元乃隅稲成神社」は、清々しい空気が心を洗う感動のパワースポットです。

また、この神社の創建は浅く、賽銭箱が鳥居の上にあるという珍しさが受けテレビや雑誌で注目の神社で、土日・祭日ともなると多くの日本人の他、外国人も訪れる人気のスポットなっています。

元乃隅稲成神社は日本で二つだけのいなり神社!

 

「元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)」は、2015年にアメリカのCNN発表の「日本の最も美しい場所31選 」に選ばれ、厳島神社(広島)や姫路城(兵庫)・鳥取砂丘(鳥取)などの日本の名だたる国宝や世界遺産と肩を並べる世界でも有名な絶景スポットになっています。

「元乃隅稲成神社」の由来は、ここの網元の枕元に白い狐が出現し、誰のおかげで漁ができるのかを述べ、自分を祀ることをお告げになられたため、島根県津和野町の「太鼓谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)」から分霊された神社だそうです。

稲成の「成」はお願い事がよく叶うという意味がある!

ここで注目したいのは、稲荷神社ではなく稲成神社であるということです。

稲荷神社や稲荷社は、稲荷神を祀る神社で全国に4万社もあり、総本社が京都伏見区の「伏見稲荷大社」ですが、「稲成」と書き「いなり」と読む稲成神社は島根県津和野町の「太鼓谷稲成神社」と「元乃隅稲成神社」の二つの神社だけなのです。

漢字が違うのは、稲成の「成」には願望成就・大願成就などお願い事がよく叶うという意味が込められているようです。

第一の大鳥居をくぐれば一二三の鳥居がトンネルへと変わる

第一大鳥居をくぐれば、やや小さめの真っ赤な鳥居123基が展望台へと続き、なだらかな参道も頂上に近づくにつれて急斜面は階段へと変わります。

鳥居の中は、隙間があるもののトンネルのようで、幻想的な雰囲気をかもしだす。
鳥居は、昭和62年から10年間かけて奉納されたもので、参道の幅は二人が並んで歩く程度の広さ。

参道に建てられる鳥居の数は123本が最大で、そのため一二三の鳥居と呼びます。
参道上部からみる、赤と緑と青のコントラストが美しい!

展望台間近は、斜面が急な階段になっています。

神社がある展望台まではこの高さ、海側から見ればもっと高く見え、断崖岸壁にそびえている感じがする。

こじんまりですがご利益が高い白狐の大神様を祀る拝殿と本殿

赤の鳥居の参道を昇りきったところに、鳥居とこじんまりとした「元乃隅稲成神社」の拝殿・本殿があります。

小さな拝殿ながらも、商売繁盛・大漁・海上安全・良縁・子宝・開運厄除・福徳円満・交通安全・学業成就・願望成就と稲成神社ならではの多くのご利益がいただけ、お礼参りも多いパワースポットです。

知名度もどんどん上がり、平成26年には3万人程の観光地であったのが、平成28年度は8月までには30万人を越えるほど今大ブームが起きている神社となっています。

お告げにより、島根県津和野町の「太鼓谷稲成神社」の分霊を祀る。

全国から注目の入らないお賽銭鳥居

裏側の参道には、高さ5mの鳥居の中央にはお賽銭箱があり、入れば願いが叶う言われていますが、入れるのは一苦労。
お賽銭箱はこの高さですから、何度も何度もトライしてようやく成功、その結果のご利益なのでしょう。

お賽銭箱には、可愛い子供の白いキツネがモチーフになって左右に施されています。

このお賽銭鳥居が有名になり、「ナニコレ珍百景」や「志村&所の戦うお正月」など多くのテレビ番組に取り上げられ全国で知られる神社となっています。

日本一の入らないお賽銭箱がリニューアルで更に高さ1mUP!

2016年11月1日に、あの日本一入らないお賽銭箱の鳥居がリニューアルして、今までの裏参道の場所から一つ上の場所に移設されました。

今までの場所は駐車場の近く、入らなかったお賽銭を取りに車と接触の恐れがあるため、祭主が移設を決意・完成しました。

By: gtknj

鳥居の高さは1mUPされ6mに、そして賽銭箱も白狐のモチーフもリニューアルされ5mの高さに取り付けられため、これまで以上に入れにくい賽銭箱となりました。

元乃隅稲成神社の御朱印は可愛い白キツネ

「元乃隅稲成神社」は、現在五色の白キツネの御朱印があります。
上左から、緑・黒・金色・左下から赤・青です。

可愛い御朱印ですので、五色全て揃えたいですね。

津黄の地はこれだけじゃない!見所はもう一つ「竜宮の潮吹」

「元乃隅稲成神社」と隣接して、津黄は「龍宮の潮吹(りゅうぐうのしおふき)」としても有名な場所です。

竜宮とは、宇津賀半島北端の海蝕地形の総称で、この一帯は、第4紀洪積世の玄武岩からなり、玄武岩の横臥の奥に竜宮があると伝えられています。

潮吹とは、打ち寄せる波が絶壁下海面近くの、わずか縦1m幅20cmの穴に突入し、置くの空洞に圧縮された空気が海水を激しく外に出そうとして、上方に海水を噴出させる現象をいいます。

秋から冬にかけて、波が高く北よりの風が吹くときが、最も潮が吹くときで最大30mも吹き上げ、まるで龍が天に昇る姿に見えるといいます。

龍宮の潮吹場所を近くで見るとこんな感じです(赤丸に潮が吹いている)。
運が良ければ、このような光景が見れるかも知れません。

昔、潮吹現象は龍神のなせる業として、干ばつの際に雨乞いの儀式が行われていたそうです。

By: gtknj

岸壁の隙間から潮が吹く光景は、太陽の光を浴び、銀色に輝く砂が舞っているようにも見えます。

「元乃隅稲成神社」が良くわかる長門人の動画

まとめ

「元乃隅稲成神社」は、今では年間40万人を越える参拝者が訪れる神社になっていますが、元は日本一入らない賽銭箱がブームの火付け役となった。

しかし、これだけで参拝者がこれほど訪れるわけはなく、実際は本州最西北端に位置し空や海・樹木など自然の美しい景色と赤の鳥居がマッチし、絶景のコントラストが人の心を動かした結果のものだと思います。

本殿は小さなものであるが、年々増加する参拝者と共にリニューアルが行われていますので、将来的には大きな本殿が創建されるかも知れません。

「元乃隅稲成神社」は、白狐の大神を祀り多くのご利益をいただけ、豊かな自然から溢れるパワーと清々しい空気の全てが合わさるパワースポットです。

近隣には、テレビや映画のロケ地として有名な角島(つのしま)や夕景が美しい角島大橋などがあるので、一緒に山口県の絶景ポイント巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

「元乃隅稲成神社」の詳細情報

【元乃隅稲成神社】

所在地

〒759-4712
山口県長門市油谷津黄498
ホームページ⇒ななび

参拝時間 日の出から日没まで(夜間の立入禁止)
アクセス

JR:山陰本線「長門古市駅」下車後タクシー利用で約20分
  JR山陰本線「長門市駅」下車後タクシー利用で約40分

マイカー:中国自動車道「美祢IC」を降りて車で約60分
<駐車場>全て無料(第1駐車場 24台・第2駐車場 22台)

お宿情報 >>元乃隅稲成神社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】 
周辺観光地  千畳敷・東後畑棚田・立石観音
青海島・角島大橋 ・長門峡

 

<元乃隅稲成神社の周辺マップ>

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箱根神社・九頭龍神社は成功も恋愛も万事に開運の最強パワースポット https://kaiun.website/archives/2180 Wed, 01 Mar 2017 10:58:31 +0000 http://kaiun.website/?p=2180

「箱根神社」は、勝負運には最強ともいわれる御神徳を持っている「箱根大神」を祀り、関東で働くならまずは「箱根神社」にご挨拶と言われるほどその力を実感する人も多く、毎年どころか年に何回も参拝される関東では屈指のパワースポットです。

また、「箱根神社」の末社である「九頭龍神社」は、縁結びで有名なパワースポットで、境外社の本宮と現在「箱根神社」に隣接する境内社に新宮があります。

「箱根神社」創建後、神と仏を結ぶ聖僧(しょうそう)である万巻上人(まんがんしょうにん)が、里人たちを苦しめる芦ノ湖に棲む毒龍を「箱根大神」様から戴いた霊力で祓い、それ以来、芦ノ湖の守護神「九頭龍大神」として甦らせ祀られるようになりました。

そのため、関東の鎮守神の「箱根神社」と水を司る神の「九頭龍神社」2つの神社の関係は深く、両者参りをすれば国運・財運・仕事運・心願成就・恋愛運・健康運」などなど多くのご利益をいただくことができます。

箱根山は古来から山岳信仰の場で箱根三所権現を祀る

「箱根神社」は、神奈川県足柄下郡箱根町に鎮座する神社で、かつては箱根大権現(はこねだいごんげん)、箱根三所権現(はこねさんしょごんげん)とも呼ばれいましたが、明治維新の神仏分離令(神道と仏教を区別する宗教政策)により「箱根神社」へと改称されました(旧社格は国幣小社)。

修行僧の万巻上人(まんがんしょうにん)は、天平宝字元年(757年)に朝廷の命により箱根山に入山し、芦ノ湖の水辺で3年間の苦行の末、三所権現(法躰・俗躰・女躰)の道理を悟り、現境内地に箱根三所権現を祀る社殿(今の箱根神社)を建立しました。

三所権現:三神は法体・俗体・女体の三形で法体は文殊菩薩・俗体は弥勒菩薩・女体は観世音菩薩

また、里人を悩ませた芦ノ湖に住む九頭龍を鎮め「九頭龍神社」を建立し、龍を祀ったと伝えられている。

箱根はその後、関東の修験霊場として多くの修験者が箱根山に入山し栄えていきます。

140年ぶりに蘇った箱根関所


平安時代には旅人の安全祈願、鎌倉時代には源頼朝の篤い崇敬を受けて多くの武士が心願成就を祈願し、江戸時代に箱根の関所が置かれ、東海道が整備されると共に箱根権現は益々信仰されていくこととなります。

箱根神社は本殿まで神の領域を表す五つの鳥居が続く

第一鳥居

第一鳥居は、元箱根の入口に国道1号線をまたぐかたちで建っており、誰もが知ってるお正月の箱根駅伝では往路のゴール・復路のスタートとしての拠点でもあります。

<箱根駅伝の銅像>

第一鳥居から徒歩2~3分程の芦ノ湖畔沿いには、記念碑として「東京箱根間大学駅伝競走記念碑」と「駅伝を讃えて」の詩碑、そして箱根駅伝のブロンズ像が建てられています。

巨大な鳥居は、箱根神社・元宮のある駒ヶ岳を配し、神の領域への第一歩となっています。
ここから第二鳥居まで200m、箱根神社まで約500mです。

第二鳥居

第二鳥居は、元箱根中央交差点を越えた門前町の奥側に建っていて、道路を挟んで左右には観光バスや自家用車の参拝者専用駐車場があり、ここから箱根神社へ歩いて参拝する拠点となる。

第三鳥居

第二鳥居を道沿いに進んで行くと箱根神社境内に入り、道路が二つに分かれ右側に第三鳥居が見えてきます。

左側を進めば、境内の駐車場へと続いています。

数段の石段を上がって朱色の第三鳥居をくぐれば、ゆるやかな勾配の参道となり、左右には高い杉並木と朱色の燈籠が鮮やかでここからは空気感も変ってきます。

 

身も心も清める箱根神社の手水舎

<第四鳥居横の手水舎>

第三鳥居を進むと最初に見えるのが「手水舎(てみずしゃ)」です。

神様の前に出る前に、ここで心と身を清めるための手水を行います。

昔は、神の聖域に入る前に河川や湧水などで心と身を清めていましたが、川の汚染や湧水の場所が徐々に少なくなったため、代替の施設として手水舎が設置されました。

手水舎での手水の作法はこちらから

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<手水舎の龍神>

水は命の根源、迫力ある龍神様の口から出る水はご神水なのです。
ご神水で清めれば、身も心も祓われて新鮮な気持ちで神様のもとへと向かうことができます。

初代征夷大将軍「坂上田村麻呂」が所願成就を祈願した「矢立ての杉」

手水舎の向かい側にそびえるのは「矢立ての杉」で、かながわ名木100選にもなっています

平安時代に、第五十代桓武天皇より初代征夷大将軍を任じられた「坂上田村麻呂」は、東北平定に向かう際、途中に箱根権限に訪れ参詣し「表矢(おもてや)」献じ武運長久を祈願したのがこのスギの木で、東北平定が無事に所願成就できたのはこの御神徳のお陰であったとされ、後の武将達もこれに習ったといわれています。

樹高は35mと高く、樹齢約1200年と伝わっています。

「矢立の杉」は、箱根神社の神木の一つ、所願成就・心願成就を願うなら必ず立ち寄りたいパワースポットです。

 

他と土台が違う平和の鳥居!湖畔に浮かび美しく幻想的なスポット

「矢立の杉」から湖畔側の正参道の真直ぐ石段を降りて行くと、湖水に建つ「平和の鳥居」が見えてきます。

芦ノ湖の水中に立つこの「平和の鳥居」は、明神鳥居(みょうじんとりい)ではありますが、他の鳥居と違い土台に補助(控柱)が付いた両部(りょうぶ)鳥居の形態になります。

この形態は、広島の「厳島神社」の大鳥居が最も有名で、水中では適した鳥居の形なのでしょう。

【厳島神社】ガイドブックに載ってない開運パワースポット15選 宮島は、日本最高の海運の島で、日本に数ある神社の中でも、神々しさを感じる「厳島神社」。 青い海に浮かぶ朱色の大鳥居と背後の社殿、そ...

 

昭和27年に、今上陛下の立太子礼と日本の独立(講和条約締結)を記念して建てられたものです。

鳥居の中央まで石段が続き間近で見ることができ、夕暮れ時の湖畔に浮かぶ鳥居は美しく、正面から見ると幻想的なスポットとなっています。

第四鳥居

手水舎を越えて次に見えるのが第四鳥居です。

この鳥居から社殿までは真直ぐで、正参道の途中90段の石階段を上がって行けば、神門まではもう直ぐです。

そんなに広くはない正参道の左右には、老木であろう木々が高くそびえ立ち、少しひんやりとした感じもする。
この感じは、本殿が近いという証しなのかも知れません。

 

正参道の途中には曽我神社が鎮座!「曽我兄弟の仇討」は日本三大仇討の一つ

階段の上がって行く途中、左側に「曽我神社」が鎮座します。

日本三大仇討で知られる「曽我兄弟の仇討」の曽我兄弟を祀る神社です。

領土争いにより、河津祐泰(かわずすけやす)は工藤祐経(くどうすけつね)の家来に弓にて討たれた。

河津祐泰の遺児であった曽我十郎祐成(じゅうろうすけなり)と曽我五郎時致(ごろうときむね)の兄弟は、源頼朝が富士山の裾野で大巻狩り(軍事演習)行っている最終日に、17年の思いを込め工藤祐経を討ち仇をとったされています。

しかし、この兄弟が無念なのはこの騒ぎにより見つかり、兄は斬られ弟は捕まったが翌日に斬首された。

兄の曽我十郎祐成は若干22歳、弟の五郎時致も20歳と若くしてこの世を去っていったのです。

尚、日本三大仇討「曽我兄弟の仇討」の他「伊賀越えの仇討ち」「赤穂浪士の討ち入り」となります。

第五鳥居

正参道の階段を最後まで上がれば、そこは空間が広がり最後の第五鳥居をくぐります。
厳粛な雰囲気と共に空気感もまた変り、聖域からのパワーが感じられる。

第五鳥居(神門側:上記写真)から下を見れば、第四鳥居が遠く小さく見えます。

ここからは、神門まで広く左右には神楽殿や絵馬殿・社務所などが建ち、神門をくぐればいよいよ拝殿・本殿です。

<箱根神社・神門>

<神門左側の中央:神楽殿と右側:社務所>

安産の杉!母胎を思わせる姿は子孫繁栄の象徴

境内の絵馬殿裏にあり、古代から栄木として崇められ、今では子孫繁栄の象徴として敬仰されているのが「安産の杉」です。

根っこが二つに分かれた姿が、母の母胎を思わせることから古くより子孫繁栄や安産祈願参りが多いご神木。

鎌倉幕府の創設者である源頼朝は、「箱根神社」を高く崇敬しており、その妻である北条正子は子宝を授かるよう安産祈願をし、無事に実朝(さねとも:鎌倉幕府第3代征夷大代将軍)が生まれ祈願が成就されため、この風習が武家や庶民にも伝わり、今でも安産祈願のご神木として多くの人が訪れるパワースポットなっています。

箱根神社拝殿・本殿は親子である箱根大神様を祀る!

神門をくぐれば、濃い朱色の拝殿が目をひく。

「箱根神社」の御祭神は、「箱根大神(ハコネノオオカミ)様」と呼ばれ御三神の総称で、御三神は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)・木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)・彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)です。

瓊瓊杵尊は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたり、日本が平和な豊かな国になるように日向国高千穂峰(ひゅうがのくにたかちほのみね)に降臨した神で、木花咲耶姫命瓊瓊杵尊の妻であり、彦火火出見尊はこの二人の子供で三人は親子となります。

瓊瓊杵尊は霧島神宮(鹿児島)・木花咲耶姫命は浅間神社(山梨県)・彦火火出見尊は鹿児島神宮(鹿児島県)の御祭神でもあります。

<駒ヶ岳山頂とロープウェー山頂駅>

古来から、箱根山など山岳信仰が篤く神山は特にその信仰が強かったため、遠くから拝むことのできる駒ヶ岳山頂を神霊祭祀の場所としました。

2400年以上前、五代孝昭天皇の時代に聖占上人(しょうせんじょうにん)が駒ヶ岳に神仙宮を開き、神山を神体山としてお祀りしたことが特に山岳信仰を盛んにさせることとなります。

万巻上人(まんがんしょうにん)が天平宝字元年(757年)に、現在の場所に「関東総鎮守箱根大権現(箱根神社)」を創建して以来、2017年には御鎮座1260年の歴史ある神社です。

関東で成功を収めるなら「箱根神社」を必ず参拝しなさいと言われる程、心願成就や勝負運の強い神社で、政財界や経営者も毎年数多く訪れる。

箱根神社・元宮は箱根のパワースポットの聖地

「箱根元宮(はこねもとつみや)」は、古来、駒ヶ岳(1357m)山頂に神仙宮が開かれた場所に、昭和39年堤康次郎氏(西武グループ創業者)の寄進により再建され神社で、本殿は無く拝殿奥は神体山の神山(カミノヤマ)に向いていて、山岳信仰をより強く感じさせる箱根のパワースポットの聖地ともいえます。

御祭神は「箱根神社」と同じ箱根大神(はこねのおおかみ)様天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)・高皇産巣日之神(タカミムスビノカミ)・神皇産巣日之神(カミムスビノカミ)造化三神(ゾウカサンシン)です。

造化三神:古事記では天地が定まっていない頃、最初に現れた神。

霊山の神山を望みこれら御祭神を見ても、駒ヶ岳山頂にある「箱根元宮」は強力なパワーがあり、心願成就や開運成就・何かを始める時には必ず参拝したい神社です。

奥宮として、三社参りする人も多く、箱根園から駒ヶ岳ロープウェーを利用して片道7分(全長1,783m)で駒ヶ岳山頂まで行けます。

山頂は、広い広場となっており「箱根元宮」や展望台があり、天気の良い日は芦ノ湖を一望でき、北西に位置する富士山の雄大な姿を拝めます。

駒ヶ岳山頂からのタイムラプス(時間の経過を早回しで見る)が美しい!

 

九頭龍神社・新宮は縁結びで注目の人気のパワースポット

「箱根神社」拝殿・本殿に隣接して、末社で龍神様を祀る「九頭龍神社・新宮」が鎮座します。

「九頭龍神社・本宮」は、芦ノ湖畔の森深い所にあり交通の便が悪く、船での往来が主であったため平成12年に「箱根神社」の横に分社を建てて新宮としました。

「九頭龍神社」は、龍神様の御神徳として「縁結び」が注目を集める人気のパワースポットです。

「縁結び」以外にも、開運・金運・商売繁盛などの御神徳を授かるため、若い男女はもとより有名人など多くの人が参拝に訪れます。

鳥居の斜め横にある、九つの龍の口から湧き出る「龍神水」は、縁結びをアップさせるための必須のアイテムです。

「龍神水」は、箱根山を源泉とし九頭龍神様が守護する芦ノ湖を満たし龍神甘露の水で、この霊水で口を漱(すす)げば一切の不浄を洗い清め、神棚に供(そな)えておくと家庭内が清浄され縁起・縁も良くなるといわれています。

「龍神水」は、誰でも持ち帰ることができますので、事前に用意しておきましょう。
容器が必要であれば、100円で「龍神水」専用ペットボトルが境内のお礼所にて購入できますので、必ず持ち帰ることをお勧めします。

かなり強力な浄化作用のがあるようで、飲んでも供えてもパワーを感じる人が多く、宝石やパワーストーンの浄化に使っている人もいます。

九頭龍神社・本宮!毎月の月次祭には縁を求めて数千人が集まる

「九頭龍神社・本宮」は、箱根山の下で芦ノ湖の東側に位置する場所にひっそりと鎮座する神社です。

里人に被害を与えていた九頭の毒龍を万巻上人(まんがんしょうにん)が祓い、改心した九頭龍を龍神として祀ったのが九頭龍神社です。

そののち、水の神・良縁の神として里人より親しまれ、多くの人々が参拝に訪れ、今では「縁結びの神様」として大人気のパワースポットです。

奥深い場所のため、普段訪れる人も少ないのですが、毎月13日の「月次祭」には元箱根港から参拝船が出港し、数千名の人が参拝に訪れます。

同じ13日でも、6月13日の年に一回の「例大祭」では、九頭龍伝説を再現する龍神湖水の神事や祭りが盛大に催され、数多くの参拝者で賑わいます。

【九頭龍神社・本宮】の動画

後朱印

http://photozou.jp/photo/show/2927612/177673074

「箱根神社」「九頭龍神社」「箱根元宮」の御朱印です。

まとめ

「箱根神社・九頭龍神社」は関東屈指のパワースポット!

勝負運が強く、関東で成功したいなら「箱根神社」参りと言われるほど心願成就・願望実現に強く、政財界や有名人の参拝者が多く訪れる場所です。

「九頭龍神社」も、縁結びで大変人気のスポットですが、財運・仕事運・健康運・恋愛運・人間関係などなど多くの運をもたらす神社です。

「箱根神社」「九頭龍神社・本宮」の両社参りをして、多くのご利益をいただきましょう。

箱根神社・九頭龍神社の詳細

【箱根神社・九頭龍神社新宮】
住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
TEL:0460-83-7123 FAX:0460-83-6669
公式ホームページ:箱根神社(九頭龍神社)

参拝:自由・無休(8:30~17:00駐車場)

【宝物殿:時間】 開館時間 9:00~16:30(入館は16:00迄です)
【宝物殿:料金】 中学生以上500円、小学生300円

<アクセス>
JR:新幹線(東京駅~小田原駅まで約35分-JR小田原駅-伊豆箱根バス「元箱根・箱根町」行きで約60分)(関西方面からは三島駅・小田原駅下車)

小田急ロマンスカー:(新宿から箱根湯本約90分-伊豆箱根バスか箱根登山バス「元箱根・箱根町」行きで約40分-元箱根バス停下車後徒歩約10分)
(小田原から箱根湯本経由で元箱根へ約60分)
(三島から箱根関所経由で元箱根へ約60分

高速バス:直通(東京新宿から元箱根)

マイカー駐車場は下記のマップにて

【箱根元宮】
住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根110
TEL:0460-83-7123<アクセス>
箱根駒ヶ岳ロープウェーで「箱根園」~「山頂駅」約7分
(上りの最終16時30分・下りの最終16時50分)

参拝:無休、自由(但し、駒ケ岳ロープウェーの運転状況による)

【九頭龍神社本宮】
住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根 箱根九頭龍の森
TEL:0460-83-7123 FAX:0460-83-6669

参拝時間:陸からは箱根九頭龍の森の営業時間内(9:00~16:45)

<アクセス>
陸からはザ・プリンス箱根芦ノ湖で駐車(1,000円)徒歩約30分

毎月の祭りと四季の祭り・三社参り:九頭龍神社本宮


<宿泊・休憩・食事処>

【お宿情報】
>>箱根神社の周辺宿はこちら【楽天旅ノート】


<箱根神社周辺と駐車場マップ>

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鳥取「白兎神社」18匹のうさぎが縁結びを叶えるパワースポット https://kaiun.website/archives/1940 Thu, 15 Dec 2016 00:33:38 +0000 http://kaiun.website/?p=1940

「白兎神社(はくとじんじゃ)」は、「古事記」「日本書紀」にでてくる日本神話の大黒様と白うさぎで有名な神社で、鳥取県鳥取市白兎に鎮座する縁結びのパワースポットです。

そのお話「因幡(いなば)の白兎(しろうさぎ)」の舞台となる白兎海岸(はくとかいがん)は、国道9号線を挟んだすぐ目の前にあり、白砂と青い海が連なる美しい海岸で「日本の渚・百選」に選ばれています。

白兎海岸は、鳥取空港から車で10分程で年間45万人以上が訪れる観光スポット、夏には海水浴場としてにぎわい、その他の季節にもサーフィン・魚釣りなどで訪れる人も多く、そのため近隣には民宿やキャンプ場も多い。

また、106ヶ所目の「恋人の聖地」として選定され、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットでもあります。

白兎海岸から沖を望めば、厳(おごそ)かな感じの鳥居のある島が見えます。
この島は淤岐ノ島(おきのしま)と言い、白兎が棲んでいたと言われています。

「白兎神社」は、この白うさぎが大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上姫(やかみひめの縁結び取り持った神様とし、白兎神」を御祭神として祀っています。

プロポーズにふさわしい「恋人の聖地」の証し!銘板と石像モニュメント

「白兎神社」は、道の駅「神話の里 白うさぎ」が併設されていて、駐車場の入口付近の大国主命と因幡の白うさぎの石像モニュメントが真っ先に目に入ってきます。

このモニュメントは、「恋人の聖地」に選定されたことを受けて、恋人の聖地銘板の除幕式に合わせて作られました。

【恋人の聖地とは】
「少子化対策と地域の活性化への貢献」をテーマとし、全国の観光地域の中からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として選定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信を図るとともに、地域間の連携による地域活性化を図る。(恋人の聖地プロジェクトより)

 

2013年3月13日のオープニングセレモニーには、「恋人の聖地」の選定委員でありファッションデザイナーの桂由美を招き、トークショーも開催された。

 

白兎神社の御祭神は最古のラブストーリーの仲人

「白兎神社」の入口は、石造りの第一ノ鳥居(大鳥居)。

明神鳥居(みょうじんとりい)形の大きくがっしりした鳥居は、神社がここにあることが遠くからでもすぐわかる。

大きな第一の鳥居を抜けると、「白兎神社」の社業と由緒の看板が目に入る。

日本海岸地方の原始景林が、昭和12年に国指定の天然記念物になっことや大国様と白うさぎの神話が記されています。

ここからでは、「白兎神社」はまだ見えません。
神社へ向かう階段は少し急ですが、手すりが付いているのでご年配の方でも安心です。

 


この階段の両サイドには、石造りの可愛いうさぎが乗った石灯篭がここから続きます。

白うさぎがとりもった最古のラブストーリーを砂像で再現

階段を上がったすぐ左側には、大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上姫(やかみひめ)の砂像が展示されています。

日本神話の「因幡の白うさぎ」よれば、大国主命は因幡の国八上の郷の美しい八上姫と一緒になりたいと思い旅立つが、その途中に白兎海岸で毛皮を剥がされた白うさぎと出会います。

理由を聞いた大国主命は、白うさぎを助けました。

この事を大変喜んだ白うさぎは、大国主命と八上姫が結ばれることを予言し、二人の仲をとりもったとされることから白うさぎを縁結びの神様とし、「白兎神社」は、白兎神を御祭神として祀っています。

その、白うさぎが大国主命と八上姫をとりもった場面を砂像でリアルに再現されています。

そして二人の恋は、うさぎが予言した最古のラブストーリーと言われています。

白兎神社に建つ白兎海岸の情景を詠んだ北里闌の歌碑

階段を上がったすぐ右手には、国学者の北里闌(きたざとたけし)氏の歌碑があります。

歌碑に記される和歌は、「鰐(ワニ)の背に 似たる岩見ゆ 蒲ならぬ 波の花散る 気多の岬に」と詠んでいます。

昭和5年、宮中歌会始の勅題「海辺の巌」で、気多ノ前(けたのさき)の情景を詠んだこの和歌が入賞した記念に、気多ノ前に歌碑が建てられました。
そののちの昭和61年に、現在の「白兎神社」の参道に移設された。

北里闌(きたざとたけし)とは:明治3年3月3日 熊本県阿蘇郡小国郷北里村に生まれ、昭和35年5月20日に享年90歳で逝去。
日本の古代語の研究者で、歌道を鎌田正夫・高崎正風に学ぶ。

白うさぎが傷を癒した蒲の穂

北里闌氏の歌碑の後ろ側には、毛皮が剥がされた白うさぎが大国主命に教わり、蒲(がま)の穂でくるまって傷を癒したとされる場所があります。

参道の左右に並ぶ可愛いうさぎその周りを結び石が囲む

階段を上がると参道が続き、第二ノ鳥居が見えてきます。
高台になる参道まで来ると少し空気感も違い、清々しさを感じます。

参道にも、うさぎが乗った石燈籠が左右に続きます
うさぎを乗せた燈籠は、第二ノ鳥居を過ぎたところまで続き合計で18箇所、うさぎの形も4種類あります。

可愛いうさぎが乗る石燈籠の上には、うさぎと一緒に白い石が沢山置いています。
この石は、五縁を結ぶ「結び石」言われ縁起物でお守りでもあります。

ピンクの袋の中に5個の白い石が入っており、全ての石に縁という文字が書かれていて、「良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康」の5つの縁を意味します。

写真をよく見れば、赤文字で薄っすら縁と書かれているのがわかるかと思います。

「結び石」は、拝殿横の社務所で授与されます(500円)。
使い方は、三つです。

①鳥居の上に乗せて願いを込め祈る! 
②うさぎの石像に願い込めて置く!
③持ち帰りパワーストーンのお守りとする!

尚、鳥居や燈籠から落ちた「結び石」は、宮司さんが境内に奉納します。

第二ノ鳥居も、石造りの明神鳥居(みょうじんとりい)形の鳥居です。

鳥居の上には、「結び石」が沢山乗っています。

ここから拝殿・本殿までは若干下りとなっています。

前に立てば自動で音楽が流れる手水舎

第二ノ鳥居を下ると、左手に手水舎(てみずしゃ)が現れます。

手水舎の前に立つと自動的に音楽が流れてきます。
突然なので少し驚きますが、でも色んな所に工夫を凝らしていて感心します。

こちらで、身と心を清めて参拝に向かいます。

境内まで来ればピーンとした空気感に変わる

手水舎を過ぎると、境内が左側に見えてきます。
ここまで来ると参道と雰囲気が変わり、清々しさから重みのあるピーンとした空気感に変わった気がします。

「白兎神社」の拝殿正面。

注連縄(しめなわ)は、日本一の出雲大社程ではないがかなり大きめの部類で、存在感があり、編み方は左綯え(ひだりなえ)の左本右末の形で出雲大社と同じ形式です。

創建は、ウィキペディアによると

創建の由緒は不詳である。かつては兎の宮、大兎大明神、白兔大明神とも呼ばれた。戦乱で消失し、鹿野城主だった亀井茲矩により慶長年間に再興された。戦乱焼失後、白兎神の御神体は現白兎神社の南方10キロの山上に位置する松上神社に遷座されていたという。現在の本殿は明治時代の再建。

主祭神:「白兎神」 保食神・豊玉比売を合祀
縁結びの神様なので、ご利益は縁結びの他、あらゆる縁で良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康など。

また、白うさぎの毛皮の傷が治ったことから、日本医療の発症の地とも言われ、古来から病気・傷痍に霊験あらたかな神様であるとされています。

拝殿の左側(左の柱の中央部)に木製の箱が見えますが、これは「白兎起請文」を入れる箱です。

縁結びの神様の「白兎神」に誓約する白兎起請文

「白兎起請文」は、縁結びの神様の「白兎神」に誓約する言葉を書き表した文章の事で、もし、書いたことが偽りならば神様の罰を受けることを誓約するというものです。

要は、願い事や約束事を誓願するカップルの誓約書とも言うべきものです。
愛を誓う二人には、固い絆がさらに深まりますね。

「白兎起請文」使い方

1.起請文は神符3枚セット(300円)
購入して3枚に2人の名前と誓約を書く。

2.1枚を神社へ収めます。(神社に専用の受け箱あり)

3.2枚はそれぞれが大切に保管。

道の駅「神話の里 白うさぎ」内で販売されています。

本殿を支えている土台は皇室の紋章を型どった菊座石

拝殿裏が、本殿です。

社殿を支える6箇所の土台には、皇室の紋章と同じ28弁の菊花を型どった菊座石が使われています。

看板には、「神社創設が皇室と何らかの関係があったものと伝われている」と書かれていますが、白兎神は皇族より上なのだろうか?何故、ここに皇室の菊座石があるのだろうか?謎めいた部分です。

拝殿側面と奥が本殿。

御縁を祈願に思いを込めた沢山の絵馬と結び石

境内には、縁結びや縁をあやかる沢山の絵馬が掛けられています。
絵馬の種類は、4種類あります。

おみくじを結んだ木の下には、鳥居や燈籠から落ちた「結び石」奉納されています。

社務所窓口の二つのおみくじ

境内の拝殿左側には、社務所があります。
中で、結び石やお守り・絵馬(4種類500円)・御朱印が授与されます。

窓口には、二つのおみくじの箱が並んでいて、一つは普通のおみくじ(100円)左側で、もう一つは恋みくじ(300円)右側です。

恋みくじの中には、和紙で作られた着物姿の女の子も入っていて、財布などに入れて持っていれば縁結びのお守りにもなるので、同時におみくじとお守りの2つの開運がいただけます。

白うさぎがこの池の水で傷を治した御身洗池

境内前には、日本神話で白うさぎがワニに毛皮を剥がされ、赤く腫れた肌をこの池の水で傷を癒し蒲の花を体にまとって治した「御身洗池(みたらしいけ)」があります。

横幅30m程の池には、「不増不滅の池」という別名があり、長く旱魃(かんばつ)が続いたり豪雨になったりしても、水の増減がないと言い伝えられる摩訶不思議な池です。

傷を癒す、永遠に変わらない水の量など霊的な力のあるこの池は、病気平癒や長寿・夫婦円満などのパワースポットでもあり、周りの空気は少しひんやりし清閑な感じがする。

帰りの参道から見える日本海が美しい!

帰りの参道から見た、第二ノ鳥居。
右側には、うさぎの乗った燈籠も見えます。

参道から見る日本海は近い。

参道上から見える、第一ノ鳥居裏側と雄大な日本海が美しい!
左手には、道の駅「神話の里 白うさぎ」と西駐車場、右手側は東駐車場。

白兎歩道橋に上がれば見える気多ノ前と淤岐ノ島

「白兎神社」前、国道9号線を挟む白兎歩道橋を上がってみると!

左側の岬の上に、「気多ノ前(けたのさき)展望台」が、中央のに「淤岐ノ島(おきのしま)」が見えます。
「展望台」は、「白兎の丘」とも言われ、展望台から一望する日本海は雄大で、夏はやさしく冬は荒々しい。

白うさぎが流れ着いたとされる淤岐ノ島(おきのしま)は、気多ノ前から150m程沖合いにあり、一番高い10m程の所に鳥居が立っています。

島は、約2000万年前頃の火山活動による火山灰や火山礫などが堆積してできた岩石「火砕岩(かさいがん)」でできており、東西に走る断層によってブロック状に分断され、南北には波食棚が広がる。

北側の平らな部分は「千畳敷(せんじょうじき)」といわれ、南側には飛び石状に棚が連なっていて、「因幡の白うさぎ」に登場するワニ鮫の背に例えられています。

大国主命が八上姫をプロポーズした場所は恋島

「淤岐ノ島」に近い砂浜には、少しだけ出ている岩「恋島」があります。
大国主命が八上姫をプロポーズした場所といわれ、安政5年に地元の若者が、この岩(神楽岩)に石燈籠を建てたそうでうす。

縁結びの郵便ポスト「すご!ウサ縁結びポスト」


第一ノ鳥居(大鳥居)の横に、2016年10月からピンクのラッピングシートをまとったポスト「すご!ウサ縁結びポスト」の設置されています。
そして、「すご!ウサ縁結びポスト」中には、何と「白兎神社」の宮司さんが祈願したお札が奉納されているそうです。

神社の社務所にて授与される、お守り型のハガキに想いを込めポストに投函すると御縁が叶うそうです。
おまけに、投函されたハガキの消印には「すご!ウサギ小型印」が押されます。

白兎神社の御朱印帳

「白兎神社」の御朱印帳は、うさぎとお花が描かれたピンク系の色合いが可愛いく女性には評判のようです。

デザインの割には値段も安く、御朱印帳の初穂料は1,000円です。

社務所で授与できますので、参拝に訪れたら是非一冊!
御朱印も忘れずに、貰っておきましょう!

まとめ

「白兎神社」は、縁結びの神様の白兎神が鎮座し、御縁を求め参拝に来られた人達の願いを叶えるパワースポットです。

そしてこの場所は、大国主命と八上姫が恋した最古のラブストーリー発祥の地として、「白兎海岸」や「道の駅」には、神社と連携して縁結びの仕掛けが沢山施されています。

自然あふれる海や山が美しいこの場所は、御縁を結ぶパワースポットとしてだけではなく、観光スポットとしても十分満足できます。

また、これら全てが国道9号線沿いにあるので、車でのアクセスも良く迷うことなく行くことができますので、是非一度、ご縁やプロポーズの場所・神話の里巡りに、鳥取県の「白兎神社」を訪れてみてはいかがでしょうか。

白兎神社の詳細情報

【白兎神社】
所在地:〒689-0206 鳥取県鳥取市白兎宮腰603番地
社務所:鳥取県鳥取市白兎592番地
TEL:0857-59-0047(白兎神社)
白兎観光協会スタッフブログ

【参拝時間・料金】
基本参拝時間無休・料金無料
社務所(9~16時)

【アクセス】
マイカー:山陰道鳥取西IC~国道9号を経由し11km(約20分)
道の駅「神話の里 白うさぎ」駐車場約250台

JR・バス乗り継ぎ:JR鳥取駅(乗り換え)日ノ丸バス青谷・鹿野方面行き~白兎神社下車(約35分)

【お宿情報】:>>白兎神社の周辺宿はこちら【楽天たびノート】


<白兎神社の周辺マップ>

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四谷須賀神社の御利益は諸願成就「君の名は」ラストはここへ続く階段 https://kaiun.website/archives/1600 Sat, 29 Oct 2016 09:57:31 +0000 http://kaiun.website/?p=1600 「君の名は」涙する感動のラストシーンは四ツ谷・須賀神社へ続く階段。

「君の名は」のラストで、互いに探していた瀧と三葉が住宅街の上と下の階段ですれ違い、捜し求めた相手だとわかって涙し同時に名前を尋ねた場所が、実際では東京都新宿区須賀町に鎮座する「四谷・須賀神社」へ続く階段のようです。

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見比べてみると実際の場所とまったく似ていることから、ここの「四谷・須賀神社」で間違いなさそうです。

この場所、この場面は映画内でかなり重要度が高いようで、ポスターや関連グッズにも多く使われており、聖地巡礼の中でも、一番多く訪れている場所ではないかと思われます。

映画を見た人には感動の場所で、これから見る人にはストーリーを想像させる場所となりそうです。

須賀神社へ向かう階段は2つ瀧と三葉は鳥居正面側の階段で再会

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四谷・須賀神社へ向かう階段は2ヶ所あるのですが、瀧と三葉の再会場所は、上の立体マップで見ると黄色の押しピンが刺してある階段です。

 

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こちらが、その階段の全体写真です。
ここを上がって右に行けば、須賀神社の鳥居が見えます。

 

階段下を少し行った十字路付近。

 

そして、立体マップに青色の押しピンが刺さっているのがこちらの階段です。
ここの階段は、須賀神社へ鳥居の横から向かうかたちになります。

聖地巡礼!四ツ谷駅から須賀神社まで(動画)

さて、「君の名は」で聖地となったこの階段、またこの先にある「四谷・須賀神社」とはどういう神社なのか詳しくご紹介していきます。

 

須賀神社は四谷十八ヶ町の鎮守様!天王様と呼ばれる二柱の主祭神

出典:http://mymymemomemo.blogspot.jp/出典:http://mymymemomemo.blogspot.jp/

 

「四谷・須賀神社」は、東京都新宿区須賀町の四谷界隈の高台に江戸初期より鎮座する神社で、四谷十八ヶ町の総鎮守様です。

四谷十八ヵ町とは、須賀町・四谷一丁目・四谷二丁目・四谷三丁目・四谷四丁目・三栄町・本塩町・坂町・片町・愛住町・荒木町・舟町・若葉一丁目・若葉二丁目・若葉三丁目・左門町・南元町・信濃町の事です。

もともとは稲荷神社で一ツ木村の鎮守(今も赤坂)でしたが、1637年(寛永14年)に大名主馬込勘由が幕府の命の功績により現在の四谷一帯を拝領したのをきっかけに、1643年(寛永20年)の日本橋大伝馬町の守護神として、神田明神摂社に祀ってあった牛頭(ゴズ)天王(須佐之男命と習合)を四谷に合祀し御両社を祀るようになりました。

江戸時代は、「四谷牛頭天王社」「稲荷天王」などと呼ばれ親しまれていましたが、1868年(明治元年)神仏分離により社号をを須賀神社と改められた、旧社格は郷社。

須賀の名前はスサノオノミコトがヤマタノオロチ退治の故事より

インドの祇園精舎の守護神である牛頭天王(ゴズテンノウ)は、須佐之男命(スサノウノミコト)と同一視されており、明治までは須佐之男命を祀る神社を牛頭天王社と呼ばれていました。

須賀の名称は、須佐之男命(スサノオノミコト)が出雲の国で八俣の大蛇(ヤマタノオロチ)を討ち払い「吾れ此の地に来たりて心須賀、須賀し」と宣り給いて、宮居を占め給いし故事 に基づき名付られました。

http://www.kotohogi-gift.com/http://www.kotohogi-gift.com/

この時、足名椎命と手名椎命夫婦の末娘の櫛名田比売(くしなだひめ)が、八俣の大蛇に食べられるのを結婚を条件に救った事で、二人は一緒になり出雲の根之堅洲国(現・島根県安来市)の須賀の地(須我神社)で暮らしたとされます。

須賀神社の御社殿は豪華で優雅!多くの御祭神に多くのご利益あり

<社殿>

出典:http://tokusatsuherotoy.jp/出典:http://tokusatsuherotoy.jp/

戦前の1819年(文政2年)に造営された御社殿は、終戦前の1945年(昭和20年)5月24日に東京大空襲によって焼失。

かろうじて免れたのが御本殿と御内陣・摂社の天白稲荷社ですが、後生まで保存できるものではなく、大修復の末、1989年(平成元年)にコンクリート製とし落成となりました。

太陽の光に反射してキラキラした輝きを見せる青緑の屋根と金色をふんだんに使った御社殿は、豪華で美しい!
また、夜見てもライトが金色をより輝かせ、優雅さを感じさせます。

 

四谷須賀神社の主祭神は二神であらゆるご利益が叶う

四谷・須賀神社の御祭神
主祭神 須賀大神 須佐之男命(すさのおのみこと)
  稲荷大神 宇迦能御魂命(うかのみたまのみこと)
相殿   櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)
  右御子五男神 天忍穂耳命・天穂日命・天津彦根命・熊野樟日命・活津彦根命
  左御子三女神 多紀理姫命・市杵島姫命・多岐都姫命
合殿 大鳥神社 祭神:日本武命(やまとたけるのみこと)・天日鷲大神・大鳥連祖大神
末社 大国社 祭神:大国主命(おおくにぬしのみこと)

 

祭神 四谷・須賀神社のご利益
須賀大神(暦神) 暦神・諸願成就・土木建築・悪霊退散・諸難・疫病除けの神
稲荷大神 五穀豊穣・開運招福・商売繁盛の神


★須佐之男命(すさのおのみこと)と櫛名田比売(くしなだひめ)が仲良く暮らした事から、二人の祭られる神社は良縁・縁結び・結婚のご利益をいただけます。

須賀神社の境内

境内は比較的コンパクトで、都内ありながらも高台という位置と樹木に囲まれているためか、清々しい空気が流れており、気分お心も落ち着きます。

そして須賀神社の特徴は、多くの祭神が祀られているためご利益も多いパワースポットです。

<境内の天白稲荷神社>

摂社の天白稲荷神社には、祭神に倉稲魂大命、相殿に天照大神・応神天皇・神功皇后・大山祇神・猿田彦神・大物主神等の17柱の神が祀られています。


<神楽殿>

例大祭の土・日には神楽殿で奉納神楽等を終日行われます。

<祖霊社>


祖先崇拝の精神を忘れず感謝の誠を捧げ、日々御神明への御奉仕が行われれる祖霊社。

 

例大祭は神楽・神輿・露店並ぶ大人気の恒例イベント

毎年、6月初めの金曜日から月曜日迄行われる、四谷18ヶ町が参加する「須賀神社恒例大祭」は、四谷周辺の人ならず遠方からも足を運ぶ大人気の恒例イベントです。

例祭は、【宵宮 (前夜祭)】・【例大祭々典・境内露店出店】・【本社神輿渡御・境内露店出店】・【修祭】の四日間に分かれて行われる神社最大のお祭です。

例大祭で、3日目の本社神輿渡御には2年に1度だけ行われる本社神輿の出御があり、大人約100人程が約1.2トンの本社神輿を「四谷担ぎ」と呼ぶ独特の担ぎ方で担いで町内を巡り、見ている方も盛り上がり興奮が抑えきれません。

<本社神輿渡御>

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<神輿・屋根は鳳凰>

http://hanarai.jugem.jp/?eid=724http://hanarai.jugem.jp/?eid=724

神輿の屋根上を見ると天王社の氏子地域では神輿の屋根を鳳凰とし、稲荷神社の氏子地域では擬宝珠に変えて担ぎます。

<神輿・屋根は擬宝珠>

http://rekishi-roman.jp/page-12-3-1.htmlhttp://rekishi-roman.jp/page-12-3-1.html

<神楽殿・御神楽の奉納>

 

大鳥神社大祭の四谷酉の市は「開運熊手守」購入で宝くじが引ける

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毎年、11月の酉の日には大鳥神社(須賀神社)で「四谷酉の市」がおこなわれます。
2016年の日程だと「一の酉」は11月11日(金)で、「二の酉」は11月23日(水)です。

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酉の市の日には、階段に提灯やのぼり旗も飾られお祭一色です。

 

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本殿前にも提灯やのぼり旗が飾られ、その横では巫女さんから「開運熊手守」や「お守り」を購入できます。

http://jgweb.jp/6158http://jgweb.jp/6158

こちらの巫女さんが持っている「開運熊手守(かいうんくまでまもり)」は、須賀神社限定の手作り品です。
「開運熊手守」は、古くから熊手で福をかっこむと伝われており、開運・商売繁盛のお守り。

「開運熊手守」一体800円で、一体購入ごとに一回宝くじを引くことが出来ます。
かなり、高額品の商品が用意されているとか!

 

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これは可愛い手招き猫!商売繁盛・福来たる!

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地元、四谷の老舗和菓子屋「坂本屋」の「切山椒」は、職人の技で作られる上新粉に山椒の粉と砂糖を加え、拍子木型に切った餅菓子で須賀神社の酉の市の名物で、山椒の香りが厄をはらう縁起物の一品です。

須佐之男命を主祭神とする全国の神社

牛頭天王(須佐之男命)祭神とする須賀名の神社は、全国に数多く存在し、「須我」「清」「素鵞」などの名称の神社も祭神は同じです。

須賀神社は、八坂神社・祇園神社・八雲神社などと同様に祇園信仰の神社で、東京都には他にも同名の神社が台東区や杉並区に鎮座します。

東京都内その他の須賀神社

<杉並区 成宗須賀神社>

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御祭神は、素盞嗚尊(スサノヲノミコト)で、社名の成宗須賀神社(なりむねすがじんじゃ)は出雲の須賀社にちなんでいる。
南阿佐ヶ谷駅から南西へ徒歩約5分距離にあり、写真の社殿は1958年(昭和33年)に新築されたもの。

<台東区 須賀神社>

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明治元年施行の神仏習合を禁止する神仏分離令で、宝現院大円寺から分離して、須賀神社と社名を変更。
震災や空襲により、社殿は被災したため1961年(昭和36年)にコンクリート造りで再建された。

御祭神は素盞嗚尊(スサノヲノミコト)家運隆昌、疫病退散などのご利益があり、JR総武線・都営浅草線「浅草橋駅」から徒歩約5分程の場所に鎮座します。

須佐之男命が主祭神の全国有名神社

須佐之男命を主祭神とする神社で有名なのは、櫛名田比売(くしなだひめ)と安住の地として暮らした山陰の島根県で、八重垣神社(島根県松江市)・須佐神社(島根県出雲市)があり、他に八坂神社(京都府京都市)や熊野本宮大社(和歌山県田辺市)がなどがあります。

<島根県八重垣神社>

素戔嗚尊(スサノヲノミコト)と稲田姫命(イナタヒメノミコト)は結婚し、縁結びの道を開いた神でもある。
ご利益は、「縁結び」「夫婦和合」「子宝」「安産」「厄難除」。

<京都八坂神社>

 

御本殿十三座の内、中御座に素戔嗚尊(スサノヲノミコト)東御座に櫛稲田姫命(クシイナタヒメノミコト)が鎮座する。
御利益は、「良縁成就」「家内安全」「病気平癒」「商売繁昌」「開運成就」「試験合格」など。

「須賀神社例大祭」担ぐ人見てる人も大興奮の本社神輿渡御!(動画)

 

「君の名は」の聖地・須賀神社へ続く階段で思うこと

「君の名は」の聖地巡礼で、須賀神社へ続く階段に訪れる人やこの場所のみの写真撮影で帰られる人もいるようですが、ここまで来たら絶対「四ツ谷・須賀神社」の参拝も行って見てはいかがでしょうか。

何故か、新海誠監督がこの階段をラストシーンにしたのは意味があるからではないかと思われます。

須賀神社の御利益は諸願成就(しょがんじょうじゅ)、瀧と三葉の願いを叶えるにはこの神社が必要だったのでは?
諸願成就は、諸々(いろいろな)の願いを叶える事。

そこへ向かう二人の願いは、心の奥にある本当(記憶)を知ること。
そんな願いを叶える神社が、須賀神社ではなかったのか。

私自身は、そう感じています。

四谷・須賀神社の詳細情報

【四谷須賀神社】
所在地:〒160-0018 東京都新宿区須賀町5番地
TEL:03-3351-7023 FAX:03-3326-1544
公式ホームページ⇒四谷・須賀神社

【利用可能時間】
年中無休

【参拝料金】
無料
八方百難除(はっぽうひゃくなんよけ):
年の初めにその一年の間、身に降りかかる災いを神様に守って頂く伝統のお祓い。

ご祈願:午前9時00分~午後4時30分

【アクセス】
マイカー:参拝者用駐車場有り(他近隣にコインパーキング有り)

JR:中央線「四ツ谷駅」より徒歩10分程
JR:総武線「信濃町駅」から徒歩で12分程

地下鉄丸の内線・南北線で「四ツ谷駅」より徒歩10分程
地下鉄丸の内線で「四谷三丁目駅」より徒歩8分程(これが一番近い)

【お宿情報】:>>四ツ谷須賀神社の周辺宿はこちら【楽天たびノート】

【須賀神社周辺のマップ】

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